4月28日の夢(再軍備を主張する男)

 戦争から生きて帰ってきた男が、事業をしながら選挙に出馬した。その主張は「日本に軍隊をつくる」こと。その男の経営する店の従業員が車で選挙運動に出発したが、その車は装甲車のような造りだ。男は別の場所で一人で選挙演説をしている。駅ではたくさんのテレビの画面に、さまざまな番組が流れているが、それらはみんな男が金で買収して、自分の主張を盛り込んで作らせたドラマや歌謡曲だ。そこへ数人の男達がこっそりと後ろから忍び寄り、男を逮捕してしまった。彼らは男を好ましく思わない政府の官憲だ。すると、車に乗った男の従業員たちはそのまま寝返って、今度は政府の主張に沿った選挙運動を続ける。

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4月25日の夢(トイレ夢)

 いつもながらのトイレ夢です。
(夢ここから)
 起きて、トイレに入る。トイレには左隅に普通の便器が、中央にでんと横長の茣蓙のような形の大きな便器(?)がある。ぼくはその真ん中の便器におしっこをしていたのだが、気がつくと我が家で息子同然に居候させている十代の若者たちのうちの一人が、ぼくの前に仁王立ちになり、別の居候の少年と大きな声でしゃべりながら、その便器で我が物顔におしっこを始めた。ぼくはその後ろから、彼にかからないよう、遠慮しながらおしっこをする形になる。二人ともおしっこをし終わって、見ると、便器の位置にはきれいな布団が敷いてあり、それが彼のおしっこでびしょびしょになっている。ぼくはたちまち頭にきた。恩を仇で返すとはこういうことではないかと、完全にキレてしまう。さっきおしっこをしていた少年を呼びつけ、「これを見ろ! 自分で洗って、干して、乾かせ!」と怒鳴りつける。しかし、眠いので呂律がうまく回らない。

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4月23日の夢(研究会)

 ぼくが講師をしている某研究会が、今月から会場を変えるは、相棒の講師も変わるはで気になっていて、こんな夢になりました。
(夢ここから)
 今日が従来の研究会としては最後の回だ。それなのに開会時間の午後4時の3分前になっても、殆どメンバーが姿を現さない。会場は古びた民家の和室で、詩の研究会ではなく、昔の算盤塾のような雰囲気。誰も来ないので、部屋には子どもの勉強机のようなものが三つ並べられているだけで、全然会場設営もできていない。相棒の講師も別の部屋にぷいと出ていったまま、戻ってこない。いつも来るIもUも今日のことを忘れてしまったのだろうか。
 そこへ今まで来たことのない女性一人、男性二人のグループが「この講座は私たち、初めてだわね」と言いながら突然入ってきて、なれなれしく畳敷きの会場に座る。この会場で別の講座を受けていた常連なのだろうか。
 さらに、新しいういういしい感じの若い女性が一人、飛び込んできた。「小林と言いますが、私、初めてなんです。前から始めたいと思っていたんですが」と、期待に顔を輝かせながら言う。そして会費の千円札を手に持ち、そこに置かれた封筒か箱のようなものに「入れる?」と、ぼくに尋ねる。ぼくは慌てて、「いえ、ぼくが貰います」と言って、千円札を受け取る。そして、何かに受け取ったことをメモしておかなくてはと思い、手帖の住所録を開いて、ページの余白に「井上」(なぜか「小林」のはずなのに、「井上」にかわっている)と記入するが、これでは忘れてしまいそうだ。そこで、会場でこれから合評するはずの作品集をカバンから取り出し、「作品を出しておられますか」と尋ねる。彼女は目次を指さして、「この『暖』という作品を書いている『ほうきがやつ』というペンネームが私です」と、目を輝かせて言う。

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4月22日の夢(統計データ集)

 妻と食事をしながら、分厚い本をめくっている。それは日本の統計資料集。その中に、日本人の身長が確実に高くなってきたというデータのページがあるはずなのだが、めくってもめくっても沖縄や鹿児島あたりの地図があるばかりで、目指すデータは見つからない。
 ぼくは赤鉛筆で、明日持参する持ち物のメモをとる。まずアラーキーの写真集が必要だ。

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4月21日の夢(カレーライス)

 土曜日だというのに、みんなでクライアントの事務所に行き、仕事の打ち合わせをしている。事務所は銀行みたいな雰囲気だと、夢の中の自分は思っているが、実際はホテルのロビーに近い。クライアントの方もほぼ全員出勤しており、普段の営業日と変わらない。
 仕事が終わり、バスで移動する。みんな、とても空腹だ。途中で、ぼくらを支援している人の家に寄る。大きな部屋にロの字型にテーブルが置いてあり、思いがけずカレーライスを出してくれる。嬉しい。興奮して、テーブルに我がちに座る。もしかして、ぼくの席がないのではないかと心配するが、ちゃんと入り口近くの末席に座ることができ、カレーライスにもありつけた。ぼくの隣は外国人の男性である。大きな楕円形の皿の中央に炒めたライスが盛られ、一見量が少なそうだが、食べてみるとご飯がこてこてに固めてあって、結構量が多い。そしてカレーは皿の片側に寄せられてあるのだが、手狭で腕がつかえて使いずらい上、スプーンも置いてあるのに、なぜかぼくはフォークを手にしているので、うまくカレーとライスを混ぜにくく、ぼくはライスばかり食べている。でもとても美味しい。気がつくと、ライスのかたわらに透明な袋がついている。袋を破り、中身をライスにかけてみると、それはビール味の調味料でさらに味に深みが増し、ますます美味しくなる。こんな歓待を受けてよいのだろうかと、みんな感謝の気持ちでいっぱいだ。実は、ぼくらがどこかへ預けたお金の利子がふくらんで、二倍以上になっているから、そのお金があるから大丈夫なのだという。その証拠としてレシートのようなものを見せてもらう。なるほど、ドルで記されたお金が既に三倍近い額にまで増えているのだった。みんな安心して、もりもり食べる。

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4月19日の夢(学生に戻る)

 ぼくは学生で、レストランのカウンター席で、友人の母親(母親だけで、友人の姿はない)のご馳走になっている。ご馳走を食べながら英語の予習をしている。ぼくはこのレストランにいる間しか、勉強をしない学生なのだ。テキストの中の知らない単語を一つ一つ辞書を引き、その意味をテキストに鉛筆で書き込んでは、訳文を作っていく。幸い、すらすらと訳文はできていく。どのあたりまでやれば次の授業の予習として十分だろうか? ところが気がつくと、まだ辞書を引いてない部分のテキストの本文の、難しい単語に既に訳が書かれている。ぼくの前に誰か女子学生がこのテキストを使っていて、やはり予習のために意味を書き込んでいたのだろうか? 突然、隣に座っていた友人の母親が「デザートは何にする?」と声をかける。「デザートは何でもいいです」と答えるぼくに、彼女は「そうよね。一色さんはいつも何でもよかったのよね」と言う。そして、ふとカウンターのかたわらを見ると、既にガラスの器に入ったデザートの盛り合わせが来ていた。

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4月16日の夢(頭突き)

 アメリカでは銃乱射。長崎では市長が撃たれる。暗い一日でした。
(夢ここから)
 目覚めると、美術館の一室。誰かの個展が開かれている様子だ。見回すと、壁に飾られた小さな古い何枚もの写真が目にとまった。野外のセールスマン大会で、成績の悪いセールスマンが首をうなだれて叱責されている様子を撮影した写真だ。寝そべった姿勢のまま、さらに天井に目をやると、天井には藁がいっぱい敷き詰められていて、まるで野原のよう。天地が逆転したような錯覚におちいる。
 かたわらにM編集長がいて、ぼくに「このひとつひとつ手作りされた椅子が素晴らしい」と言う。首を持ち上げてみると、壁際に何列にもわたり木製の椅子が並べられているが、その一脚一脚のデザインが違う。確かに、これらは手作りの椅子だ。
 室内には美術館のキュレーターもいて、「そして、この壁を壊す役割の人がいる」と言う。椅子の前にはいくつかの縦長の箱があり、そこには壁の絵が描かれている。一人の男がむっくり床から起きあがると、絵の中の壁にうめき声と共に頭を突っ込む。めりめりと音を立てて、裂ける壁。男はその頭突き行為をすべての箱に対して次々と行う。破られた箱の内側には別の壁の絵が描かれていて、この行為は繰り返し行える工夫がされているらしい。なるほど。これは凄い作品だ!と、ぼくは感嘆する。

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4月15日の夢(地下の会社)

 出前授業専門の高校に勤めている。いろいろなところへ講師を派遣しており、犬たちのところに授業をしに行ったこともある。今度は水商売の花街の女性たちから、授業を頼まれた。花街の座敷の真ん中に通路がまっすぐ延びていて、その向こうに彼女たちの教室がある。花街の女性達は方言がきついので、ぼくはそこへは行きたくないと思う。しかし、生徒達の評価で教師の査定が決まるので、断るわけにいかないのが実情だ。
 外から会社に帰ってきた。二人の男性が「S社は知的な変態みたいなところがあって、そこがぼくは好きなんだ。もっとそういうところを見せてくれればいいんだけど、なかなかそういうところを見せてくれないんだよな」と、うちの会社に対する批評を立ち話している。
 ぼくはそれを冷ややかに聞き流して、S社への入り口の階段を下りる。S社は地下にあって、地上の岩にあいた四角い穴から入るのだ。地下は四角い広い空間になっていて、その周囲は回廊のようになっている。回廊はところどころ高低差があり、そこに登ったり降りたりしながら進む。メンバーの一人が回廊の一角で祈祷を始めるが、ぼくをはじめ他の社員は靴を脱いで両手にぶら下げ、その社員のかたわらをさっさと通過して会社の中に入っていく。

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4月14日の夢(道に迷う)

 大阪で開かれる詩の会合に出席するため、道路を歩いている。終戦後の名古屋の自宅近くを思わせる緑豊かな道だ。前方を若い女性詩人のNさんが通りがかりの人に道を尋ねながら歩いている。彼女と連れだって行こうかと一瞬思うが、話しながら歩くのがわずらわしいので、声をかけるのをやめる。彼女はすたすたと前方に早足で歩いていき、あっという間に視界から消えてしまった。今度は長老詩人のK氏がよろよろと歩いているのに出会う。これまた一瞬、声をかけようと思うが、足の悪い彼と歩いたのではいつ会場に着けるか分からない。知らないふりをして、追い抜いてしまう。
 地図を見ると、会場は山の上にある温泉町のホテルだ。電車の駅を降りて、多分このあたりだと思うところへ行く。まっすぐにメインストリートが延びていて、その両側に横に長い大きな建物がいくつも並んでいる。この建物だと思って近づいた建物は、会場ではなかった。メインストリートの向こう側の斜め向かいにある建物がそうらしい。
 通りを渡って、その建物に入るが、ここも違っていた。さらにその隣の建物を訪ねるが、ここも会場のホテルではない。道に迷っているうちに、もう30分は遅刻してしまったと思い、腕時計を見ると、幸い20分しか経っていない。携帯を右手に持ち、左手に案内状を持って、そこに書いてある会場の電話番号にかけようと思うが、強い風に案内状があおられ、片手で電話番号を押すのは難しい。
 やっと電話が通じた。もう会場には全員到着していて、まだなのはぼくだけだという。なんだ。それなら、NさんかK氏についていくんだったと後悔する。

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4月13日の夢(靴がない)

 客船に乗って、日本の沿岸を旅している。船室に靴を脱いで上がり、床に座っている。だが、初めての船旅に緊張して、どこに靴を脱いだのか忘れてしまった。いくつかの靴箱を探してみるがない。何度も探し回り、船首にある一等船室まで探しに行くが、やっぱり見つからない。
 しかたなく船室に戻り、ふと自分の足下を見ると、誰のものとも分からない片足ずつ別の靴をつっかけている。いつのまにか、誰かの靴を失敬したらしい。とにかく、誰か船員か乗客に自分の靴が紛失したことを言おうと思うのだが、なかなか声をかけるチャンスがない。妻に靴を買ってもらい、これから着く港まで列車に乗って届けてもらおうかと思う。

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