1月13日の夢(西安の写真)

 NHKの書道の番組に研究生として出演している男性に、詩人のK氏を通して筆の先の破片をプレゼントした者がいるという。実はそれはぼくなのだ。そのことを伝えにNHK本部のそばの小さなビルに詩人のK氏を訪ねる。ふと見ると、外は雪だ。
 K氏の部屋にいると、外からコツコツという靴音が近づいてきて、ドアをノックする。出てみると、ピアニストのМさんである。Мさんが室内に入ると、K氏は女性に変身している。Мさんは一枚の写真を取り出し、「これは西安でのコンサートの写真だけれど、うまく現像できていないのはきっと慌ててやったんでしょうね」と、女性になったK氏に言う。ぼくはそれを見ながら、「西安は昔は長安という都だったんだよ」という知識を披露したくてたまらない。

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