2月4日の夢(日の当たるオフィス)

 昔在籍したS社のオフィスにいる。とてもモダンで美しいオフィス。窓から太陽の光が燦燦と差し込んで眩しいほどだ。一番奥は社長のU氏のデスク。その手前は新入社員の女性。次がぼくのデスクである。ぼくは自前のパソコンを与えられておらず、マウスが新入女子社員のパソコンにつながっているだけだ。彼女は社長と楽しそうに話しながら、パソコンを操作しており、ほとんどぼくには使うことができない。
 そこへ部長のМ氏がやってきて、「一色さんのメールボックスがいっぱいだから、溜まったメールを捨てるように」と指示をしてきた。ぼく自身もそうしたいと思うのだが、ここから見えるパソコン画面にはツールバーがなく、メールのアイコンが表示されていない。そういえばGoogleのアイコンも見当たらない。
 社長のデスクのかたわらに新刊の雑誌が積まれているので、それをぱらぱらとめくってみる。うちの会社が作った広告のセンスが古いとクライアントが非難しているというので、その広告を見たいと思ったのだ。だが、その広告はどの雑誌にも掲載されていない。ただ、別の会社の広告が見つかった。詩集出版社のD社が業態を変えて、オーディオメーカーになったらしく、その広告が載っている。
 どうもぼくはこの会社に必要とされていないようなので、明日会社を辞めようと決意する。ぼくのもとにはもっといい仕事の話が舞い込んでいるのだから。

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