3月8日の夢(講師)

 気づくと以前在籍した会社にぼくはまだ働いている。そこでやはり同じ雑誌を作っているらしい。しかし、社長は女性社長に代わり、彼女は社員を一新したばかりか、出入りの業者も変えてしまったので、コストが革命的に下がった。
 会社の仕事の仕方が変わったことを示すために、証拠写真を社員一人一人ついて撮ることにする。ぼくは湯呑みを手にしてカメラに収まる。これはお酒を飲みながらではなく、お茶を飲みながら仕事をするようになった、という変化を、象徴的に表現するためだ。
 夢中になってコピーをとっていると、もう夜の8時だ。また、こんなに夜遅くまで仕事をすることになってしまったのか、と我ながらちょっと驚く。コピー機の中に、紙といっしょに泥のような素材も突っ込んでしまったため、なかなかコピーが出てこない。
 会社が終わってから、Iさんが新たに作ってくれた映画教室の講師をしに出掛ける。初回こそ生徒がいなくてガラガラだった教室も、2回目の今日は若い人たちで満員になっている。とても嬉しい。生徒たちの前で、偉そうにちょっと気取ってみる。しかし、映画のことでぼくに教えられることなんて、何もない。何を話せばよいのだろう? じきに生徒たちに軽蔑されてしまうに違いない。

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