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2014年09月16日

ブルーオキナワ 2)

 沖縄から戻ったら、本土はずっと天候不順。各地で豪雨災害が頻発し、夏はどこへやら消え去っていた。沖縄にはじまり沖縄で終わった夏だったなあと、感慨深くしていたところ、きのうの夕方だった。時ならぬ蝉の声が休日の空に響きわたった。へ〜っ ?! ツクツクボーシだ。もう蝉はとっくに鳴き止んでこの頃はコオロギたちの天下に移ったはずが思いがけないツクヅク節。夏の終わりを律儀に宣告しているようでもあった。

 なにかが終わった。あるいは終わりつつある。本土に戻るとそんな息苦しい空気が充満している。沖縄滞在中に連日目にした辺野古の実情が、本土ではほとんど報道されなかったことも後で知った。
 本土では街を歩くと "禁" の字がやたらと目に付く。まあだいたいは後に煙とつくのだが...はは。新聞、週刊誌を開くと "特定秘密" だの "非国民" だの "国賊" だの死語だったはずの言葉が大手を振って行進している。この国はタブー社会に再び向かっているらしい。"オキナワ独立" のイメージが頭をよぎる。明後日はスコットランドの命運が決まる。

投稿者 oqx1 : 23:55 | コメント (0)

2014年09月15日

ブルーオキナワ

 もう一年以上になるが気分が低空飛行を続けている。ネット・ワーキングもダウンロードならぬダウンビート。無気力といおうか、鬱なのか。気がついたらブログからも遠ざかっていた。そうだ 沖縄、行こう。暗いブルースから明るいブルーへ、って広告屋の能天気はまだ健在か。まずは7月初めに明るいブルー計画を立案したが、これは前に書いたとおり台風8号のおかげ様であえなく頓挫した。
 懲りずにリベンジを図ったのが8月もお盆過ぎだった。こんどこそはとうちの本尊の朝顔に願掛けたせいか、幸運にもピーカンの青空に恵まれた。ひとまず元気を回復したのだった。

 が、一方で沖縄は能天気の思惑とは別の深刻なブルーの渦中にあった。辺野古への米軍基地移設問題だ。滞在中、期せずして新基地建設に向けたボーリング調査がはじまり、住民の海上での抗議活動を海上保安庁が暴力的に排除したり "確保" する様子が連日、宿のテレビに映されていた。時を同じくして本土では記録的な豪雨による広島土砂災害が発生し、その凄まじい被害を伝えていた。同宿していた広島からの家族連れは急ぎ帰郷した。元気が夕べの朝顔のようにしぼんでいった。

つづく

投稿者 oqx1 : 01:42 | コメント (0)