11月5日の夢(屋根の上で寝る)

 ぼくはむさくるしい中年の男といっしょにビルの屋上で寝ている。真夏で、寝苦しい。ぼくは男に「クーラーはついているの?」と声をかける。男は「ついているよ」と答える。体を布団から起こしてみると、ぼくのすぐ傍らに大きなクーラーがあって、試しに手を当ててみると、僅かながら涼しい風が吹き出している。男は上半身を起こした、かなり無理な姿勢で眠っている。
 妻と富士山へ行く。ゲートがあって、女性係員が受付をしている。ぼくは彼女になぜか定期券を差し出す。それを見て、女性は「一色さんですね?」と言い、「申込書をいただけますか?」と声をかけてきた。ぼくは慌てて鞄の中をがさごそ探し、切れ端をつなぎ合わせた不格好な一枚の紙を彼女に手渡す。そして、後から来た妻にも「申込書だって」と、提出を促す。

カテゴリー: | 11月5日の夢(屋根の上で寝る) はコメントを受け付けていません

11月2日の夢(飲みに行って道に迷う)

 出張帰りの駅で詩人のM(男性)とW(女性)にばったり会い、飲みに行かないかと誘われる。「ちょっとだけなら」と言って、二人について飲み屋に入る。
 二人はすぐさま、それぞれのお酒を注文し、発泡酒のようなものがすぐ運ばれてきた。ぼくは飲めないので、「ウーロン茶でいい」と言うが、急にほかの客が立て込んできたため、お店の人には聞こえなかったようだ。三人の間でしばらく気まずい沈黙が続くが、ぼくが「まあいいや、やっちゃおう」と言い、手元にあった番茶の湯飲みをとり、乾杯の音頭をとる。三人のグラスが合わさった瞬間、Mはさっと自分のグラスを傾けて、自分の酒をぼくの湯飲みに流し込む。ぼくはそのままお茶で薄まったお酒を飲み、少しだけ酔いを感じる。
 二人と別れ、駅に帰ろうと歩き出すが、道に迷ってしまう。なんだかタイムスリップしたような街並みに入ってしまい、車など走っていない細いこの路地は本当に過去の時代なのかもしれないと思う。でも地元の人に「タクシーを拾えますか」と尋ねると、「裏に大きなお寺があるから、そっちへ行ってみたら?」と言われる。どうやら過去に戻ったわけではないらしい。
 確かに一本裏へ抜けると、そこには車がどんどん通る広い道があり、その向こうに寺院がある。MとWも加わり、タクシーを探すが、都会から離れた場所なので、流しのタクシーなど一台もいない。ひっきりなしに通る車に混じり、バスも何台か通り過ぎるが、みんな昔懐かしいボンネットバスで、満員のため、乗ることができない。どんどん時間が過ぎていく。

カテゴリー: | 11月2日の夢(飲みに行って道に迷う) はコメントを受け付けていません

10月31日の夢(分裂バス)

 車に乗せてくれるという。車といっても、これはバスだな。しかし、バスの車体は前と後ろと真っ二つに分裂している。前の車体の部分は、床がなくて、座席は直接地面に置かれている。椅子には沢山の乗客が座っている。でも、これで走れるのか? 一方、後ろの方は地面からかなり高いところに床があって、沢山椅子が置かれているが、乗っているのはカップルの男女一組だけだ。なんだか堂々とした態度で乗っている。ぼくは「よっこらしょ」という感じで、後ろの車体によじのぼり、床に座って足を外にぶらぶら垂らす。
 運転手が「本当に走れることをこれから示します」とアナウンスして、発車する。すると二つに分かれていた前の車体と後ろの車体が接近して合体した。ぼくは間にぶらぶらさせていた足をはさまれそうになり、慌てて「ちょっと待って!」と叫ぶ。無事、足を引っ込め、車体も一つになって、バスは走り出す。ぼくは自分の鞄とハンカチと財布を、合体した前の車体の椅子の上に放り投げる。

カテゴリー: | 10月31日の夢(分裂バス) はコメントを受け付けていません

10月30日の夢(二人は主役?)

 ぼくと女性と二人であるテストを受けに行く途中で、女性長老詩人のSがぼくら二人を映画の主役に抜擢してくれた。テストは終わったが、前方の部屋で映画の撮影準備が進行中で、忙しくスタッフが機器を持って出入りしており、とてもそちらからは出られない。仕方なく回れ右して、テストを受けている人たちの机の脇を通り抜けて、後ろから外に出た。
 いつの間にか12時を過ぎていて、お腹が減った。
 女性と展覧会を見に行くことになる。ある小さな国の本の展覧会だ。最初のうちこそ、確かに本が展示されているが、途中から単なるパンフレットや写真ばかりが展示されている。中に一冊、火山の写真集があった。小さな国なので、火山も玩具のように小さい。
 女性は何冊かの本を買い、レジの行列に並ぶ。ぼくもすぐ隣の行列に並び、手にお札をいっぱい持っているが、何も買う本がない。彼女が「お金が足りないので、貸してほしい」と言うので、ぼくのお札をレジに出す。お釣りが返ってきたので、それも彼女に渡さなくてはと思う。
 本を買ったつもりだったが、それはバスの切符だったらしい。「あれ、バスは?」とぼくは彼女に尋ねる。彼女は黙って、今来た道の方を指さす。あそこからバスに乗るのだ。ぼくらはバス停に向かって歩いていく。

カテゴリー: | 10月30日の夢(二人は主役?) はコメントを受け付けていません

10月28日(オートバイの飛行)

 巨漢詩人のO氏たちといっしょに、どこかの店の座敷のようなところで会合をしている。O氏がバイクに乗って、空中に飛び上がる。飛行するバイクなのだ。だが、暴走気味で、墜落するように着陸して、ぼくの隣の男性に間一髪で倒れかかる。もう一度飛び上がるが、今度は着陸したとき、前輪が寝ているぼくの喉元にかかり、ぼくは素手で前輪を受け止め、難を逃れる。彼は「ごめんごめん」と言う。
 会が終わり 、机や椅子を片付けていると、係の女性が「あっ、○○が発生している!」と大声を上げる。「皆さん、ヨーグルトか何か食べませんでしたか? それに溶けかかった砂糖のようなものが入っていたら、それは○○という虫ですから、食べちゃダメです!」 皆、そんなものは食べなかったと否定するが、たちまち大混乱になる。会場の床にも壁にも気づくと、さまざまな不気味な虫が発生していて、うわーっ気持ち悪い!

カテゴリー: | 10月28日(オートバイの飛行) はコメントを受け付けていません

10月27日の夢(交差点を渡る)

 女性のアーティストと二人、撮影のため、交差点の横断歩道を渡る。彼女はさっさと渡ったが、ぼくは体調が悪くて、体が動かない。一呼吸遅れて、しかも足が動かないまま、平行移動するように向こう側へやっと渡った。彼女はぼくを振り返り、「渡りっぷりが良くない。もう一回やり直してちょうだい!」と叫ぶ。ぼくはびっくりして、「体調が良くないんだ」と彼女に抗議する。

カテゴリー: | 10月27日の夢(交差点を渡る) はコメントを受け付けていません

10月24日の夢(寝顔におしっこ)

 コンポーザーピアニストの女性とそのマネージャーらしい男と三人で、地方の施設に滞在している。二人は普通の服装だが、ぼくだけが新品のパジャマを着ている。三人でドライブに行こうということになり、女性がコース地図を見せる。普通はまっすぐに行けば短距離なのに、彼女はわざわざ地図の上方にふくらんだコースをとろうと言う。
 「それなら、これはあまりにパジャマっぽいパジャマだから服を替えてきます」とぼくは言って部屋を出る。ついでにトイレに行くことにする。トイレのドアを開けると、大きな部屋で真ん中に丸い穴があいている。ぼくはその穴に向けておしっこを始める。トイレの奥に二人の男がぐっすり寝入っている。「トイレで寝ているやつがいたよ」と後で話そうと思う。よく見ると、穴のある真ん中の四角い窪みの中にも二人の男が寝ていて、その顔にぼくのおしっこがかかるため、一人が目覚めそうになっている。これはまずい。慌ててそこを離れ、バスルームに入り込む。ここなら元々濡れているから、おしっこをしてもばれないだろうと、おしっこを続ける。

カテゴリー: | 10月24日の夢(寝顔におしっこ) はコメントを受け付けていません

10月23日の夢(レストランとH氏賞)

 なじみの和食レストランでおいしく食事をしているが、食べ物を沢山こぼして、服をすっかり汚してしまった。そばで男達が「おかみが替わって、すごく店がよくなった」と言っている。そういえば、この店の前のオーナーはぼくの古い友人だった。今度のおかみはまだ若い女性だが、店を出ようとするぼくに慇懃無礼な態度をとる、いやな女だ。ぼくにはどうしても前のオーナーの方がよかったと思えてならない。
 H氏賞の選考委員として、選考委員会に出席する。受賞者として決まったのはA・S氏だ。本人も同席していて、とても嬉しそう。しかし、選考が終わってから、不審に思う。「あれっ、彼は以前にもH氏賞を貰ったんじゃないの?」と妻に尋ねるが、彼女も他のメンバーも意味の分からないことを言って、ぼくに取り合わない。しかし、彼が以前にも受賞したのは間違いのない事実だ。大変だ。早くみんなを呼び戻して、決め直さなければと焦る。

カテゴリー: | 10月23日の夢(レストランとH氏賞) はコメントを受け付けていません

10月22日の夢(バターつきパン)

 旅行をして、宿に泊まっている。社長もいっしょだ。社長は今後の予定を説明するからと言って、「2枚の地図や資料を持っているか」とぼくに尋ねる。ぼくはそんなものは2枚とも渡された記憶がない。
 そうこうしているうちに、宿のおばさんが食事を運んできた。大きな丸いテーブルにぼくらはついていて、隣に頭のおかしいらしい男が座っている。男はいじきたなくパンにバターを塗って食べ始めるが、パンは以前から置いてあった古いパンだし、バターは前回の食事でぼくが使い残したものだ。おばさんはぼくの前に、新しいパンを一個とバターを置いていった。ぼくはそれを一人で食べてしまおうかと思うが、他の人のところには何も運ばれてきていないので、食べ始めるのをためらう。

カテゴリー: | 10月22日の夢(バターつきパン) はコメントを受け付けていません

10月21日の夢(日本語をしゃべる犬)

 昼休みになった。ランチをいつもの店で食べようと原宿の街に出た。キディランドの並びにレストラン街がある。どの店も、店の前にワゴンを出して、ランチの見本を並べ、店員が呼び込みをしている。いくつかの店のワゴンを覗き込んで歩くうち、行きつけの店がつぶれたらしく、シャッターを下ろしているのに気づき、ショックを受ける。結局、どの店にも入りづらく、うろうろするうちもう午後2時になった。腹ぺこだ。
 あるレストランに入る。廊下で男女二人組が手にしたパンフレットを見せながら、ぼくにしきりに何かをセールスしてくる。その口上を聞いているうち、会社の同僚たちが何人も入店してきて、別室に行くのが見える。セールスの男は壁に貼られた沢山の布を、カーテンのように上げ下げして見せながら、「原宿のこの店はおしゃれで素晴らしい」と言う。そこへ、ヨークシャーテリアふうの犬が一匹やってくる。ぼくは犬の口のところに、四角な紙のメガホンを当ててやる。すると、犬の声が日本語になって聞こえる。メガホンを外してみる。と、その犬はメガホンなしでも日本語をしゃべれるのだ! そばにいる小さな女の子の飼い犬らしい。

カテゴリー: | 10月21日の夢(日本語をしゃべる犬) はコメントを受け付けていません