5月7日の夢(妻の公演)

 妻が小さなライブ会場を借りて、初めて自分のパフォーマンスをすることになった。会場は普通の会議室のような感じで、100席近くの椅子が前を向いて並んでいる。といっても前方にステージや演壇があるわけではない。妻は客席の真ん中あたりに座って演技している。とりたてて何かをしているふうにも見えないのだが。初日の公演である今回は、観客は30人~40人ほどで、若い女性の姿が目につく。ぼくは入り口近くの通路の床に座って、妻の演技を見ている。
 今日は二度目の公演の日だ。同じ会場だが、客席は八割がた埋まり、人気が出てきたようだ。妻も自信を持って演技しているように見える。公演が終わった妻をねぎらいながら、ぼくは「どこでこんな公演の練習をしていたの?」と尋ねる。妻は満足そうな充実した表情をしている。
 会場の屋上に出る。眼下に田植えを控えた水田だろうか、青空のうつる水面が広々と広がっている。水田の中に荷台まで水没したトラックが何台も見える。その一台はこれからステージに立つ出演者のための道具を運んできたもののようだ。

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