12月7日の夢(床屋)

 有名人の床屋さんを三人のクルーで取材にきた。クルーの一人は女性だ。待たされていて、なかなか取材が始まりそうにないので、ぼく一人だけ外へぶらぶらと出る。
 ところが外からふと店内を覗きこむと、二人の仲間の姿は消えている。ということは、ぼくを置いて、取材がどこかで始まってしまったということだろうか。
 しかたがない。そのまま帰宅することにし、電車に乗り込む。立ったまま本に夢中になっていたが、駅名のアナウンスを聞いて驚く。「いわき」だという。そういえば、さっき路線を間違えた気がしたのに、読書に我を忘れてよく確かめなかったのだ。ドアが閉まる前に、ホームへ飛び出そうか。しかし、なにか恥ずかしいので、次の駅で降りて戻ろう。これではいつ家に戻れるのか、わからない。

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