6月20日の夢(車になった船)

 港をタンカーがさまよっている。やがてタンカーは白くて美しい帆船に変わり、陸に上がって街の道路を疾走し始める。ぼくは知人の運転する車に乗っていたが、その帆船が追いかけてくるので、ぶつけられないよう必死で逃げ回る。やがて帆船は美しい大型のオープンカーに変身する。

 オープンカーから降りてきたのは詩人たちだった。彼らは森の中に棄てられたピアノの周りに集まって朗読会をすることになる。一人の男性がピアノを蘇らせようと近づいていくので、ぼくも手伝おうと後を追う。鍵盤を叩いてみるが巻き付いた蔓の棘が指に刺さるだけで音は出ない。よく見ると、足踏みペダルがついている。ピアノではなくオルガンだったのだ。男性がペダルを踏み、ぼくが鍵盤を押すと美しい響きでオルガンは鳴った。ぼくは詩人たちのところへ戻り、「あの船は車に変わったけれど、船だったときの帆柱や船室はどこへ行ってしまったんだろうね」と尋ねる。

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