8月6日の夢(床屋)

会社を途中でさぼり、家のそばの床屋さんに向かう。床屋さんの何周年かの記念日なのか、それとも経営が思わしくないから、お客さんになってあげたいと思ったからなのかは、思い出せない。ただ、ぼくはもう四十年ぐらい床屋さんに行ったことがない(他人任せにするのがいやなので、必ず自分で調髪する)ので、相当な意気込みであることは確かだ。
 三時から開店のはずである。近くの公共駐車場に床屋さんの軽自動車が滑り込んできた。降りてきた床屋さんは長年Y社でお世話になったN氏である。ここで出張床屋をするつもりなのだろうか。
 開店まで待とうと、近くの喫茶店に入る。同席したおばさん三人組も、その床屋さんにこれから行くと話している。
 そろそろ開店時間だなと思って、店を出る。外はもう夕闇が降りていて、まるで見知らぬ街に来たみたいで、途方に暮れる。駐車場へ行くべきか、床屋のお店に行くべきか迷うが、お店に行くことにする。しかし、ぼくの歩いている方向が正しい道なのか、全く自信がない。

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