4月10日の夢(ロボットの違和感)

 ぼくは会社で仕事がなく、暇をもてあましている。一人、封筒を裏返したり、メモ用紙をもてあそんだりするばかりだ。向かいの席に女子社員が座っている。考えてみると、ぼくが今座っているのは、この女子社員の席だ。本来のぼくの席に別の男が座ってしまったため、順繰りに別の席に座ることになったらしい。
 街路で若い男がぼくに話しかけてくる。「ロボット三原則があるから、一般のロボットは人間に危害を加えることができない。けれど、あえて人間に危害を加えるために、つくられたロボットもある。このロボットが人間や他のロボットに対して感じるものが違和感だ」と言う。

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4月9日の夢(米軍基地)

 米軍基地で記者会見が開かれる。参加者はバスに乗せられて、会場に向かう。駐車場では米兵が「今日は車両が少ないから、空いてるぜ」と、バスを誘導しながら言う。バスはぎゅうぎゅう詰めの満員である。乗車した時には隣にいた女性が、押されたせいかぼくの前に座っている。
 会見場所は格納庫のようなスペース。床はコンクリートを流し込む時に使うような、背の低い板で一面に四角い枠がしつらえられており、それに躓かないように気をつけて歩く。ガイドの男がみんなに封筒を配り、ぼくに中身について説明する。
 これは身分を証明するための身上調査書だ。趣味はできるだけ、みんなと同じようなものにして、目立たなくするのがいい。だから封筒の中に「無線と実験」誌が入っている。ほかに科学少年が好きそうな工作の実験用のモーターなどもある。しかし、肝心の身上書の用紙がない。男に尋ねても「みんなに聞いてくれ」と言うばかりだ。

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4月6日の夢(ポールと話す)

 町を挙げての大規模なイベントに出席している。続々と世界各地から著名人が集まってくる。ポール・マッカートニーがちょうどぼくの後から歩いてきて、ぼくに言葉をかけてくれる。新川和江さんはトラックの荷台から拡声器で挨拶している。
 ビルの屋上にぼくは席をとり、イベントを見守る。しかし、そこからは屋上の柵が邪魔になって、下を通るポールが見えないので、立ちあがって首を伸ばす。
 イベントが終わり、出演者たちは車に分乗させてもらい、それぞれの自宅に順番に送り届けてもらうことになっている。ぼくも一台の車に乗り込む。ぼく以外は全員中年以上の年齢の女性ばかりだ。運転手が「では、〇〇と××と△△とへ行きます」と行き先を読み上げる。ぼくの自宅の場所が読み上げられなかったので、ぼくは「狛江も」と声をかける。運転手は驚いた顔をして、「ちょっと聞いてきます」と言って、車を降りてしまう。そうか。毎年出演者だったので、つい習慣で車に乗ってしまったが、今年はぼくは観客に過ぎなかったのだと思い出す。

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4月5日の夢(6時からのインタビュー)

 6時に渋谷でインタビューをすることになっている。まだカメラの用意をしていなかった。若い男性社員にカメラのありかを尋ねると、「ここに隠してあります」と言って、引き出しの前に連れていってくれた。何台もあるカメラの中からぼくは一番高級そうなものを選び、使い方を彼に習う。そんなことをしているうちに、時間が迫ってきた。慌てて2階の自席に戻ると、別の社員がそこに座っている。しかし時間がないので、構わず引き出しを開けて、インタビューのための資料を引っ張り出す。誰に何をインタビューするんだったっけ? 資料を見ると、インタビューは渋谷ではなく、6時から札幌でだった。ネットで一番早い路線を選択しようとするが、しかしたった20分では間に合いそうにない。

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4月4日の夢(ダム湖のほとり)

 ダムでせきとめられた湖の上を人が歩いている、と思ったが、よく見ると、風でスーパーのレジ袋が水面を吹き飛ばされていくのだった。ぼくはその湖のほとりの道を、紙を空に投げ上げながら歩く。子供の頃、下敷きを空に放り投げて遊んだ。ちょうどあれと同じだ。空の上でくるくると回転した紙は落ちてきて、ぼくの手にうまくキャッチされる。繰り返すうちに紙はだんだん大きくなり、やがて紙は建物の2階に届くほどの大きさになった。後ろから歩いてきた女性が「私もやってみたい」と言う。うまくできるか心配になるが、彼女が投げ上げた地図はくるくると空の上で回転し、ちゃんと彼女の手に戻ってきた。
 彼女の働き先だという貿易会社にお邪魔する。休日だというのに、社内はほぼ全員が出社している。なんだか人相の悪い男たちが多く、ここはヤーさんの会社ではないかという気がする。ぼくが座らされたソファーは一段低い穴のようなところにあり、首を伸ばさないと周りが見えない。衝立の向こうで女性は社長と話をしながら、小間使いのようにくるくると働いている。

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4月2日の夢(詩を批評する機械)

 詩について批評するだけでなく、その詩を詩人が書いた背景まで言及することを可能にする機械が開発され、実用化された。早速、早稲田の喫茶店で実験してみると、うまくいった。

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3月30日の夢(カワセミとのハーフ)

 ぼくにはハーフの子供がいる。母親はカワセミだ。見た目にはカワセミに見えるが、それはぼくの子供なのだ。自分でもカワセミとの間にハーフの子が生まれるなんてびっくりだが、実在する以上、みんなにこういうことも起こるのだと訴える必要があると思う。

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3月29日の夢(失くした靴を見つける)

 ぼくの会社は玄関で靴を脱いで上がらなければならない。お昼休みになり、ランチを買いに外へ行こうとするが、自分の脱いだ靴が見当たらない。
 うろうろしているうちに音楽の授業が始まり、先生が入ってきた。赤い帽子をかぶった外国人の宣教師である。助手として通訳の女性がついている。「雨が降ってきたので、今日はご案内できません」と、彼女が言う。外は大雨になっていて、校舎の中も雨漏りがひどい。もう一つ別のオルガンのある部屋へ移動してみるが、そこも雨がだだ漏りで、とても授業どころではない。
 自分の席に戻ると、椅子の下に縦穴が掘ってあり、そこに自分の靴が入れてあるのに気づく。自分でこんなところにしまっておいたのを、すっかり忘れていたのだ。

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3月27日の夢(分厚すぎる詩集)

 女性詩人のTさんから第二詩集の原稿をもらう。なんと二百数十ページもある。こんなに分厚い詩集造って、どうするんだ?!と思う。

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3月26日の夢(サティ事務所)

 会社でメガネをかけた頭がバーコードの部長から、いろいろ分かりにくい書類が多いので、部門ごとの仕事の内容や損益状態を一覧表にしたものを作成してほしいと依頼される。「中には全く利益を生み出さない部門もあるんだ」と言うので、みると「エリック・サティ事務所」という部門である。サティの考え方を現代に活かして、ユニークな活動をしているらしいが、確かに一文の利益にも結び付かないだろう。ぼくは笑って、サティの音楽観などを部長に説明する。
 全部の書類を書き終わり、部長に説明することにする。どの部門から始めようか。やはりサティ事務所から始めるのが、わかりやすそうだと思う。

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