10月19日の夢(新社屋)

 会社が新社屋に引っ越した。海の中に半島のように張り出した場所にある二階建ての建物で、元は大きな和風レストランだったらしい。どの部屋も畳敷きだが、その上にカーペットを敷いてみると、床が大きく波打っているのが見える。だが、窓からは海と東京タワーが見えて、素晴らしいロケーションだ。
 荷物が少ないので、あっという間に引っ越しも済んでしまった。とっくに別の場所に引っ越したはずだった元グループ企業のE社も、同じ建物の壁の向こうにいるらしいし、二階には元親会社も入ったようだ。
 その二階に上がってみると、下からぼく宛の荷物が届いたとの声がする。下へ降りようとして、女子社員たちが沸かしたばかりのコーヒーの鍋の中に足を突っ込む。この鍋の底からそのまま下へ降りられる気がしたのだ。しかし、女子社員たちがそんなことは無理だと言うので、足を抜き、隣の階段を使って、階下へ降りる。せっかく沸かしたばかりのコーヒーを汚して、悪かったなあと思う。
 今日は仕事もないし、早く帰りたい。と思っているうちに翌日になった。今日も会社で蒲団に入ったまま、本ばかり読んでいる。

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