1月3日の夢(帰り道)

 大学からの帰り道を歩いている。本当は夕方から学内で人に会う約束があるのだが、人恋しいので帰る人たちに合わせて、駅への道をなんとなく歩いている。振り返ると、後ろからそれほど親しくはないけれど、知っている人たちが三、四人やってくる。彼らに声をかけて一緒に駅に向かう。
 途中にお店に立ち寄り、靴を脱いで上がる。ところがみんな別の出口から外に出ることになる。ほかの人たちはそちらに靴があったが、ぼくひとりだけ入り口に靴を置いてきたので、取りに戻る。ようやく靴をはいて出口から出たときには、もう誰の姿も見えない。駅に向かって歩き、小高い場所に出る。振り返ると、大学からここまでの道が真下に俯瞰できる。そこを長髪の若い男がじぐざぐに歩いてくるのが見える。彼は超能力者で、ぼくが夕方会おうとしていたのは彼である。その男に相談事があるらしく、手前から一人の女性が彼に近づいていく。二人はトラックの荷台をはさんで両側から向き合って座る。ぼくも彼らの話を聞きたい。狙いを定めて飛び降りると、ちょうど荷台の上のパラソルの上に着地できた。女性の隣にぼくも座って、男と向き合う。そんなふうに突然ぼくが現れたのに、二人とも驚く様子がなく、ぼくに気づかなかったように話を続ける。

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