5月14日の夢(トイレの水に流す)

 今年、某詩祭で先達詩人として顕彰される長老詩人のお祝いの会に谷川俊太郎氏がゲストとして出演し、即興詩を読むらしい。それなら、それにさらにぼくが即興で詩をつければもっと面白い趣向になるが、そんなこと今から考えてもしかたがないだろう。もう寝ようと思い、用を足すためトイレに入る。そこに電話が鳴る。例の長老詩人からだ。と思っているうち、自宅のはずがぼくはホテルの豪華なロビーに面したトイレに、個室のドアを開けっ放しで入っていた。しかも、その長老詩人がどんどん近寄ってきて、ぼくが用を足している便器の中に何かを投げ込んだ上で、ロビーに戻り、谷川氏の即興詩の後に続ける予定だという詩を朗読し始める。ぼくはその間に用を足してしまったので、さて、長老詩人が便器に投げ込んだ紙切れのようなものを一緒に水に流してしまっていいものかどうか一瞬迷うが、思い切って流してしまう。

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5月13日の夢(裂けたシャツと靴)

 出張先から帰ろうとして、駅にやってきた。新幹線の駅のはずだが、ローカルな小さな駅。突然、上半身のシャツが破れてしまった。みっともないが、破れ目を風呂敷のように結んで、上半身をなんとか隠す。さらに両足とも靴が縦に真ん中からぱっくり裂けてしまう。あまりにみっともないので、裂けて足の両側に垂れ下がった革をハサミでジョキジョキ切り取り、なんとか取り繕う。新幹線がホームに入ってきたので、その格好で改札を通ろうとするが、駅員に上半身を見とがめられる。しかし、靴のことは気づかれなかった。半分ほっとして、「この格好で乗っていけない規則があるのか」と駅員に食ってかかり、強引に押し通る。しかし、東京に着いたらこの格好で会社に直行しなければいけないが、靴の有様が気になる。妻に電話して、新しい靴を買って貰おうかなどと、思いまどう。
 会社に帰り着くと、会社は小さな四畳半くらいの一室に縮小していた。新しく権力を握った役員が社長になって畳の上に座っている。ともかく、こんなに狭いのだから、早く自分の場所を確保しなければならない。パソコンなども自分が専用で使えるものを確保しなくてはいけない。気がつくと、ぼくは部屋の真ん中に真っ赤なパソコンを自分用にセットして、それに電源を入れている。こんないいパソコンを、いい場所に確保して、ほっと安心すると共にちょっと目立ち過ぎかなとも思う。ともかく、同僚たちと一緒に部屋を片づけ、窓を開け、これでなんとか仕事を始められそうだと思う。

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5月12日の夢(恐怖の部屋)

 同じマンションの五階にある死んだ両親の部屋に一人で行くよう、妻に用を頼まれる。この部屋には非常な恐怖を覚える。部屋には入らず、廊下から窓を開け、カーテンをバッとあけてみる。中に父親の背広がさがっているのが見えた。それだけで怖くて、とてもドアを開けて中に入る気がしない。
 そのまま家に戻ると、五階の部屋に谷川俊太郎らの有名詩人がやってくるというチラシを、数人のおばさんたちが読んで、「行ってみようかしら」と騒いでいる。ぼくはそのチラシに、さらに情報を自分で書き加え、「ぜひ行くように」と、おばさんたちを焚きつける。

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5月11日の夢(飛べない円盤)

 某社の新商品が出たので、そのオリエンテーションを受けに、巨大な円盤形UFOに乗って出かけることにする。だが、空港に行くと、円盤は円形の部屋にまだ留め金でロックされたままだ。旅先で、某社のスタッフと2名のアーティストが座談会の形で新商品について語ってくれることになっているのだが、アーティストの内一人はまだ現れないし、第一、この嵐では飛び立つことさえできないかもしれない。この場でぼくが質問をして話を聞き、いかにも座談会をやったようにまとめればいいかもしれないと思う。某社の人に「掲載誌はどんな大きさ?」と問われ、そばにあった同じ大きさの紙を広げるが、相手にうまく通じない。ぼくは直接の編集担当者でないため、うまく説明できないのだ。困っていると、「なぜ分からない?」と相手はかさにかかって問いつめてくる。それにオリエンを記録するテレコを持ってくるのを忘れてしまった。メモだけで大丈夫だろうかと心配になる。

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4月10日の夢(ミュージカル取材)

 ミュージカルの公演の取材に行く。既にステージは開幕している。観客がぱらぱらとしかいない席の一角に座る。公演が進むと、その一角に座っている観客達は、次々と花束を持って舞台に上がっていく。そういうための席だったのか。
 第一幕が終わり、次の幕が開くまでの間、外に出て河原に腰を下ろしている。すると、急に波音が高くなったと思うと、あっという間に川の水位が上がり、ぼくはずぶ濡れになってしまった。
 公演が終わった後、バックステージでミュージカルの制作スタッフ達の記者会見が開かれた。ぼくはコンクリートの床に寝ころんだ状態で取材している。そこへ出演を終えた役者達が次々と引き上げてきて、まるで出演者控え室みたいになってしまい、記者会見どころではなくなってしまう。

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5月9日の夢(エレベーターで暴れる)

 マンションのエレベーターに乗る。中はたくさんの女性達でいっぱいだ。ゴミ捨て場の片づけをする当番階の主婦達らしい。
 エレベーターは9階に停まった。そこは展覧会場になっていて、ぼくは自分の描いた絵を出品した。普通の展覧会は絵を壁にかけるのだが、ここでは絵を床に水平に並べて鑑賞するようになっている。
 帰りにまたエレベーターに乗り、3階の自宅で降りようとするが、エレベーターは素通りしてしまう。ぼくは怒りにかられ、持っていた棒を振り回しながら、「なぜ停まらない? 停めろ!」と叫んで、同乗した主婦達を殴りつける。しかし、その甲斐もなくエレベーターは1階までノンストップで下降してしまった。ぼくは1階に降りてもまだ怒りまくり、手当たり次第に棒を振り回して暴れまくる。

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5月7日の夢(Sさんの生首)

 今は権力の移行期間。次代の会社を担うぼくらは、今まで会社が重用していなかった人たちにスポットを当てることにした。その一人、Sさんという女性の生首が軒端につり下がっている。生きたまま首だけになったSさん。その首に向かって、ぼくは竹刀をふるい、打ち込みの真似事をする。彼女の顔の寸前で、ぴたりと竹刀を止めてみせたりする。そのたびに彼女は陽気な笑い声を立てて、ぼくらに応えてくれる。今まで注目されなかったSさんたちと、うまくやっていけるかどうかが、ぼくらが新しく権力を握るための鍵になると思う。

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5月3日の夢(北欧旅行)

 浜松に久しぶりに出張で出かけた。雨が降っている。料理屋で夕食を同僚達と食べ、駅に行くタクシーを呼んでもらう。沢山の客が行列を作ってタクシーを待っている。ところが、ちょうど携帯に電話がかかってきて、それに出ているうちにタクシーの順番を飛ばされてしまう。仕方なくもう一度呼んでもらうが、何の理由でだか、また順番を飛ばされてしまう。これではなかなか東京へ戻れない。
 同僚が創業者のK会長に呼び出されて、お説教をされた話をしてくれる。会長室にはそうめんか冷や麦を入れた器が置いてあり、それにウジ虫をつまんで投げ込むよう指示されたという。やってみると、なかなか難しい。仕事の難しさを伝えたかったらしい。
 会社に帰ると、案の定会長室に呼ばれた。入ってみると、会長は長嶋茂雄だった。中には本当に大きな器があり、そうめんがいっぱい入っている。ウジ虫も何匹か入っている。長嶋は脳梗塞の後遺症で、言葉が出ないらしい。ぼくにエレクトーンの最高機種のカタログを見せ、その中に書いてある言葉をいくつか指さして見せる。何かぼくにその言葉で、文句を伝えたいらしい。しかし、ぼくはエレクトーンの仕事は殆どやった経験がない。むらむらと怒りが起こり、ぼくは会長に「あなたはぼくが十数年ピアノの仕事をしていたのを知らないのか。そんなふうに社員の仕事を理解していないとは、失望した」と怒りをぶつける。ふと天井を見る。水がひたひたと部屋の中に寄せてきている。水は横にたまるものだが、この部屋では縦にたまるらしい。水平線がひたひたと縦になって、部屋の中央に迫ってくる。
 みんなで北欧に旅行した。港の水面にうなぎが泳いでいて、白いものを噴き出す。「43歳を過ぎてから結婚すると、人間もあんなふうに脂肪酸が噴き出すのだよ」と、誰か男性が自分の妹に説教し、みんな爆笑する。海辺に老女性詩人のKさんの家がある。「ここ数日、Kさんの姿が見えない。もしかして、亡くなったのでは?」とガイドが言うが、特に中に入ってみようとはしない。彼女の家の玄関の壁には陶器が沢山吊して飾ってあり、日本の詩人達の詩が一つずつ焼き込まれている。もしかして、ぼくの詩もあるかもしれないと思うが、見あたらない。
 そばのステージで日本人のおぱさんたちがショーをしている。ちょっとサーカス芸みたいな要素を含むお笑いショーで、現地の若者たちに人気が高い。これは十数年前に日本で中年のおばさんたちがやってブームになった芸を、別のおばさんたちが再現しているのだというが、とても上手で、よく訓練されていると思う。
 街には建て売りの住宅が50軒ほど売り出されていると聞き、階段を登って見学する。なんだか、間取りが狭い気がするが、実は家の真ん中で二つに床が分かれていて、その裂け目を飛び越えれば、その向こうも家の一部なのだと分かる。さらに階段を下りた一階には、中央の部屋のほか両側に広い居間もついていて、意外に広くて良い家だということが分かった。

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5月2日の夢(ぼくが燃え上がる)

明日、羽田に前泊して、広島と山口に観光旅行に行ってきます。
(夢ここから)
田舎の大きな家に引っ越した。壁も粗塗りされただけの、野趣に飛んだ家。道路で少年達と遊ぶ。なぜかぼくだけが大人の若い男性。ぼくはそれらの少年達の一人を泥の穴に沈めてしまったことで、警察の指名手配を受ける。ぼくには妻か婚約者のような女性がいる。彼女は手に炭火を持っている。家の中でその炭火をぼくに押しつけると、ぼくの全身は燃え上がる。そして、その炎に焼かれて、ぼくは浄化された。今度は燃えるぼくが妻を抱きしめる。すると、妻にも炎が燃え移った。

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4月29日の夢(丸見えトイレ)

 会社が新しい全面ガラスのビルに建て変わった。ぼく以外の社員は全員忙しく働いており、K会長は「それじゃあ、企画書は一つぼくが書かなきゃいけないな」と上機嫌で言う。しかし、ぼく一人は全く暇でやることがない。今、何時だろうかと思う。目の前のガラス越しに、通りの向かいにあるビルの壁面の時計が見えるが、逆光のせいかよく見えないし、どうも狂っているような気がする。自分の腕時計を見ると、まだ午前中だ。そんなはずはない。時計が狂ってしまったのかと、ぎくりとする。しかし、それは時針と秒針を見誤ったせいらしい。秒針といっしょに時針の中心も回転してしまうので、正確な時間が読みとりにくいのだ。多分、3時か4時くらいらしい。
 トイレへ行く。窓際の便器に近寄って、驚いた。全面ガラス張りなので、自分のすぐ足の下を街路を歩く人々の頭が横切っていく。彼らが上を見上げれば、自分の用を足す姿が丸見えに違いない。おまけに、窓の下にパイプが外に向かって突きだしていて、ぼくのおしっこはそこから外へこぼれているのだ。よくビルの下を通ると、上から水滴が降ってくることがあるが、あれはクーラーの水だとぱかり思っていた。あれはおしっこだったのだ!
 確かめようと外へ出て、街路からビルのトイレを見上げる。さすがに外からはガラスは半透明になっていて、見えにくいが、ちょうどOくんがトイレに入り、便器に向かう姿がぼんやり見える。今会社に戻ると、彼のおしっこを頭からかぶってしまうだろう。ビルを反対回りに一周して会社に戻ろうと思う。

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