4月12日の夢(名前のない駅)

 新幹線で東京へ向かっているが、検札に来た車掌は「この切符ではまずい」と言う。どうすればよいかと尋ねると、パスポートにぼくがチリとアラスカを経由して、今東京に帰るところだという記載をしてくれた。このパスポートを切符といっしょに乗り換え駅の改札口で見せればいいらしい。
 新幹線が停車した。見たことのないような立派な駅だ。ここが指定された乗り換え駅だろうか。必死で見回すが、どこにも駅名の表示がない。
 気がつくとバスに乗せられている。振り替え輸送らしい。だが、東京に着く一つ手前の駅で、ぼくだけおろされてしまう。ほかの乗客たちは全員乗って、東京へ行ってしまった。
 そのまま停留所で待っていると、さっきのバスが戻ってきた。絣模様の大きな風呂敷包みが見える。あれはさっきの乗客が持っていたものだ。ということは、東京へ行ったはずの乗客たちがまた戻ってきたらしい。次の停留所が空港で、みんなはそこから海外旅行に出かけるらしく、「時間がないので、急いで」と運転手に要求している声が聞こえる。ぼくもその飛行機に乗りたいが、バスには乗せてもらえないので、手を上げてタクシーを止める。その瞬間、元S誌の編集長だったМ田氏が現れ、「これを窓からばらまいた人がいますが、ここにはいませんか」と尋ねる。見ると、それはМ川氏が手書きで書いた日記だった。

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