8月12日の夢(原宿の洪水)

 会社の一部屋に布団が敷き詰められ、布団部屋になっている。四方の壁も全面青緑の布でおおわれている。ぼくは会社で徹夜明けで、午後4時に帰宅することにする。会社を出てタクシーに乗る。そこは以前会社のあった原宿の街。街は洪水になっており、路面には一面泥水があふれている。どこから水が来たのだろうと眺めると、通りの反対側のビルのてっぺんあたりから、水がどんどん流れ落ちてくるのだ。
 乗ったタクシーは運転席が後部座席にあり、ぼくの前はフロントグラスだ。とても景色がよく見えるかわり、ほかの車に衝突しそうでちょっと怖い。道路には洪水対策の作業車がたくさん出動しており、両側にそれらが並ぶ真ん中をタクシーは走る。作業車がドアを開けたり、作業員が降りて作業を始めようとするので、今にもタクシーはその間で動けなくなってしまうのではないかと気が気でない。だが、うまい具合にタクシーはそれらをすり抜け、ゆっくりではあるものの着実に前進していく。こんな状況の中でこの道を進めるのは、きっとぼくの乗ったタクシーが最後になるだろうと思う。

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