10月21日の夢(日本語をしゃべる犬)

 昼休みになった。ランチをいつもの店で食べようと原宿の街に出た。キディランドの並びにレストラン街がある。どの店も、店の前にワゴンを出して、ランチの見本を並べ、店員が呼び込みをしている。いくつかの店のワゴンを覗き込んで歩くうち、行きつけの店がつぶれたらしく、シャッターを下ろしているのに気づき、ショックを受ける。結局、どの店にも入りづらく、うろうろするうちもう午後2時になった。腹ぺこだ。
 あるレストランに入る。廊下で男女二人組が手にしたパンフレットを見せながら、ぼくにしきりに何かをセールスしてくる。その口上を聞いているうち、会社の同僚たちが何人も入店してきて、別室に行くのが見える。セールスの男は壁に貼られた沢山の布を、カーテンのように上げ下げして見せながら、「原宿のこの店はおしゃれで素晴らしい」と言う。そこへ、ヨークシャーテリアふうの犬が一匹やってくる。ぼくは犬の口のところに、四角な紙のメガホンを当ててやる。すると、犬の声が日本語になって聞こえる。メガホンを外してみる。と、その犬はメガホンなしでも日本語をしゃべれるのだ! そばにいる小さな女の子の飼い犬らしい。

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