8月14日の夢(馬の不法侵入)

 名古屋の実家の前の道路に母と立っていると突然、チョコレート色に塗られた木製の柵を飛び越えて、庭から道路へ騎手を乗せた馬が飛び出し、駆け抜けていった。びっくりしていると、さらにもう一頭が続いた。母に「どこからあの馬は来たのだろう?」と言うと、母は「裏の柵を飛び越えて他の家の庭からうちに入り、近道をしようとしたのだろう」と答える。さらに三頭の仔馬が横に並んで柵を飛び越えたところで我に返り、ぼくは「人の庭に馬を勝手に入れるな!」と叫ぶ。仔馬たちの手綱を握っていたのは、初老の小男だった。ぼくの剣幕に驚いて、仔馬たちを連れて野川の遊歩道に走り込んでいく。ぼくは周りの家々にも聞こえるよう、大声で「「人の庭に馬を勝手に入れるな!」と叫びながら、彼らを追いかけていく。

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8月6日の夢(不法投棄)

 ある会計士の仕事に対して批判が出ているので、ぼくは上司と共に内偵班を組んで実態調査に出かける。川のそばに移動式の巨大なビルのようなものがあり、その屋上で会計士に指示された人々が蟻のように働いている。これ全体がバカでかい機械であるらしい。屋上で処理されているのは食べ残された食材だ。魚はその機械で処理されるが、黄色い肉のようなものは屋上から下の廊下に投げ捨てられる。道路わきの側溝に遺棄されたそれをぼくは靴で押しやって検分する。上司はスコップでそれを小山のように積み上げる。
 そこへ川の方からゴーッという音がする。驚いて目をやると、川の中に黒い巨大な四角い泥船が押し出されてきた。舟全体が墨のように真黒で、真ん中に墨壺のような池がある。その中に黒いけだものが一頭追い込まれる。とたんに舟から真黒な汚水が川に垂れ流される。
 それを見ている間に、気づくとさっきの巨大な機械も側溝の汚物も会計士も姿を消し、街は平和な姿に戻っている。

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8月1日の夢(大温室)

 三階建てぐらいの大温室を基地として、ぼくらはそこから出動する。しかし、ぼくは仕事がなくて暇なので、バスの中で一日中本を読んでいる。上司からいやがられるが、ぼくは意に介しない。
 今日もバスで大温室に戻って来ると、大温室の中にアラブ人の父子が匿われていた。ぼくは鞄の中から弁当と本を取り出し、いったんベンチの上に置くが、すぐにそれらを手に持って、二階への階段を登る。

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7月29日の夢(夕涼みコンサート)

 街角にベンチを並べ、納涼コンサートをするから、そこで歌ってほしいと言われ、二つ返事で引き受ける。だが会場に着いてみると、鞄の中に一冊も楽譜を入れてこなかったことに気づく。これでは歌えない。聴衆の一人が歌の本を持ってきてくれたと聞いていたが、その人を探しても会場にいない。

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7月27日の夢(緑のネクタイ)

 クライアントの某社の特約店研修会が名古屋で開かれるので、そのプロデュースをしに行く。会場は二階建ての一軒家で、一階も二階も壁中に書棚が設けられ、さまざまな書籍や資料が展示されている。中にはぼく自身が個人で持ち込んだものもある。
 ぼくは研修会の司会役なのだが、講師役の特約店の男が頼りなく、すぐにトークがストップしてしまう。畳敷きの会場の幹事席から、おいでおいでと手招きがされるので、ぼくが司会席から立って行こうとすると、ダメ講師がさっさと幹事席へ行き、ぼくは取り残される。これではダメなのは講師でなく、司会のぼくのように見えるではないか。
 結局、研修会はそのまま解散になってしまう。残されたスタッフのぼくらは書棚の大量の書籍の回収に追われる。ぼく個人の本も急いで鞄に詰める。どうしても確保したいものをぼくは箱のようなものに詰め込み、風呂敷のようなもので包むが、中身が収まりきらず、少しずつこぼれてしまう。よく見ると、風呂敷と見えたものは、ぼくの緑色のネクタイだ。こんなもので包めるわけがないと思う。
 最後の点検をして、撤収のためのバスに乗る。バスは名古屋の中心街に向かうはずなのに、木々の間の細い道に入り込んでしまう。道はバスの車幅より狭くなり、さらには石段を降りなければならなくなる。

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7月18日の夢(脱出)

 北海道あたりの広大な邸宅に全社員が集められ、泊りがけの会議が行われた。裸足でトイレに入ると、床は小便だらけで、とても便器のところまで進めない。あきらめて出口に戻ろうとすると、鞄をどこかに隠されてしまった。そこへ女性がやはりトイレに入ろうとして、立ちすくんでいる。トイレにいた若い男が彼女の服を両手で撫でまわす。たちまち服は黄色く変色していく。
 トイレをなんとか脱出すると、知人の男が乗る最新型の車が敷地内に疾走してきて、ぼくと女性を拾い上げてくれた。その男は鈴木という名前で知られている。車の座席は前・中・後ろの三つに分かれていて、前の席に運転者と女性、中の席にぼく、後ろの席に鈴木が座っている。鈴木は礼を言うぼくたちに目もくれず、ケータイのメールを悠然と打ち続ける。しかも、後ろの席だけが車から分離して、ちょっと後ろに離れた。最新式だ。なんともかっこいい。

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7月16日の夢(人生否定ソフト)

 パソコンの画面の右半分をぎっしりと埋める文章は、ぼくの人生についてだらだらと書かれたものだ。そして左半分には、それを否定する三つのソフトがある。その三つは見た目は違うけれど、どれを使っても情報量は同じだという。くやしいが、これを使おうと思う。だが、このどれかをクリックしたら、もうぼくは無言の存在になってしまう。だから、人生否定ソフトをぼくがクリックしたら、ソフトは走って山を下り、近くの集落までそのことを伝えにいってくれるのだという。
 トイレの個室の前に、一枚の座布団が敷いてある。

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7月15日の夢(受験者の逆襲)

 今まで試験を受けるときはいつも受け身だった。けれど、これからは試験問題の文体を全部自分のものに書き換えてしまおうと思う。そのためにぼくの点数が下がっても構わない。さあ、いよいよ答案が配られた。これを全部ぼく自身のためのものに作り直してしまうのだ。

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7月12日の夢(鍋と鋼鉄の歯)

 パーティーの終了間際に行ったので、もう料理が片付けられようとしている。白い制服のウェイターが皿から一尾の魚を箸でつまみ、鍋に入れたのを見て、ぼくもその真似をする。するとウェイターはぼくにお世辞を言いながら、ぼくのために何尾かの魚を取ってくれる。皿の上の魚は全部が白い骨でできたような、不気味な種類ばかりだ。それでもぼくは空腹なので、周りの人にも勧めながら魚を食べようとするが、取り分ける小鉢がない。必死で探すと、テーブルの下に残り水の入った、ちょっと汚れたガラスのコップがいくつかあった。これでもいいかなと思う。
 歯を磨こうと口をあけると、前歯の真ん中に巨大な鉄製の機械が埋め込まれている。いつのまにこんなものが、と思うが、電動歯ブラシでそれを磨いていく。

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7月11日の夢(リオデジャネイロ)

 ブラジルのリオデジャネイロに引っ越した。街の地面に駅のホームとも港の埠頭ともつかない、コンクリートの縦長のものがあり、そこに沢山のズボンが置かれている。市民になったしるしとしてぼくもその上に自分のズボンを置く。しかし、すぐに市民たちから「おまえのズボンは左右にある二つの細いホームの上に置け」と注意される。しかたなくズボンを並べ替えるが、そこに置かせてもらうには、またもや多額のお金が必要だという。

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