6月19日の夢(試写室)

 映画の試写室にいる。一本観終わって、休憩中である。ぼくは最前列に座っている。左隣の外国人の男性が「ぼくはエキストラに呼ばれているんだ」と言って、ぼくにバイバイと手を振りながら、席を立つ。ぼくは羨ましいなと思う。そのさらに左隣にいた男たちが彼の席を占領しようと手を伸ばすので、ぼくは彼らの邪魔をして、その席を守る。
 席を立ってロビーに出ると、廊下に座って立ち話していたさっきの男性や映画監督たちと行き会う。監督はぼくに声をかけ、「もう少しエキストラがほしいんだ。きみもあの監督と一緒に出てくれないか」と言う。そういえば有名な映画監督が試写室に来ていた。ぼくは早速戻って、その監督に伝える。彼は「いいけど、ちょっと待って」と言って、階段を降り、右手の方に行ってしまう。それは渋谷駅の井の頭線に続く階段だ。ぼくは階段の上で待ち続けるが、いつまだ待っても彼は帰ってこない。
 知り合いの女性がやってきて、「あなたと私の心と体が互いに入れ替わっていましたね」と、ぼくに言う。

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