1月5日の夢(日本語をしゃべるバッタ)

 金持ちのお屋敷に遊びに行った。水辺に張り出した木のテラスで、主人から沢山の数の絵ハガキを見て欲しいと言われる。世界のさまざまな観光名所を撮った写真を使い、その名所の建物や事物の形に切り抜かれた絵はがきだ。一枚一枚撮った写真が違うから、絵葉書の形もばらばらだ。そのハガキに書かれたメッセージを主人はぼくに見せたいのだが、ぼくはつい絵葉書自体が珍しいので、ぱらぱらと形だけ眺め、「すごいですね。一枚一枚違う」と言って、主人に返す。主人は不満そうに、「よくそんなに早く読めますね」と言うが、ぼくは取り合わない。
 その主人には四人の子どもたちがいる。女、男、女、女の順番である。その娘の一人が飼っている小さな犬が、夜の庭にいた大きなバッタに飛びかかって、馬乗りになった。緑色のバッタはものすごくでかく、日本語をしゃべる。犬はバッタの体を押し開き、体の一部を食いちぎろうとする。バッタは悲鳴を上げるでもなく、落ち着いた男の声で「やめなさい」と言うが、犬は食いちぎってしまう。さらに犬は棒のようなものを銜えてきて、それを道具にして、バッタの体から柱のようなものを抜き取ろうとする。またバッタは日本語でやめるように言うが、あっという間にバッタの体は壊され、バッタは「あーあ、とうとうやっちゃった」と、ひとごとのように言う。
 部屋にいた長女が、犬の飼い主の妹を呼び入れる。妹は一人は色が黒くて、顔にぶつぶつ吹き出物ができている。もう一人の妹は白い顔をしている。室内に最初からいた長女と長男は海外旅行から帰ってきたばかりなので、今度は妹二人が海外旅行に行く相談をしている。

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