6月19日の夢(地方取材)

 夕方6時過ぎ。会社で仕事をしていると、M専務にY社の仕事で急に高崎まで出張取材を依頼される。すぐに出かける準備をしていると、営業のM氏がやってきて、「今、忙しいの?」と聞く。どうやらぼくに別の仕事を頼みたいらしいが、そんな暇はない。それを察して、専務が「一色さんは今はとても無理だよ」と言ってくれたので、M氏はすごすごと引き下がった。
 出かける前にトイレへ行くと、女性詩人のNさんが自分のバッグをトイレのドアノブに巻き付け、入れないようにしてから、「ちょっと待って。まだ連絡がないの」と言う。やはりぼくを行かせないで、別の仕事を頼みたいのだろう。ぼくはトイレをあきらめ、「とても2つの仕事をいっしょには無理だよ」と答え、強引に出張へ出かける。
 高崎の西武デパートへ着いた。壁面に大量の生野菜が埋め込まれて、その新鮮さがこのデパートの「売り」になっている。ぼくは店長へのインタビューを無事に終え、さて写真を撮ろうとするが、もう夕方なので光量が弱く、ピントも合わないし、シャッターも下りない。困っていると、窮状を察したのか西武の女性社員が「この明るさでシャッターが下りないなら、写真は無理でしょう。その場合はうちの社で撮った写真をお貸しします」と言ってくれる。
 安心したのが災いして、ぼくは取材現場へリュックサックを置き忘れてきてしまった。青くなって、走って取りに戻る。もうないとあきらめかけていたのだが、舗道にちゃんとそのまま置かれていた。ほっと胸を撫で下ろす。

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6月15日の夢(無能な物書き)

 ローカル紙のためのエッセー原稿を書き、妻にチェックしてもらった上で、編集部に送った。ところが担当の記者から山のような資料と共に、ダメだしの赤字入りの原稿が戻ってきてしまった。エッセーの中にたまたま実際にある川の名前を書き込んだのだが、その川はぼくの想像したような大きな川ではなく、小さな川なのだという。その川の写真入りの記事の切り抜きが証拠として入っている。小さな川ではあるが、水害があったらしく、黒い柵のようなものが沢山濁流に押し流されている写真だ。そのほか徹底的に書き直された文章が別紙で原稿の上に貼り付けられている。
 その原稿と資料の山をオフィスの自席の前の床に置き、ふと見ると、ぼくの席とその前後左右四つの席を同僚の女性たちが占領している。裁縫部の女性たちで、大急ぎで商品の洋服を繕わなければいけないらしい。しかし、それではぼくがパソコンを使えない。ぼくの席で裁縫に夢中の女性の肩を叩き、「すみません。ぼくの席をあけてくれませんか」とお願いする。それでやっと自分のデスクに座り、原稿を改めて点検する。なんだ、これは。まるで箇条書きのような文体で、ぼくはこんな下手なエッセーしか書けないのかと、がっくりする。
 音楽誌に自分の音楽知識の能力を超える講演をレポートするため、ノートに手書きで原稿を書く。講師にそのノートを見せると、やはりぼくの原稿が気に入らないらしい。ぼくをはじめ業界の人たちを沢山自分の山の別荘に呼び、パーティーを開くという。
 その別荘に行くには、大きな噴火口のような場所を通る。まるで巨大な牡蠣の貝殻のように岩石が同心円状に皺をつくっている。真ん中から少し斜めにずれたところに向かって底なしの穴になっていて、はるか下方の底には小さく青い湖の水面が見える。もしこの穴に落ちたら絶対いのちはない。ぼくは恐怖にかられ、思わず「怖い」と呟く。同行していた同僚が「あんな斜めの場所に底があるわけないじゃないか。そう見えるのは目の錯覚だよ」と笑い飛ばす。しかし、ぼくは恐怖が消えない。
 別荘に着き、パーティーが始まった。大皿に載せて次々と料理が運ばれてくるが、ぼくは野菜ばかりを食べている。そのうち我慢できずに、ただひとつ残っていた甘いものを食べる。おいしさに幸福感で満たされる。遠慮せずに肉料理もいただこうと思う。

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6月13日の夢(夏休みが終わった日)

 今日は夏休みが終わった日だ。登校すると、教室で若い男の担任がみんなに夏休み中の生活の発表をするようにと言う。女生徒のAさんは「あたしはこれまでピアノばかり弾いていたけれど、この思い出はとてもピアノだけでは表現できません。ギターで弾きたいと思います」と言う。ぼくはそれを聞いて、とても嬉しくなる。

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6月12日の夢(トンボの証人)

 裁判所で二人の罪人の裁判が行われている。ぼくはそのために呼ばれた二人の証人のうちの一人だ。どうもぼくはトンボであるらしい。しかし、自分が本当は何者なのかよく分からないのだ。

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6月7日の夢(布団で散髪)

 つぶれた床屋さんを買い取って、ボランティアの運営する床屋さんができた。二階の待合室では床に座って沢山のお客が待っている。最初に名まえを呼ばれたお客はボランティアに出資しているのをいいことに、あまりにも何度も髪を切りに来ると、ほかの客たちからブーイングされている。
 店の前にバス停があり、そこにも沢山のバス待ち客が並んでいる。バスに乗ろうとやってきた女性が長蛇の列に恐れをなし、自転車を借りて猛スピードで坂を下りていった。だが、向こうからバスがやってくるのが見えたので、気が変わったらしく、慌ててまた猛スピードで戻ってくるのが窓から見える。
 床屋さんではついにぼくの順番が来た。「一色さん、〇〇さん」と呼ばれる。「〇〇さん」というのは女性の名前で、おそらくぼくの女性的部分について独立した名前が与えられたものだろうと思う。ところが驚いたことに、本当にそういう名前の女性がいて、ぼくといっしょに三階へ上がった。そこには布団が敷かれていて、二人は隣同士の布団に寝かされる。一体、寝たお客の髪が切れるのか疑問だ。それに、どうしても隣の女性の方に体が近づきそうなので、注意しなくてはいけない。と思っているうちに、あっという間に散髪はすんだらしい。ぼくは頭がかなり禿ていて、髪がないのにうまく散髪できたのだろうか。壁に天井まで届く大きな鏡がはめこまれているので、全身を写そうとしたが、なぜかやめる。そして、待合室の客の頭を踏みつけそうになりながら、踏み越えて外に出る。

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6月6日の夢(DJ天皇)

 ぼくは放送局のディレクター。天皇に65分番組のディスクジョッキーをお願いする番組を企画した。天皇もこの企画のノリノリである。

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6月5日の夢(退職した会社訪問)

 退職した会社をリタイア後初めて訪ねた。ぼくがダメだと思っていたカメラマンを使ったピアノの広告が新聞の一面広告として採用されたらしい。青森の恐山近くの風景にアップライトピアノを置いて撮影したカットで、ぼくはそんなものが採用されるわけはないと、さんざんくさしたものだ。撮影したときは天気が悪かったらしく、全体に画面がぼーっとぼやけている。しかし、ぼくの意見とは反対にこの広告がクライアントに採用されたことに、ぼくは動揺する。
 オフィスの二階に上がるとスタッフは一新され、オフィスの中もすっかりモダンになっている。ぼくの後任の男性は就業時間が終わったあと、自席にチェロを持ちこんで現代音楽を超絶テクニックで演奏している。ほかのスタッフはその音量に迷惑そうだが、彼がぼくより存在感を出していることにさらに動揺する。
 あらゆることがぼくの考え方を否定した形でうまく回っているようだ。ぼくはいたたまれなくなって、自分のもう居場所のない元の職場を後にする。

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6月4日の夢(父殺し?)

 札幌に飛行機で出張し、イベントのオープニングに出席する。詩人のK氏とM氏が同行している。会場はビルの7階だ。一階のエレベーターホールにはその会場に行くらしい、沢山の詩人たちが待っている。だが三台あるエレベーターの内、彼らの前のエレベーターではなく、一番右端のぼくの前のドアが開いた。乗り込むと、ぼく以外はこのビルにあるオフィスの会社員らしい若い男性や事務服姿の女性である。
 7階に着き、ふと自分が黄色いスーツの上着を着ているものの、ズボンをはいていないことに気づく。これでは格好がつかない。もう一度エレベーターを降りて、ホテルの自室までズボンを取りに行く。
 自室を開けて、驚く。ぼくの父親が鮮血にまみれて死んでいたのだ。
 とにかく東京に戻ろうと、二人の同行者と共にタクシーで空港に向かう。海沿いの道路には大波が襲いかかってくる。運転手は「あれ、海面が下がってないな」と言う。さらに行くと、道路が波でえぐり取られ、これ以上進めなくなった。運転手は「ちょっと聞いてきます」と言って、降りた。ぼくはこのまま車が海に落ちるのではないかと恐怖にとらえられ、慌ててドアのロックを解除しようとする。だが、間違って別のボタンを押してしまい、何かがM氏に当たり、彼は「あいてっ」と悲鳴を上げる。ぼくは彼に謝罪し、ドアを開けて降りる。
 近くの家の中に避難し、なんとか落ち着くが、このままではにっちもさっちもいかない。ホテルに早く帰って、父親の死体発見を警察に通報しないと、ぼくが父親殺しの犯人としてつかまってしまうのではないかと、気が気でない。

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5月30日の夢(銀色の機械)

 会社から退社しようと外に出ると、いきなり女友達のYさんにタクシーに乗せられる。これから松坂屋ホールでお芝居の公演を2人で見るのだという。ちゃんと指定席券もある。終演まで見ていたら帰りが遅くなり、妻に怒られるなあと、ぼくは心配になる。途中で帰るかわりに、銀色に輝く四角柱のような機械をYさんにプレゼントすることにする。

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5月29日の夢(夢見るビル)

 ある地方都市で演劇公演の準備をしている。会場は地下で、そこへの降り口は狭く、ベルベットの布につかまり、斜めの穴を滑り降りるようにするしかない。スタッフたちは皆準備に熱中しているが、ぼく一人だけ何もすることがない。
 食事の時間になった。皆でテーブルを囲む。ぼくは最初壁際ではない列の一番右端に座るが、そこは本来の自分の席ではない。途中から奥の壁際の真ん中の席に移動する。しかし、その途中で食事中の女優の足を2度も踏んでしまい、慌てて謝る。
 その後、床に寝転がって休憩する。なんだか女っぽい男がぼくに手足をからみつかせるようにする。ぼくは気持ち悪いので、起き上がるが、男は「ねえ、ここにいて。ここにいて」と言って、ぼくに取りすがる。ぼくは男をはねのけ、「一人で勝手にやってろ」と怒る。
 外へ出るともう夕方だ。砂漠のような街に黄金色のビルが3つ並んで建っている。有名な新興宗教の教団本部と神殿だという。真ん中のビルだけが少し淡い色の黄金色だ。そのビルのドアから二体の巨大ロボットのようなものがギクシャクと外へ出てきて、周りを確認する。二体が戻ると、建物の窓はそれぞれ裏返るようにして、巨大なメカニズムにより閉じられる。そして窓は閉じられた人間の瞼のようになる。その窓に世界中のさまざまな風景が投影される。まるでビル自体が夢を見始めたみたいだ。

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