6月13日の夢(青い服の少女)

 会社から外出したいと思うが、着ていくおしゃれな服がない。しかし、棚にちょうどいいシャツを見つける。これでかっこよく街に出られる。
 オフィスで自分の席から振り返り、後ろの席にいる少女にお説教をする。「きみの服は広辞苑という辞書の表紙に風合いが似ているね。もっとも今は電子辞書の時代だから、そんなもの見る機会はないかもしれないが」。少女は上下とも本当に広辞苑そっくりの青い服を着ているのだ。だが、もう一度後ろを振り返ると、少女の姿はない。幻影だったのだろうか。
 今日は会社の総会がある日だ、ということを街を歩いていて、急に思い出した。総会の進行台本はぼくが書いたのだが、まだ手直しをする箇所があった気がする。どんどん走って、街区の終わり近くにあるビルに飛び込む。自信はないが、多分ぼくの会社はこのあたりにあったはずだと思いながら。二階に駆け上がると、既にぼくの台本で総会は始まっていた。議長をしているのはOさんで、どうやら何の問題もなさそうである。

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