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2012年03月15日

電子ブック漂流記 6)

電子ブック化がいちばんすすんでいるのは、いまもコミック(マンガ)など画像をメインにしたジャンルだ。ヨコ書きでも違和感のないハウツー本やビジネス書、学習書といったジャンルも健闘している。
一方、小説をはじめとする文芸ものは、iPad上陸時には大いに期待され喧伝もされたが、さほど広まっていない。

ひとつには"縦組みヨコ組み"問題もあるが、電子ブックが流通する場、つまり書店環境がネット上に整っていない、あるいはいびつに形成されていることが大きい。
とくに、ePubブックを専門に扱うApple社の「iBookstore」や、Amazonの「Kindle Store」(ePubも扱う)といった立役者の日本(語)での開店が遅々としてすすまない。国内外の出版利権が複雑に絡んでいるからだろう。
個人が出展、販売できるオープンマーケットであることも、開店を阻む要因になっているようだ。

そこで、それならePubブックを専門に扱うネット書店を自前でつくっちゃえ、と立ち上げたのが「ePubブックストア」だった。

続く

投稿者 oqx1 : 2012年03月15日 01:22

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