11月7日の夢(汚いが信頼される会社)

 ぼくの勤務する会社は階段に綿埃がたまっており、玄関は色とりどりの雑巾で埋まっている。自分の靴を探そうにも、いつも片一方しか見つからないくらいだ。でもとても良い仕事をする会社なので、信頼され、訪ねてくるお客がひきもきらない。

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11月6日の夢(水中から来た友達)

 会社には二つのオフィスがあり、右がぼくの勤務するオフィス。左の部屋は会議室。二つの部屋の間に壁はなく、そのままつながっている。

 今日は左の会議室に全員が集まり、海外の基金から借りる写真の件で盛り上がっている。とても良い条件で借りられるようで、ぼくが以前ダイアリーを制作するときに写真を借りたのも、ここではなかったかと思う。

 突然、右の部屋からいろんなものが、左の部屋へ吹き飛ばされてくる。ぼくが一人で右の部屋に戻ると、ドアに大穴があいているではないか。風でさまざまなものが飛び散らかって、大変な騒ぎだ。ぼくはそのことを会議室に戻って報告するが、誰一人ぼくの話には関心を示さない。

 外に出て、池を覗き込むと、水中に奇妙な生き物が沢山おり、その一匹が地上に出て、ぼくに近づいてくる。皆はぼくをそいつから守ろうと、人垣をつくる。だが、そいつは言葉がしゃべれるのだ。ぼくが「写真を撮ってもいいですか」と尋ねると、そいつはフレンドリーに「いいですよ」と答え、皆がびっくりする中でぼくらは友達になる。

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11月5日の夢(鮎川さんの通夜)

 詩人の鮎川さんが亡くなったと聞き、妻とS社のO会長の三人で、通夜に出かける。川のような細い池があり、そこにO会長がはまってしまうが、難なく助け上げる。だが会場に着くと、二人は中にすうーっと入ってしまい、ぼくだけが残される。会場は二つの部屋に分かれており、両方の部屋を見て回るが、若い人たちが多く、なぜか一人も見知った顔がない。

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10月24日の夢(退職後の有名俳優)

 電車に乗って、ある田舎町に妻と降りる。市民の集会室のようなところに行くと、有名な男性俳優がいる。Y社のピアノを演奏してもらえるよう交渉する。俳優は自分から名刺を取り出し、「現役はやめたので、退職後はこういう名前を使っているんだ」と言う。どうやら芸名ではなく、これが本名らしい。ぼくも「退職後はこういう名刺です」と、ちょっとふざけたデザインの名刺を渡す。しかし、ピアノやエレクトーンを屋外で弾いてもらうのは、雨が降ったらまずいだろう。「ロケハンしよう」とぼくは妻に言う。ふと見ると、ホールの真ん中に高い壁が建っている。「爆発物のようなものが見つかって、あの壁の向こうに置かれているみたいだよ」と、退職後の俳優は言う。

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10月23日の夢(父親と赤ん坊)

 久しぶりに名古屋の実家に帰り、テーブルを囲んで一家で食事をする。テーブルは長方形で、短辺の側にきゅうくつそうに父と母が並んで座る。ぼくと妻は長辺の方にゆったりと座る。黙々と食事をした後、外に出ると玄関の前に山のようにゴミが置かれている。

 商店街に行く。宝石店では朝礼がちょうど終わったところで。ぼくは店員のいなくなった店内に入り、店員のようなふりをして、お客に近づき親し気に話しかける。と、いきなり店の中は店員でいっぱいになり、ぼくは逆に店員の女性から接客を受ける。しかしそれは接客というより、ぼくを監視しているのだという気がする。

 前後関係がよく分からないが、ぼくはパーティーに出席している。会場にはいくつもソファーが並び、ぼくは自分のかけている椅子が、一番大きな、父親の椅子ではないかと不安にかられる。しかし見回してみると、会場にはもっと大きな椅子があり、そこには知らない客が座っている。右の壁際に小さなステージのようなものがあり、そこの玉座のような椅子に「ねこみみさん」と呼ばれる、ふさふさした髪の男性が座っており、「大阪から来た」と紹介される。ぼくは「本当にあのねこみみさん?」と驚いて尋ねる。ちっともねこみみらしくない男は、それでもにこにことしたまま、ぼくにしきりにうなずいて見せる。

 実家に帰ると、隣室の窓から突然赤ちゃんが這い這いして入ってくる。とてもいたずら好きな赤ちゃんだ。その子を抱き上げて散歩に行く。駅へ行くと、「階段を登れない」と言って泣き喚く、見知らぬ女がいる。ぼくは見て見ぬふりをして、さっさと階段を登る。しかしうっかりして、赤ちゃんを階段の下に置いてきてしまったことに気づく。慌てて戻ると、赤ちゃんは一人で数段階段を登っている。ほめてあげると、いつのまにか赤ちゃんは立派な少年になり、ぼくを連れて三階のホームへ登る。そこは南海電車のホームなので、「これでは家に帰れない」と言うが、少年は「これに乗るんだ」と言って、きかない。

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10月13日の夢(お菓子で造るトレーラー)

 ある男性のお宅を訪ねる。家の中は男女の弟子たちで溢れかえるほどだ。彼が教えているのは、お菓子で造るトレーラーの模型だ。カステラに生クリームを塗って、トレーラーの胴体部分を造るのを手伝うよう指示される。なんとか生クリームを塗り終わり、ほぼ完成したと思うのだが、師匠は別室で弟子たちに囲まれていて、こちらの部屋に来ようとしない。そこへ旧知の「教授」というニックネームのあるS氏が現れたので、力を貸してくれるよう頼む。ところが彼は不器用で、お菓子作りが全くできない。造るどころか、せっかく出来上がったお菓子のトレーラーを壊してしまい、「これはできないよ」と平然としている。ぼくはしかたなく隣室の師匠に「できませんでした」と報告に行く。

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10月10日の夢(海外修学旅行の)

 新規事業の企画書を書いて、М専務のところへ持って行く。オフィスはガラス張りで、新緑の美しい風景が広々と見渡せる。専務は黙って企画書を受け取ると、デスクに置かれた箱の中へ入れる。中学の修学旅行に南アフリカへ一人20万の予算で行かせようという企画だ。

 そのまま企画書のことは忘れていたが、ある日ランチの際にオフィスを通りかかると、前室のようなスペースにテーブルと椅子が置かれ、若い社員たちが食事をしながら新規事業の打ち合わせをしている。拡げられた資料に見覚えがある。「あっ、それってぼくと関係ある?」と尋ねると、彼らは慌てて「ないない」と首を横に振る。

 考えてみると、新規事業の案を出せと言われ、たまたまある旅行業者の資料にあった南アフリカ一人20万修学旅行の企画書を出してしまったが、あまりに高額過ぎるのではないか。あの業者だって、もっと安いツアーを企画しているはずだ。いつもコンビを組んでいる営業のNくんにプランニングを手伝ってもらおうと、営業部に行く。部長席を見るがいない。そういえば彼は降格されて平社員に戻ったはずだ。壁の席次表を見るが、どこにも彼の名前はない。居合わせた社員に「Nくんはどこ?」と尋ねると、皆笑って「ゴミ箱の隣よ」と言う。

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10月7日の夢(大人びた子供)

 会社にいるが暇なので、ヒマラヤについての本を読んでいる。同僚が「その本は?」と訊いてくるから、「ああ、この企画はつぶれちゃったよ」と真面目な顔で返事をする。

 突然、大先輩の総務部長M氏がにこやかに現れる。もう相当な年齢のはずだ。「お元気そうですねー」とぼくは明るく声をかける。

 会社の別館にある幼稚園で、子供たちがお芝居をしている。お母さんたちがそれを熱心に見守っている。その輪の中に入り、子供たちに話しかけると、意外に大人びた応対をするので驚く。きっとぼくと話したことも、この子たちの成長の糧になるのだろうと、なんだか心強い気がする。

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10月5日の夢(二匹のバッタ)

 市街地とも墓地とも見える場所を歩いている。ふと痛みに気づいて下を見ると、二匹の緑鮮やかなバッタが足に食いついている。取りたいが、通行人が多いので、トイレに入ろうと思う。しかしトイレからは上流マダムが続々と出てくるので、入ろうにも入れない。

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10月3日の夢(名刺がない)

 先輩社員にくっついて得意先を訪問する。先輩が得意先の夫婦(どうやら漁師らしい)に挨拶し、納品を済ませる間、ぼくはただ後ろでにこにこしているだけだ。一応挨拶をしようと鞄の中の名刺を探すが、見つかるのは他人から貰った名刺ばかり。「あいにく名刺を切らしてまして」と型通りの挨拶をしてすまそうとするが、どうやらそんな必要もなさそうだ。無難に頭をぺこぺこさせて、得意先を後にする。

 会社に戻る。まだ社員たちは誰も出社していない。ひとりぼっちのオフィスで自分のデスクに座り、足元の箱の中をごそごそ探る。こないだ100枚名刺を注文したばかりのはずなのに、箱の中には一枚の名刺もない。また注文すればすむことだが、あまりに無駄遣いだと怒られそうだ。

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