10月28日の夢(走るお屋敷)

 深夜に駅でライターのMさんと待ち合わせるが、会えないまま、超大金持ちのクリエイターの屋敷に泊まることになる。雑魚寝で、眠れない。その上、夜中の3時頃主人のクリエイターに起こされ、ポジ選びをさせられる。老眼でコンタクト(フィルムに写った写真を一覧できるようプリントしたもの)がよく見えないため、適当にあしらい、「もうカットはこれ以上ないの?」と尋ねる。相手が困っている間に、尿意を催したのでトイレに行く。トイレは真四角で、便器も何もない部屋。一角で、壁にむかっておしっこを始める。と、突然部屋が揺れだした。この家は実は列車で、それが走り出したのだ。揺れにまかせて、部屋中におしっこをまき散らす。でも、誰もいないのだから構わないと思う。
 
 日比谷の地下鉄の駅から地上に出る。たまには都電に乗って帰ろうと思う。車道を横切って、真ん中の安全地帯に行き、ちょうどやってきた電車に乗ろうとする。もしかして、行き先と反対に行く電車かもしれない。それに、どうやって乗ればよいのだろう。「一番混む乗り物だ」という誰かの声も聞こえる。サラリーマンたちが走ってきて、駅の壁にある路線図のようなものに、パスネットのカードを投げつけている。そうすれば改札したことになるらしい。会社のM氏とI氏も都電に乗って、どこかへ行くようだ。
 乗るのをやめて、道路の反対側に渡り、安いことで有名な中華料理屋に入る。屋外のテーブルに座り、2品をオーダーする。すぐ出てきたのは皿からはみだす長さのゴボウの料理だ。サービスらしいサラダの皿も出て、3品が前に置かれる。箸やフォークが見あたらない。他のテーブルを観察すると、やはりテーブルに箸が置いてあるようだ。よく探すと、確かに袋に入った割り箸がいくつかあるが、みんな袋が破れて、外に箸が突きだしている。衛生的ではないが、お腹も減っていたので、突き出し方の少ない箸を取って食べる。いつのまにかゴボウが消えている。でも2皿でもうお腹がいっぱいだ。あと1皿食べたら、家で夕食が入らなくなりそうだ。いつのまにか、同じテーブルに見知らぬ女性が座り、食事をしている。なんだ、こいつは・・・と違和感を覚える。と、すぐ前のテーブルにいた女性二人が突然立ち上がって、「まあ、一色さん!」と叫ぶ。向こうはぼくをよく知っているようだが、全然誰だか思い出せない。彼女たちは「以前は途中でやめてしまって、ごめんなさい」と、しきりに恐縮するが、ぼくには何のことやら見当がつかない。

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