4月3日の夢(3人のキャスター)

 3人のテレビキャスターが横長のテーブルに並んで座り、口げんかをしている。左にいる2人の男性はそれぞれポジティブな話をする。テーブルには活字のようなものが2つの山になって積まれている。右端にいる女性は「右の山の漢字は左の山の漢字たちと違います。これらの山のものに似せて新しく造られたものです。たとえばこの『上』という漢字がそうです」と言う。それから自分の置かれた立場について、長々と苦情を述べる。それに対し、左にいる2人の男性は女性をたしなめる。女性は口げんかをしているにしては台本を読んでいるみたいな、感情を感じさせない話し方である。

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4月2日の夢(ベッドのオフィス)

 オフィスにいる。デスクはなく、かわりに背の高いベッドが人数分置かれている。ぼくは誰もいない他人のベッドに上がり、寝転ぶ。隣のベッドにはS社のT編集局長がやはり寝転んでケータイを操作しているのが見下ろせる。すると、足元からクスクス笑う女の声がする。どうも、ぼくの寝ているシーツの下に女の子が二人隠れているらしい。
 ぼくはみんなに「北へ行く」と宣言して、北国へ向かう。着いたのは岸から少し離れた島のようなところ。島全体が巨大な観光ホテルの敷地になっている。ホテルは老朽化しており、乗ろうとするエレベーターは満員だ。自分の部屋まで階段を登っていこうか。でも、7階まで歩くのはちょっと無理だろう。

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4月1日の夢(隣人は健さん)

 会社が廃業することになり、みんなで大掃除をしている。自分が会社に置いている服を集めてみると、ものすごく沢山あるのでびっくりする。それをまとめて自宅に持ち帰る。自宅はとても美しく整えられた現代的な家である。母が「そんなに服を持ちこんで」と文句を言うが、意に介さずデザインの美しいハンガーに一着だけ吊るす。隣の部屋からものすごい騒音が響いてくる。隣室に高倉健が住んでいて、壊れた扇風機を使っているからだ。
 
 怪しい男の運転する車の後部座席に乗っている。歯をむきだした骸骨のような感じの男だ。助手席には別の男がいる。高速道路にこもをかけられた死体らしきものがあり、警察官がそれを調べている。ひき逃げされたのだろうか。車はあやうくその死体を轢きそうにかすめて過ぎる。男の運転は明らかに常軌を逸している。事故処理中の二台の車を跳ね飛ばして、暴走する。ぼくは助手席の男に「危ない。ブレーキを引け」と叫ぶが、彼は何を思ったか、運転する男の足を引っ張る。車は暴走したまま室内に入って、急カーブを繰り返す。ぼくは壁に激突すると思い、身構えるが、男はなんとかおとなしくなって、車をストップさせる。ほっとして外に出て、庭でキャンプしている人たちに「暴走男をつかまえたぞ」と叫ぶ。だが、キャンプの人たちは温厚に「例の男だね」とほほえむばかりだ。
 亡くなったK社長が庭で、アメリカ帰りの若い男にインタビューしている。男は目の先端が裂けて、口のあたりまで裂け目が垂れ下がっている。アメリカでは今、差別や格差に反対する過激な暴動が全土の若者層に広がっているらしい。男は社長に暴動の夜のことを誇らしげに語り聞かせる。

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3月31日の夢(全館避難)

 我が家のあるマンションは全4棟でできた集合住宅である。その一角の今まで空き地だった場所に、巨大で豪華なマンションが新築された。ふと自分の横を見ると、にこやかに笑っている老女がいる。年老いてはいるが、元「Pの本」編集長のK女史(ぼくと性格が合わず仲が悪かった)だ。彼女もここに引っ越してきたらしい。
 嵐になり、その新築マンションの上に裏山が崩れてくるのが見える。しばらくすると、蜘蛛の子を散らすように住民が着の身着のまま四方に逃げ出すのが見える。緊急全館避難となったらしい。

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3月28日の夢(電車で合唱)

 ホームで電車を待ちながら、端末を操作して、友人の誕生日を設定する。だが、設定した画面は横倒しになってしまって縦にならない。電車が入ってくると、乗客全員が合唱を始める。ぼくはメロディーではなくオブリガードを歌っているが、車内に入り歌うのをやめると、オブリガードを歌っていたのはぼくだけだったと分かり、当惑する。

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3月25日の夢(撮影所)

 自転車で早稲田大学文学部のキャンパスの坂を登っていく。だが、目的地を間違えたことに気づき、Uターンして校門を出る。堀の向こう側は撮影所の敷地で、オープンセットがそのまま展示施設になっている。まだ開聞時間前だが、無理に入れてもらう。
 グループの一人の男性が「そこの入り口には昔はずらっと普通は海兵隊が並んでいたものだが、変わったもんだなあ」と慨嘆したように言う。オープンセットは時代物だが、すぐ向こうの道路を車が走り、電車が走っているのが見える。壁に「愛している」という文字が刻まれている場所は、きっと牢獄のセットなのだろう。市川昆監督の映画フィルムの一部が展示してある。窓際には障子がたくさんあり、みんな嬉々として、糊をハケにつけて障子紙を張っている。「一色さんはまだ張ってないよ」という声がする。一人の女性が「きゃっ」と悲鳴を上げるので、「びっくりさせるなよ」と振り向くと、泣きそうな顔で「だって、ビリっときたから」と言う。その瞬間、ぼくも「あっ、ビリっときた」と叫ぶ。頭のてっぺんに天井から何かが落ちてきたみたいだ。「あっ、まただ」と、ぼくは声を上げる。

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3月22日の夢(坂本龍一)

 山の中のカフェで知り合いのクリエイターと打ち合わせしていると、彼の隣にいつのまにかミュージシャンの坂本龍一が座っている。白髪が短くなり、面影がないほどに老けている。慌てて名刺を交換しようとして、ポケットの中を探り、テーブルの上に中身をすべて出してみるが、出てくるのは他人の名刺ばかり。しかたなく、白紙のカードに自分の名前を手書きして渡し、「今度会ったら、本物の名刺を渡します」と言う。

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3月18日の夢(樹の中のバス)

暴風雨の中、風景の真ん中に一本の揺れない樹木がある。絵本にあるような、様式化された樹木。その中には沢山のバスが隠れている。

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3月17日の夢(中野駅)

 中野駅で会社に通勤するための総武線電車を待っている。次々と各ホームに電車が入ってくるが、ホームにも電車にも行き先表示がなく、どの電車に乗ればよいのか分からない。困っているうちに一日過ぎてしまった。
 翌日も中野駅に行くが事態は変わらない。困って駅員に尋ねると、「この電車は新幹線仕様ですから、新幹線に乗り入れるんですよ」と言う。そうか。昔とは別の路線が敷かれて、総武線の駅はそちらに移転したのだ。地図を見ると、かなり遠くに総武線の駅がある。電車でその駅に向かうが、ふと気がつくと一駅乗り越してしまっている。
 T社長の自宅が新築されたので、太陽電池についての手続き書類を書きに訪問する。通された部屋には、別の手続きで訪れた女性がやはり書類を書いている。自分の書類に目を通すが、書き方がさっぱり分からない。二人で書類の書き方を尋ねに階下へ降りていく。家の中は広大で、廊下は街路のよう。それに沿って、部屋というより街並みがそっくり家の中にある感じだ。Tこんなに儲かっているのかとびっくりする。

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3月15日の夢(宇宙船)

 ぼくらは遠い星系に向かって航行中の巨大宇宙船に乗っている。その宇宙船が故障し、このままでは爆発すると分かった。乗船する全員に退船命令が出された。といって、深宇宙を長期にわたって航行する宇宙船はほとんどミニ地球と言っていいほどの巨大さだ。退船すると言っても、容易ではない。
 続々と船から降りる人々に逆流するようにして、1人の女がタラップを駆け上がった。「その女はテロリストだ。そいつを掴まえろ!」 ぼくは叫びながら女を追いかけるが、退避する人々はぼくらに目もくれない。女を追って、ぼくはどんどん宇宙船の深部へと引き込まれていく。
 通路が直角に左折する曲がり角に、三角形の部屋がある。保安室だ。構わず通り過ぎようかどうしようかと逡巡する。その瞬間、斜めについたドアがあき、白人の中年保安官が出てきて、ぼくを誰何する。しかたなく、ぼくは追跡をあきらめて、自分の身分を説明する。
 とうとう宇宙船の一番奥の居住区に入った。中にはアメリカの西海岸を思わせる世界が広がり、青空に白い雲がたなびいている。しかし、その空が偽物であるのは、青空の二か所で塗装や破損を修復する工事が行われていることで分かる。深宇宙を行く宇宙船の内部にいても、まるで地上にいるように感じられるよう、環境整備がされているのだ。
 引き返す途中の部屋に、三人の男がいる。ぼくは男たちに「明日、この船は爆発する」と言い、退避を勧めるが、男たちは暗い顔で押し黙ったまま腰を上げようとしない。船と運命を共にする気なのだ。ぼくは感情がこみ上げてきて、号泣する。泣いて泣いて、涙が涸れつくすと、ぼくは散らばったカバンや服をひろって身につける。そして無言のまま、宇宙船を退船するため、エアロックへと向かう。

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