12月8日の夢(狛江ターミナル)

 バスに乗っている。これから狛江ターミナルに行くのだ。そこから全国に向かって八本の鉄道線路が延びている。しかし、暢気にバスの案内放送を聞き流していた。バスの車窓から見える風景は本当に狛江に向かっているのだろうか。
 図書館で自分が書いた民俗学研究全集を探している。その書架へ行きたいのだが、子供たちが遊んでいて、たどりつけない。するとT社長がその本とミカンを手に持って近づいてくる。そして、ぼくに本ではなく、ミカンの方を勧める。ぼくは「ぼくの本はこの図書館では資料として認められなかったのです。それで、それに代わる本を探したいのですが、ぼくの本もあったのですね。どこの書架にあったのですか」と尋ねる。しかし、社長の答は曖昧で、ぼくの本がどこの書架にあるのか、分からない。ぼくはその本を裁判の証拠として使いたいのだ。

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