8月7日の夢(電車の中のレンガ)

 会社から定時に退社し、山手線に乗る。しかし、反対回りの電車に乗り間違えたことに気づき、ある駅で降りて、ホームの反対側の電車に乗り直す。短い編成なので、ドアから人がはみだすほどの超満員だ。あきらめて乗らない人たちも多いが、ぼくは無理をしてドアに体をねじ込む。すると、不思議なことに車内はがらがらである。奥に入っていくと、床に一個のレンガが置かれている。ぼくはそれを持って、ある駅で降りて、ホームの壁際に置く。そのとき初めて、間違えて快速電車に乗ってしまったことに気づく。乗換駅を通り越して、五反田まで来てしまった。腕時計を見る。これではまた家に帰るのが遅くなるなあと思う。
 そこへ二人の女性詩人が現れる。一人は人気者のHさんだ。彼女はさっきのレンガに似た正方形の物体を手にしている。この物体の光に当たると詩が書けるのだが、彼女はそれをぼくの足に押し当ててくれた。熱い! しかし、おかげでぼくはとてもいい詩を書くことができた。

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