5月13日の夢(ワープロ)

 北極に近いシベリアにぼくらは入植した。氷の浮かんだ海から大波が押し寄せてきて、ぼくらの入植地の大半の家が押し流されたが、ぼくの家は大丈夫だった。
 その入植地が発展して町になり、その中央にある広場の右側に最新式のワープロが設置された。反対の左側には少し古いワープロが設置され、ぼくはそれを使い、ほぼ原稿を完成した。どちらのワープロも地下鉄にあるクーラーくらい巨大な、縦型の機械だ。
 翌日、原稿を完成させようと広場に行ってみると、いつのまにかぼくの使っていたワープロが見当たらない。驚いて上司に尋ねると、「もう撤去したが、悪いか?」と言われる。ある有名な女性のもとにワープロは送られたらしい。ぼくはなんとかしてそのワープロを探し出し、原稿を取り戻そうと走り出す。

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