6月27日の夢(ピアニスト)

 日本を代表するピアニストのNHさんのお宅にもう一社の記者と、ピアノメーカーの担当者と共に伺った。今年五十周年を迎える彼女の共同インタビューを行うためだ。緑の森を眼下にした大きな窓のあるマンションは以前に伺った通りだが、以前高層階だった彼女の家がなぜか一階に変わっている。他社の記者が先に質問をする。五十周年のインタビューのはずなのに、なぜか生い立ちから今日までの話ばかりを質問して、「あとはそちらで」と言う。ちょっと戸惑う。もしかして、ぼくが途中で居眠りをしている間に五十周年関連の質問をしたのを聞き洩らしたのではないだろうか。ぼくは不安になり、ピアニストに「休憩しますか」と言う。彼女は「いや、いいです」と最初は言っていたが、なぜかやはり席を立って、休憩してしまう。「では再開は十九時から」と言われる。まだ十六時半なのに、とびっくりしていると、ほどなく彼女は戻ってきたので、「では」と質問しようとすると、ぼくの記録用のカセットテープが回ったままである。焦って、それを止め、裏返してセットしようとすると、はまらない。そこにいるみんなの力を借りて、なんとか押し込もうとするが、全くセットできない。ますます焦る。

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