7月3日の夢(母屋と離れ)

 某大同人誌主催の詩人会議出席のため、山へ行く。ぼくは一人で列車に乗り、駅弁を食べる。次の瞬間にはぼくはワゴン車に乗っており、後ろのトランク部分に大きなスーツケースを持ち込んでいる。運転している男はほかの同乗者と打ち合わせしている話から、どうやら某有名漫画家らしいと分かる。道路の向こうからバスがやってきた。ツアーの本隊の乗ったバスだ。バスの窓から沢山のおばさん詩人が手を振っている。
 会議の会場に着いた。庭を隔てて、母屋と離れがあり、ぼくは本隊の人たちと別れて、離れの方に滞在する。そこには組み立て式のキーボードが置かれているので、組み立てて弾いてみたいと思う。ところが、部品は金属なのに、なにやら生き物めいたぞよぞよした感じである。マニュアルがあったので、読もうとする。ところが、その本はどっちが表紙でどっちが裏表紙かさえ分からない。テレビで野球中継をやっている。見ていると、いつのまにか剣道の試合の中継になっている。
 カメラマンのI氏が窓からぼーっと空を見上げている。白い雲が層となって、右の方の山から空半分を覆おうとしている。それを指さして、I氏に「大きな雲だね」と言う。どこからか、妻の「ご飯よーっ!」という声が聞こえる。思わず「はーいっ!」と答える。目を上げると、川の向こうで妻が呼んでいる。どうやら母屋で食事が始まるらしい。

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