2月18日の夢(入りきらない袋)

 網でできた袋の中にたくさんの物を詰め込んでいる。具体的な物体というより、不定形で曖昧な物だ。さらに帽子のような形の物を入れなくてはいけないのだが、どうしても入らない。何度でも別の袋で試してみるが、帽子のような物だけが外に残ってしまう。
 初めて会う人と、動物園のゲートの前で待ち合わせた。その人はオニヅカさんという名前だが、まだ会ったことがなく、顔を知らない。携帯で連絡をとろうとするが、初めて使うスマホなので使い方が分からない。卵型の画面のどこをどう操作すれば、通話画面になるのだろう。あきらめてポケットにしまう。気づくとぼくの隣にさっきから動物園のゲートを見つめて立っている人がいる。「もしかしてオニヅカさんですか」とおそるおそる尋ねてみると「そうです」と言う。なあんだ。さっきから隣にいたんじゃないか。

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2月14日の夢(女スパイとトイレ)

 夫婦で寝たふりをしていると、予想した通り窓から女スパイが乗り込んできた。起き上がって窓の左右に分かれ、挟み撃ちであっさりと女スパイをやっつける。
 某出版社にいて尿意を催し、トイレに入る。襖をあけると畳敷きの座敷の真ん中に和式便器が埋め込んである。はっと気づくと、左足を原色のイエローの絵の具のような水溜まりに突っ込んでいる。慌ててトイレを出て、左隣の部屋の襖をあける。そこもトイレだが、やっぱり汚い。「社長! なんとかしてよー~!」と心の中で悲鳴をあげる。

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2月10日の夢(Yさんの本棚)

 女性詩人のYさんの家で、「Y」という名前の雑誌を全冊、別の本棚に移すように指示される。Yさんと「Y」誌は奇しくも同じ名前なのだ。「Y」誌は見たところダンボールの発送用封筒に入っているように見えるが、「Y」誌そのものがダンボール製の装丁なのかもしれない。ぼくは「これ、1号から号数順に並べるのですか」と尋ねる。しかしYさんから返事がないので、号数を無視して、手当たり次第に本箱に詰め込んでいく。

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2月6日の夢(自由になるには)

 家の財産をすべて申告すれば自由にどこへ行ってもいいという法律ができた。

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2月5日の夢(背中の埋め込み)

 ぼくは小泉首相には棒状のものを、鳩山以降の各首相には円盤状のものを背中に埋め込まれた。

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2月4日の夢(日の当たるオフィス)

 昔在籍したS社のオフィスにいる。とてもモダンで美しいオフィス。窓から太陽の光が燦燦と差し込んで眩しいほどだ。一番奥は社長のU氏のデスク。その手前は新入社員の女性。次がぼくのデスクである。ぼくは自前のパソコンを与えられておらず、マウスが新入女子社員のパソコンにつながっているだけだ。彼女は社長と楽しそうに話しながら、パソコンを操作しており、ほとんどぼくには使うことができない。
 そこへ部長のМ氏がやってきて、「一色さんのメールボックスがいっぱいだから、溜まったメールを捨てるように」と指示をしてきた。ぼく自身もそうしたいと思うのだが、ここから見えるパソコン画面にはツールバーがなく、メールのアイコンが表示されていない。そういえばGoogleのアイコンも見当たらない。
 社長のデスクのかたわらに新刊の雑誌が積まれているので、それをぱらぱらとめくってみる。うちの会社が作った広告のセンスが古いとクライアントが非難しているというので、その広告を見たいと思ったのだ。だが、その広告はどの雑誌にも掲載されていない。ただ、別の会社の広告が見つかった。詩集出版社のD社が業態を変えて、オーディオメーカーになったらしく、その広告が載っている。
 どうもぼくはこの会社に必要とされていないようなので、明日会社を辞めようと決意する。ぼくのもとにはもっといい仕事の話が舞い込んでいるのだから。

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1月31日の夢(車に投函)

 ポストに投函しようと持ってきた二枚のハガキを、路肩に駐車している乗用車の後部窓の隙間から、内部に投げ込む。しまった! と思う。車の持ち主が見つけて、ポストに投函してくれるだろうか。いやいや、それは無理だろう。でもまあいいか、と思いつつ、その場を立ち去る。

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1月27日の夢(ピンク色の手紙)

 全共闘運動が終わった後、さまざまな意見が寄せられた。中には女性の生き方に対する、男性からの無理解な問いかけも多かった。それに応えて、メンバーが手分けして自分の意見を手紙に書き送ったが、それぞれに赤や青やさまざまな色の便せんを使うことにした。ぼくも男性の立場で、返事を書くことにしたが、最も女性らしいピンク色の便せんを使わせてもらうことにした。

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1月23日の夢(壁のないエレベーター)

 妻が階下へ降りたいと言うのでエレベーターに乗る。我が家のエレベーターは屋外にあり、正方形のベランダがそのままエレベーターになった感じ。周囲に壁はなく、四方の手すり沿いにベンチ式の座席がある。
 一階に着いたが、妻は座ったまま降りる気配がない。そのうちによその家の小学生の女の子とその母親が乗り込み、着席した。妻に「降りないの?」と訊くと「降りたくなくなった」と言う。それなら二階に戻ろうとエレベーターの運転ボタンを探す。それは大きな円形をしているはずだが、誰かの背中の向こうに隠れているらしく、どうしても見つからない。
 医者に行く。医院は木造で薄暗い。眼科、内科、外科をめぐる予定だったが、内科と外科を終わったところで、医師に「では今度は一か月後に」と言われてしまう。ぼくは「あれっ? 眼科がまだ終わっていないのでは? それとも既に受診したのに忘れてしまったのかな」と医師に問いかける。
 医師は薄暗い出口に向かいながら「そうそう。従弟の方の同人誌ですが、活版がいいと思います。いい印刷所を紹介しますよ」と言う。ぼくは面食らって「えっ? オフセットの方が安いし、仕上がりも良いのでは?」と問い返すが、医師は「活版がいい」と言って譲らない。
 川に沿って上流から妻と歩いてきて、橋のところまで来た。上流はかなりの急流で、真っ青な大波が次々と立ち、若者たちが盛んに波乗りをしている。下流は堤防のせいで見ることができないが、オリンピックコースになっているという。妻は「このまま川を下って、私たちもオリンピックに出よう」と提案する。妻はいつからそんなに元気になったのだろう。ぼく自身はとても体力がありそうにない。

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1月21日の夢(嵯峨さんの回顧展)

 詩人の嵯峨信之さんの回顧展が開かれている。会場は二つの畳敷きの和室がぶち抜きにされ、すべての壁は天井まで書籍で埋め尽くされている。しかし、克明に見ても、ぼくの知っている本は一冊もない。何冊か取り出して、ぱらぱらとめくってみる。すると全然未知の雑誌なのに、ぼくの名前の書かれている雑誌があって、びっくりする。ぼくのいる部屋にはほかに誰もいないが、隣の部屋には何人か人が集まっているので、首を伸ばすようにして、その部屋を覗き込む。しかし、ぼくの知り合いは一人もいない。ぼくは立ち上がって、二つの部屋をくまなく見て回る。それでも誰も知っている人がいないので、ぼくはそのまま会場を後にする。

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