10月10日の夢(傘がない)

 市長の取材をしたいと思い、申し込みに行く。記者対応が悪いことで有名な市長である。相棒のカメラマンも一緒に行く予定だったが、なぜかぼく一人で行く。定刻の10時に市役所に着くと、当の市長がにこやかに現れ、快く申込書を受け取ってくれた。
 ところが本番の取材に行くと、全く市長は現れない。けんもほろろに追い払われてしまう。これでは記事に穴があく。困ったなあ。女性スタッフがぼくを追いかけてきて、「どうするのか」と詰め寄る。ぼくは両手を広げて「お手上げだよ。追加取材をしようにも、あとは深夜しかスケジュールがあいてない」と、ぼくは答える。
 帰ろうとして、傘を忘れたことに気づき、坂を駆け上がって取りに戻る。そこは小学校の校舎である。傘置き場にはぼくの傘とそっくりだがちょっと違う水色の水玉模様の傘が沢山並んでいる。だが、本物のぼくの傘はない。これでは帰るに帰れない。

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10月7日の夢(ギター)

 会社で仕事中にギターを弾く。アコギなのだが、まるでエリック・クラプトンが弾いているような、すすり泣くようなサウンドが出る。素晴らしい音色だ。その瞬間、前に座っていた小太りの同僚が振り返り、「あっ、いやな音だ。」とクレームをつける。ぼくは驚いて「自分には気持ちのいい音だったんですが」と言うが、男は聞き入れず「ガラスを引っ掻いたような、頭に響く音だ」となおも言いつのる。周囲の同僚たちも冷ややかにしんとしている。しかたなく「ごめんなさい。もうしませんから」と謝る。
 文章を書いて提出するが、全く受け入れられない。「そんな自分の言葉でなく、ネットの文章を引用したものだけを使いなさい」と言われる。

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10月5日の夢(カメラマン)

 撮影が終わった後、カメラマンがピンクのデジカメを忘れて行ったことに気づき、ポケットに入れる。途中で椅子の上にカメラを置こうとして、地面に落として、汚してしまうが、またポケットに入れる。そのカメラの存在が気になってしかたがない。
 カメラは携帯にもなっているらしく、ポケットの中で着信音が鳴る。しかし、カメラなので、どうやって電話をとればいいのか分からない。通りすがりの少女に声をかけて、着信の方法を教えてもらう。すると、さっきのカメラマンの声で、ある場所に行くよう、ぼくに指示をしてきた。どうやらフーゾク系の遊興施設らしい。一応行ってみるが、興味のない場所だし、人もいないので、そのまま帰ろうかと思う。すると、柱の陰で話し声がする。従業員らしい女の子が二人和服の接客姿でおしゃべりをしている。「このカメラを持ち主に返したいんだ」とぼくは言うが、2人はおしゃべりに夢中だ。ようやく一人が「石井さんのカメラね。彼ならどうせ一番上の部屋にいるわ」と教えてくれる。
 エレベーターが左右にあり。右の短い列に並ぶ。だが、それは地下にしか行かないエレベーターだった。上へ行く左のエレベーターは長蛇の列。ぼくまでとても乗り切れないだろうと思う。誰かが「このエレベーターは話をするんだ。それも反対のことばかり言うから、逆のことを言わないといけない」と言う。それで、みんなで「こんなエレベーターなんか乗りたくない。乗りたくない」と騒ぐ。こう言えば、反対にエレベーターは乗せてくれるに違いない。

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10月4日の夢(弟ができた)

 横に二部屋つながっていた勉強部屋が、今日は三部屋になっていて、増えた一番右の部屋に新しい弟が座っている。三部屋といっても仕切りはなく、横長につながっている。弟はハンサムで、とても端正な顔立ちだ。ぼくが手にしていたしわくちゃの紙を見て、「それは何?」と尋ねる。ぼくははっとして、「いや、なんでもないよ」とごまかし、紙の皺を丁寧に伸ばして机に置く。
 場面変わって、大きなガラス窓のある部屋。室内にはぼくのほか一組のペアの男女がいる。窓の外に不審な外人がいる。さっき部屋の中にいた男だ、と思う。その男の不審な行動について、女性の方がぼくに目配せしてくる。ぼくも目配せを返すが、もしかしたら彼女は連れの男に目配せしたのかもしれないと、顔から火の出る思いをする。

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10月1日の夢(口パク講演会)

 女性スタッフと一緒に地方へ講演会の取材に行く。休憩になり、控室から戻ると、故人であるN元社長が手前の部屋で腰を下ろしている。
 ホールではピアニストのリヒテル氏の演奏を記録した大きな録音機を手に、有名な調律師が定期調律の大切さについて講演を始めたところだ。女性スタッフを探すが、彼女の姿はない。目の前に男がいて、ぼくに会釈をして、ぼくのために場所をあけてくれる。タレントの魚くんである。すると、目の前に男がいて、ホールの講師の話に合わせて口をぱくぱくさせている。つい、ぼくは男の口元を凝視して、話に聞き耳を立てる。だが、本当に話しているのはここからは見えない、ホールにいる講師のはずだ。ぼくはそのことにはっと気づき、男から視線をそらす。

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9月29日の夢(荷物を探して)

 大学のグラウンドにミニ円形劇場みたいなものがある。ぼくはすり鉢状の観客席の一角に荷物を置いておいたが、戻ってみると、観客席は一面書籍がいっぱい置かれている。新入生のためのテキストを販売しているのかもしれない。ぼくの荷物はどこかへ片づけられてしまったらしい。探してさんざん歩き回る。グラウンドの一角に掘っ建て小屋がある。仮設の研究室らしく、数人の教官がデスクに向かっている。ぼくはその中に勝手に上がり込み、デスクや棚に土足で上がって、探し回る。それでも見つからない。ぼくはあきらめることなく、なおも荷物を探して歩き続ける。
 会社でランチのお弁当を予約するのを忘れていた。お弁当置き場に行き、「まだ余っていますか」と尋ねると、誰かが「うん」と言う。お弁当を一つ取り上げ、予約表にチェックを入れようとするが、見当たらない。まあ、いいや。お弁当を開けてみると、ほんのちょっとしか入っていない。これではお腹がいっぱいになりそうにないなと思う。

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9月28日の夢(靴がない)

 みんなとある施設でおしゃべりをしてから、2次会で別の店に行く。そこでは座席を独り占めして、1人の男が寝ているが、いつのまにかその男とぼくは仲良しになる。
 そこへ中年の女性が来て、「みんな、ここだと聞いたから」と言いながら、みんなにお菓子を配る。ぼくが「どうしてわかったの?」と訊くと、「GPSで調べたのよ」と言う。ぼくは「しまった。ということは、ぼくがここにいることを会社に知られているのか」と、びっくりする。そこへ老詩人のU氏が現れ、「また、ぼくの同人誌に寄稿してくれませんか」と言う。
 もとの場所に戻り、帰ろうと靴をはこうとする。しかし、この茶色の靴は別の人のものだ。自分の靴は見つからない。女主人も出てきて、探してくれる。箱の蓋を開けると、小さな女の子が転がり出てくる。そこで寝ていたのだろう。見つからないので、靴箱を開け、代わりの靴を出してもらう。「傘は?」と女主人が訊くので、「持っている」と答える。
 帰る途中、一つの機械がある。そこにカードを入れると、別のカードが出てくる。会費が1380円に値上がりしている。退出後1時間以内にカードを入れないと、値段が上がってしまうらしい。連れの男は「洋服屋へ行く」と言って、昭和の感じのする懐かしい商店に入っていく。ぼくは一人になったので、すたすたと歩いて行く。

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9月27日の夢(きつい味の料理)

 大学の授業が始まる前の教室。畳敷きで、料理屋のテーブルのような机が並び、それを囲んでさまざまな人種の学生たちが集まっている。ぼくの隣に来たのは黒人の女性だが、そんなに肌は黒くない。畳に投げだした足を見ると、片足がバネのような形の細い義足だ。ぼくらの間へ、もっと肌の色の濃い黒人の男子生徒が、白い座布団を持って割り込んできた。エキセントリックな感じの学生である。
 みんなで昼食を食べに食堂へ行く。ここも畳敷きだ。ぼくの右隣に座った日本人の女子学生がまとめてオーダーをしてくれる。左隣にはさっきの黒人男子学生が座った。注文したのは煮物と何かだったはずだが、ぼくの前に来たのは明らかに激辛と分かる料理。ぼくは「これ、辛くない?」と言って、男子学生の料理と取り換えたいと思うが、無視されてしまう。ウェイトレスにこの料理について尋ねてみると、それは「辛い」のではなく、「きつい味」の料理なのだという。

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9月24日の夢(裏道)

 建物があり、その両側に道がある。右側は山の斜面と建物の間にはさまれた細い路地だ。その路地を一人だけ人が歩いている。左側は広い途になっていて、長老詩人のKさんたち数名がこちらにやってくるのが見える。すれ違う形で、こちらからも数人が歩いて行く。ぼくもその後から歩き始める。どうやらKさんはぼくに気づかないようなので、黙って挨拶せずに通り過ぎる。

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9月23日の夢(透明なドア)

 どこかの知らない街に取材に来た。取材対象の人物を囲んでいる記者たちは、ぼく以外はみんな顔見知りらしい。
 取材の途中で、ぼくはもう帰ろうという思いが強くなった。実はさっきも帰りたくて、駅のホームで電車に乗ろうとしたのだ。けれど、電車には透明ガラスのドアが閉まっていて、ぼくを乗せてくれなかったのだ。
 また、ぼくは駅のホームに走って行く。ホームの両側に電車がいて、ぼくが乗るのはどちらなのか、分からない。そこで躊躇したのが命取りになった。慌てて、一方の電車に走り込もうとするが、やはりそこには透明なガラスドアが閉まっていた。泣きたくなる。
 しかたなく、元の取材場所に戻る。誰かがぼくを「ここで待ちなさい」と言って、ある場所へ連れて行く。そこからは遠く、沢山のオットセイの群が見える。頭上を見上げると、少し変わった桜の花が見えた。ここは沖縄なのだろうか、と思う。

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