6月6日の夢(原宿のバス停)

 妻と原宿の表参道のバス停で待ち合わせている。妻は既にそこへ着いているはずで、ぼくは表参道が木立越しに見える一本裏通りの路地を急ぎ足で歩く。ところが、表参道にこないだまで通じていた場所にいつのまにか門ができ、そこをふさぐように怖いおじさんたちとアメ車が止まっていて、出るに出られない。引き返し、木立の間を通り抜けて表参道に出ようとするが、間には細い水路と鉄条網があって、通り抜けることができない。
 いつのまにか妻とバスに乗っている。表参道からバスは青山通りに曲がり、外苑前方向に進んでいる。停留所に止まったので、はっとして妻に「どこ?」と尋ねる。乗り過ごしてしまったのではないかと、不安になったのだ。妻も「そういえば見慣れない場所ね」と言う。窓から見えるビルの壁に、走りすぎる電車の影が映る。ということは、ここで降りてちょうどいいのだ。
 そこは見慣れた場所のはずなのだが、右手と左手にちょうど90度の角度をなして、赤い稲荷神社が見えて、ぼくは一瞬方角を失う。でも、「多分、こっちだ」とぼくは言って、妻を誘導していく。

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