3月18日の夢(横に動くエレベーター)

 エレベーターに乗って、11階のボタンを押す。ぼくはエレベーターの窓を少し開け、身を外に乗り出したまま9階まで昇る。そこでアナウンスがある。「これからエレベーターは横に動きます。危険なので、身を乗り出して手や顔を出すのはおやめください」。ぼくも慌ててドアを閉める。エレベーターの中はまるで電車の中のようだ。10階からエレベーターは横へ水平に走り出す。11階に着いた。ぼくはお経のように見える黒いデジカメを慌ててポケットに押し込み、荷物をたくさんエレベーターの中に残したまま、外に出る。そこは屋上だった。いっしょに降りた乗客たちはまたエレベーターを待っている。きらきらする朝日の中を右奥から列車のようにエレベーターが驀進してくる。

カテゴリー: | 3月18日の夢(横に動くエレベーター) はコメントを受け付けていません

3月15日の夢(取材)

 電車に乗って、取材に出かけた。JRの山手線らしい駅のホームで乗り換えようとして、電車に乗り間違えたことに気づく。目指す駅にはここからどう行けばよいのだろう? ふと気づくと、カバンは持っているが、手提げの紙袋をどこかに置き忘れたようだ。中に録音機も手土産も入っていたのに。早めに出てきたので、まだ一時間ある。その間に二つをどこかで手に入れられるだろうか? 絶望的な気がする。

カテゴリー: | 3月15日の夢(取材) はコメントを受け付けていません

3月13日の夢(抗議集会)

 長老詩人のY氏が最近発表した詩は、詩壇ジャーナリズムを批判する勇気ある作品だった。それに対して弾圧が予想されることから、詩人の有志数人が駅頭に出てマイクを握り、応援演説を行う。ひとわたり全員が演説した後、最後にまたぼくにハンドマイクが渡された。「かつてS氏の詩でも弾圧があり、ぼくの詩でもあった。Yさんの詩でも同じことが起きるかもしれないので、念のため・・・・していこう!」とぼくはアジる。だが、マイクの電源が入っていないのか、ぼくの声は全く聞こえない。

カテゴリー: | 3月13日の夢(抗議集会) はコメントを受け付けていません

3月12日の夢(浜松出張)

 浜松に出張したぼくは東京に帰ろうと私鉄の駅に行く。ところが切符の自販機がなく、窓口でしか買うことができない。デスクを一つ置いただけの窓口には、丸顔の駅員が座っているが、中年の女性たちが一斉に切符を買おうと囲んでいて、とても近づけない。あきらめて駅から外に出る。駅は道路の上の高架駅だった。「しまった。せめて駅にとどまるべきだった」と思うが、もう遅い。しかたなくJRの駅を探して、道路を歩きだす。タクシーに乗った方がいいだろうか、と思う。

カテゴリー: | 3月12日の夢(浜松出張) はコメントを受け付けていません

3月11日の夢(村上春樹インタビュー)

 ホテルで村上春樹のインタビューをかる。ホテルのロビーというより、舞台のようなところで椅子に座った村上は、機嫌よくぼくのインタビューに応じてくれたが、掲載に当たって条件を付けた。編集部としては二本の特集の柱を用意しており、村上のインタビューはそのうちの一本だったのだ。デスクの男性とぼくは「春樹のインタビュー一本だけでは、あまりにも当たり前の企画になってしまうなあ」と残念がる。

カテゴリー: | 3月11日の夢(村上春樹インタビュー) はコメントを受け付けていません

3月5日の夢(殺し屋認定)

 ぼくはピストルを使う殺し屋で、ある女性の依頼により、人を殺そうとしている。殺し屋には業界としての認定機関があって、今日はそこから「優秀な殺し屋」としてのお墨付きをもらった。しかし、久しぶりの実戦であり、ピストルの撃ち方を忘れていないか、心配である。

カテゴリー: | 3月5日の夢(殺し屋認定) はコメントを受け付けていません

3月1日の夢(薬がない)

 一昨日会社に置き忘れてしまった薬の袋を、昨日自宅に持ち帰った。ところが今日はその薬をすべて家に置いてきてしまった。薬が切れたためだろうか。なんだか息苦しい。あきらめきれずにデスクの後ろの棚を、本の背表紙を声に出して読み上げながら探すが、もちろんそんなところに薬があるはずはない。

カテゴリー: | 3月1日の夢(薬がない) はコメントを受け付けていません

2月12日の夢(ぼくはスパイ)

 電車が駅に停まった。駅名がよく見えないが、ここはぼくの住む狛江らしい。ちょっとうろうろしてから、ホームに降りる。どこかで休みたいと思う。
 駅前に旅館がある。勝手に上がり込むと、空き部屋がある。中に入って、スパイの七つ道具をチェックする。作業はすぐに終わり、帰ろうとすると、空き部屋に電気がついていたことで、従業員に気づかれたようだ。急いで部屋の出入り口に行く。
 出入り口のドアはマジックミラーになっていて、鏡の向こうにこちら向きに正座する女性の姿が見える。この旅館のおかみだろうか。ぼくの方からドアをがらりと開け、旅館の外に出て近くの住民たちもまじえ、みんなに事情を説明する。どうやらあの部屋を定宿にしている男がいて、今日も深夜にその部屋に入り、明け方に出て行ったため、部屋がたまたま空室になっていたらしい。どうもその男には怪しいところがある。きっとぼくの同業者かライバルのスパイだろう。
 ぼくの傍らに鏡のついた広告台のようなものがあるが、そこに何か黒いものがぱらりと落ちた。拾い上げてみると、スパイ用の盗聴器か何かだ。ぼくのものか、男のものか分からないが、何気ない顔をしてポケットに入れる。

カテゴリー: | 2月12日の夢(ぼくはスパイ) はコメントを受け付けていません

2月10日の夢(1丁目1番地)

 ぼくは地元の町で宅配便配りのアルバイトをしている。荷物と伝票を照らし合わせていると、伝票にない荷物が沢山ある。どうやら店主がぼくにプレゼントしてくれたお菓子らしい。
 街の中心部の喫茶店で一服する。店主と客がこの町の「一丁目一番地」について話している。そういえば、ぼくはこれからその「一丁目一番地」を取材に行くところだ。どうやら窓から見える交差点の向こう側が「一丁目一番地」だと見当をつける。
 ところが、そこへ行くのを忘れて、ぼくは気がつくと全く別の駅に来ていた。大雪で駅の構内も線路も真っ白だ。電車から線路に降り、歩いてホームに上り、待合室に入る。ぼくの手には指令書のようなものがあり、そこにはこの町の地図がある。長方形に囲まれた場所が示されており、110円の自転車に乗って、そこへ行くようにということだ。突然、隣にいた男が「その地図を見せろ」と言い、「いやだ」と拒否するぼくとの間で地図の引っ張り合いになる。なんとか地図を奪われずにすんだものの、ぼくは自転車に乗れないのだ。でもこのくらいの距離なら、歩いても大丈夫だろうと思う。

カテゴリー: | 2月10日の夢(1丁目1番地) はコメントを受け付けていません

2月5日の夢(壜詰の蓋)

 いくつかの壜詰が横に並んでいる。みんな黒い蓋がはめてある中で、一つだけ白い蓋のものがある。「まだ温めたばかりで、開けるのは無理だ」と言われるが、ぼくはその白い蓋をそろりそろりと回して開けていく。

カテゴリー: | 2月5日の夢(壜詰の蓋) はコメントを受け付けていません