6月20日の夢(バスルーム)

 部屋の奥からぼくを「もういいよ」と呼ぶ娘の小さな声が聞こえる。ぼくはバスルームに入っていく。ぼくと娘は探偵ごっこをしているのだと思う。そこが殺人事件の現場なのだ。懐中電灯を手にして、ぼくより前を女性が進んでいく。バスルームの床にはタールのような真っ黒い液体が流れている。そして、娘ではなく、黒っぽく汚れた男がうずくまっているのを発見する。ぼくは女性に代わって、自分がリーダーシップをとりたいと思うが、成行き上二人の後ろから見守るばかりだ。

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