5月15日の夢(スターウォーズと人魚と靴)

 映画「スター・ウォーズ」の新作を見に行こうと一人映画館に向かっている。交差点を映画館に走っていく人がいる。時計を見ると、もう開映10分前だ。ぼくも慌てて走り出す。
 映画館のあるビルのエレベーターは工事中で一基しか動いていない。しかも目の前で工事の人たちを乗せて、上がっていってしまった。焦るが、待つしかない。
 やっと映画館のロビーに着く。そこには某研究会のメンバーたちが集まっており、皆でテーブルを囲んで腰掛ける。と、奥のワイドなスクリーンですごいスペクタクルシーンが始まった。ぼくは何だかわけのわからない奇声を上げて、スクリーンの前に突っ走る。映画館の客席は和風の座敷になっていて、靴を脱いで上がり、最前列から二番目の紫色の座布団に滑り込むような形で座る。最前列には男性が座っている。座布団がうまくお尻の真下に敷けないので、何度か座り直すが、どうしてもお尻と座布団とがうまくなじまない。
 川を堤防の上から見下ろしている。岸辺に近い水面にネコくらいの水生動物が見える。人魚なのだろうか。小さな女の子の格好をしている。その女の子に向けて、何かを転がして落としてやる。彼女(?)に与えるつもりだったのに、見えないところにもう一匹いた人魚がつつつ・・・と泳ぎ寄って、それを取ってしまった。そして、それをカメラのように構えて、上にいるぼくを撮影し始める。
 田舎の屋敷のようなところから帰宅しようとして、タクシーに乗る順番を待っている。ぼくの順番が来て、靴を履こうとすると、ぼくの靴が見あたらない。その屋敷のおばさんが「前の人が間違えて履いて行ってしまったみたい。そこにかかっていませんか?」と言って、かたわらの戸棚を指さす。見ると、その戸棚には随分昔にぼくがどこかでなくした古いほこりだらけの靴が吊してあった。どういう理由でか分からないが、めぐりめぐってこんなところで古い靴に出会うとは、驚きだ。ともかく、それを履いて帰ろうと思うが、タクシーに乗ったとして、ここから狛江までの道順をどうやって運転手に教えればよいか、不安になる。

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