4月25日の夢(靴がない)

 会社がリニューアルされて、オフィスの真ん中に大きな四角いテーブルが置かれ、みんなそのテーブルに向かって仕事をしている。まるでちゃぶ台を囲んだ家族のようだ。新しい同僚の中にはオリンパスの元英国人社長もいる。みんな自分の持ち物を収納スペースにうまく収納できて、満足そうだ。だが、ぼくだけは自分の荷物がどこかへ失われてしまった。外に嵐がやってきて、オフィスの中に水が浸入してきた。大変だ。逃げ出そう。慌てて玄関にあるきれいな収納スペースの観音扉を開けるが、ぼくの靴だけが見当たらない。

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4月21日の夢(名刺がない)

 NHKから電話があり、本の注文が大量に来た。喜んで、その電話に応対しながら二階に上がり、担当者のところへ行く。しかし、彼の名前を度忘れしてしまい、せっかく彼の後ろにいるのに呼んで振り向かせることができない。電話を切らずにいったん席に戻り、彼の名前を思い出してから再び二階に上がるが、担当者はもう外出してしまっていた。しかも、二階のオフィスは同僚たちが大声で会話していて、とてもうるさく、電話の相手の声がよく聞こえない。送り先の住所が聞き取れないまま電話を切ってしまい、困ったなと思っていると、その相手が直接現れた。しかも、彼の妻がぼくの妻と知り合いの上、詩人の長谷川龍生氏とも知り合いだと言う。それは好都合だ。思わず名刺を渡そうと鞄の中を探るが、今度は名刺が一枚も出てこない。たまたま長谷川氏の写真が出てきたので、それを相手に見せて、その場をなんとか取り繕う。

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4月20日の夢(大地震)

 バレエを習っている少女は少年との再会を待ち続けている。そこへ大地震が来る。壁も天井も剥がれて崩れる。
 それから長い年月が経った。ぼくが家にいると、すっかりおとなになった少年と少女が仲良く家にやってきた。二人はその後ちゃんと再会して結婚できたのだ。映画はハッピーエンドになったのだ。ぼくは感動して、大泣きする。
 ツバメが帰ってきた。温かい春の雨が降っている。庭に管理人二人が傘をさして立っている。ぼくは傘がないが、そこに朱塗りのオキナワ風の門がある。ぼくは「ちょうどいい」と言って、その下に立って二人を招く。そして「30?号室の人がいいと言うなら、ぼくがその家の屋根を塗り直しますよ」と言う。

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4月19日の夢(ガスコンロ)

 乱雑な部屋の床にガスコンロが置いてある。ぼくは一度そのコックをひねるが点火しない。もう一度ひねると、前にもれていたガスに引火して、ぼあっと大きな炎が出た。あわてて自分の着ていた上着を脱いで炎にかぶせようかと思うが、その前に火は消えた。かたわらから妻がのんびりと「どうしたの?」と声をかける。ぼくは「爆発したけど、消えた」と答える。

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4月18日の夢(巨大な名刺)

 デザイナーのN氏に名刺の発注をする。彼が「名刺は三色刷りの方が安いですよ。そうしていいですか」と言うので、承諾する。出来上がった名刺を見ると、A5判ぐらいの巨大な大きさだ。
 N氏がぼくの会社に同年輩の知り合いだとというデザイナーと共にやってくる。会社は風にそよぐ広大な草原の中にある。ぼくはそのデザイナーとも仕事を既にしているらしく、「あの仕事はどうなっているの?」と尋ねる。彼がその件で打ち合わせしたいというので、残業しなくてはいけない。これは藪蛇になったなと思う。
 そこへU社長がやってきて、「今後の会社のことについて話したいから、明日は朝7時に出社するように。ぼくらはそのくらいのことはしなくちゃいけないと思うんだ」と申し渡す。みんな早朝出社と聞いて、ぶーぶー文句を言う。ぼくは自分はもう社員じゃないんだから、そんな早く来なくてもいいやと勝手に思う。

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4月17日の夢(昔の女友達)

 雨の原宿を傘をさして妻と歩いている。昔の女友達と出会い、彼女から何かを受け取る。彼女はそのままぼくらと一緒に帰りたいそぶりだが、ぼくは一刻も早く彼女から離れたい。彼女を無視して、妻と二人わざとらしくおしゃべりしながら、早足で階段を登ったり降りたりする。ようやく彼女をまくことができた。

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4月16日の夢(豪雨)

 成城の駅を降りると大雨である。タクシー乗り場は大変な行列。前に並んでいたおばさんたちが、そこに並んでいたタクシーのすべてを借り上げ、乗って行ってしまった。しかたなくバスに乗る。
 すると運転手が「前に来たバスに乗り替えなさい。あちらの方が早く着くから」と言う。なるほど、あちらの方が電通学園前経由だから早回りだ。乗客の殆どがそちらに乗り換えるが、ぼくはバスを降りない。見回すと、ぼくのほかに二人の女性が残っている。一人は日本人、もう一人は外国人の若い女性だ。
 バスは出発した。だが途中の交差点で津波のような洪水が前方から押し寄せ、周りは水浸しになって、バスは動けなくなった。
 ぼくと女性たちはバスを脱出し、駅に戻ろうとするが、反対車線を沢山のタクシーが洪水から逃げてくるのが見える。その一台を女性がつかまえ、ぼくらは全員それに乗りこむ。タクシーはUターンして、ぼくの自宅に向かうことにする。
 驚いたことに、運転手は若い外国人の男性だ。詩人のビナードさんに似ている。彼はぼくの行き先指示を理解し、無事自宅に車はたどりついた。
 その運転手と女性たちともども、ぼくはバタバタと二階の自室へ駆け上がる。一階には両親がいたが、みんなのことは話さない。そして、ぼくらは一夜を過ごす。外国人の女性がこっそりぼくのかたわらへ来て、ぼくらは抱き合って、愛を交わす。
 翌朝、目を覚ますと三人は既に目覚めて、出発の準備をしている。ぼくは彼らに置き去りにされるのが不安だが、なかなか夢日記を書き終えることができない。ぼくらがここにいることそれ自体が夢なので、いつまでも書き終えることができないのだ。三人は緑色の服を着ている。ぼくも慌てて服を着ると、それも少し青みがかっているが、やはり緑色の服だ。

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4月13日の夢(墓標)

 道路予定地を沢山の作業員が掘削している。その工事現場から、どこを掘っても大小の魚の形をした石像が大量に出てくる。石の魚はすべて道路の通じる方向を向いて、埋められていた。
 作業員たちは気味悪がって、それを道路に積み上げる。その上に松の幹をくりぬいて、それを蒲鉾型に半分に割ったものをかぶせている。ぼくらはその上をまたいで、道路の反対側に渡る。作業員たちはそんなぼくらを叱りつける。最後に渡ったぼくは松の幹の上でバランスを崩すが、なんとか転倒しないですんだ。
 反対側には石垣があり、その一角に人型の墓標が二つ段ボールで配置されている。「ここで〇〇と〇〇と倒れる」と、作業中に死んだ二人の人の名前が刻まれている。この人たちの死をぼくらは忘れてはいけないのだ。

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4月11日の夢(クリーニング屋)

 自宅近くのクリーニング屋に行くと、入り口にさっき会社で別れたばかりのデザイナーのSくんがいた。目を合わさず、会釈しただけで、中へ入り、店内を見学することにする。最初の部屋は待合室で沢山のお客が待っている。奥の部屋はカウンターの中に白衣を着た店員が何人もいて、忙しく客の注文をさばいている。見学しようと思ってきたのだが、ただ行列したお客から汚れ物を預かったり、渡したりしているだけだ。長く見学している理由はないことに気づき、店を出ようとする。Sくんがドアを開けてくれる。ぼくは再び、ただ会釈しただけで、目を合わせることなく外へ出る。

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4月10日の夢(路上オフィス)

 そろそろ退社時間だ。ぼくの勤めている会社は住宅地の路上にあり、デスクは道路わきに並べられている。しかし、同僚たちが残業しているので、ぼくも残った方がよいだろうか。
 そう考えながら、トイレに行き、席に戻ると、ぼくが退社するものと決めてかかっているらしい若い男性社員が、ぼくのデスクに座り、夢中になって仕事をしている。ぼくは赤、黄、青、緑の色違いのノートを大切にしているが、それが床に放り出されている。寒くなったときのための用心に置かれている白と緑の2着のセーターもそうだ。彼はぼくの方を振り向きもしないが、ぼくは「デスク、貸してあげてもいいよ」と声をかけ、ノートとセーターを回収し、空いているスペースに収納する。そして、あきらめて、そのまま退社することにする。
 駅まで坂道を下って行く。ふと自分の服装に気がつく。ズボンは赤に白がまじったバラ色で、手に持った上着は紺色である。まるでカラーコーディネートができていない。おまけに、ズボンは足首が両足ともまくれあがっている。カッコ悪いので、ズボンの足元を直しながら、駅に着く。
 駅にはちょうど電車がすべりこんできたところだ。先に到着していた女性社員たちが我勝ちに無人の改札口にチケットを見せる格好をしながら殺到する。ぼくはまだ自動改札が導入される前の時代を扱った映画に出演しているのだ。そういえば反対側のホームに到着した電車も木製の車両である。跨線橋がないので、彼女たちは机や椅子をてんでに線路に積み上げ、それを乗り越えて隣の線路に渡る。ぼくもそれに倣うが、踏み台にした二脚の椅子がひっくり返る。ぼくはなんとか事なきを得たが、これが女性たちだったら事故になっただろう。駅員に文句を言うべきだと思う。
 電車に乗り込むと、ワンマン運転で、女性たちはてんでに運転手にお釣りをもらおうと殺到している。その間に、ぼくはがら空きの車内の後ろの席にゆったり座る。運転手はまるで機械のように「マーチ、マーチ、マーチ」という言葉を繰り返している。

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