2月15日の夢(水色の手紙)

 取材の仕事で、ステレオ・カートリッジ(レコードプレーヤーの部品)の新製品の説明を受けに行く。担当技術者の男はこのカートリッジの特許について、早口でまくしたてる。それを聞いて、ぼくは「えっ、マイクロのカートリッジ(意味不明、このあたり夢のメモがよく読みとれない)の特許はないのですか」と質問する。男はゆっくりともったいぶって立ち上がると、台所へ行き、フライパンで何かを炒めながら、「ない、と思いますよ」と、ゆっくり言葉を区切りながら答える。それを聞いて、ぼくは「これは特ダネものだ!」と思う。そこへ少年がやってきて、男にインタビューを始める。普通、インタビューは白い紙に質問を書いてするのだが、彼が用意した紙の中には数枚ごとに水色の紙がある。その水色の紙に書かれた質問は、オーディオ特有の難解な言葉ではなく、普通の言葉で分かりやすく書かれており、耳で聞いてもとてもやわらかく感じる。ぼくは少年の水色の質問を、とてもいいなあと感心する。

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