1月1日の夢(元首相の独白)

 明けましておめでとうございます。バリ島ではうとうとすると、すぐ考えていることが夢になって出てくる不思議な体験をしましたが、記録できるようなまとまったストーリーにはなりませんでした。
 とりあえずバリに出発する前、1月1日の朝に日本で見た夢を書きます。なぜか、ぼくは「元首相」で、その人物の一人称によるナレーション付きの夢でした。ナレーションをそのまま記録します。
(夢ここから)
 「元首相である私がここ、最上川のほとりにやつてきたのは、50年ぶりくらいのような気がする。あれからもう50年も経ったということは、私は既に死んで、魂になってここへ戻ってきたのだろうか。」
(ここからは客観的な夢の記述)
 ぼくは水彩で、紙にさらさらと自分の思い出を絵に描く。と、その絵はまるで写真のように見える。画面の手前に見える女の子が妹で、その後ろに小さく見えている男の子がぼくだ。絵は見ているうちにますますくっきりとして、鮮明になってくる。

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