7月15日の夢(敵の公演をスパイする)

 ぼくはスパイで、カメラマンのふりをして敵の野外公演の偵察に行く。ぼくも昔は取材記者だったから、こうした偽装は得意なのだ。客席には既に客が半分ほど入っている。ステージではリハーサルが始まっており、カメラマンが何人か取材中だ。中には以前の取材仲間の顔もある。ぼくは大胆にも最前列中央の席に座り、そこから至近距離でMCをしている敵の女性の顔を狙う。パシャッパシャッと小気味よいシャッター音がする。さらに最後方のカメラマン席に移動しようとするが、途中に座席や自転車が何列も置かれていて、邪魔になって行きつけない。しかたなくいったん柵を跨いで外に出て、池を隔てた街路から望遠でステージを狙う。だが今度はシャッター音がおかしい。フィルムがうまく巻き取れず、空回りしているようだ。この撮影は失敗のようだが、さっき会場で出会った知り合いのカメラマンに写真を借りることにしようと思う。

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