10月2日の夢(バスを乗り間違える)

 会社を出て、家に帰ろうと、タイムレコーダーのところへ行く。タイムレコーダーは最新式のものになっていて、自分のホルダーにいくつもMO(光学ディスク)のようなものが入っている。朝、出社時にうっかり間違ったカードを押したことに今さらながら気づく。若い見知らぬ社員が後ろに沢山順番待ちをしているので焦るが、なんとか正しいカードを選び出して、退出時間を記録することができた。
 道路を歩いていると、ちょうどバス停に白い大型バスがすっと停まった。「しめた!」と早速乗り込む。ぼくのほかに二人のスーツ姿の男性が待っていたが、二人は後部ドアから乗り込み、ぼくだけ車体の中央部にあるドアから乗車した。
 車内を空席を探しながら、後部へ歩く。最後部から二列目が空いていたので、左側の席に座る。そのうち、このバスは市内バスではなく、どうやら高速バスらしいと気づく。どうやら駅へではなく、市外へ向かっているようだ。乗り間違えたことに気づき、ぼくはドキドキする。
 が、市内の見知った場所でバスが停まったので、ぼくは慌てて「降ります」と言う。
 気がつくと、いつのまにかぼくは最前列の左側の席に座っていて、すぐ右側の運転席には女性運転手が座っている。彼女は「料金は115円ですが、こういう10円玉をお持ちですか」と、ちょっと厚めの10円玉をぼくに見せる。財布を開けて探すと、その10円玉があった。これで、どうにか彼女の願いをかなえられそうだ。

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