メイン

2011年08月08日

かちわり生活

数日前、冷蔵庫がなんの前触れもなく突然死した。
家人の泣き出しそうな知らせで出先から帰ると冷蔵庫様はもはや完全に冷たくなくなっていた。冷蔵庫のない生活。子どもの頃はあたりまえだったがいまでは一日一時間たりとも欠かせない。ましてこの暑さでは。中身もまるごと逝ってしまう、逝ってしまった。
少し前にi さんからいただいた山梨産の直送の完熟のみごとな桃はすでに胃袋へ避難済だったので助かった。

こんなときこそ年甲斐見せろよ、そうだまずは氷屋に頼もうと!家人に諮ると
えっ氷屋!って???
かつて氷屋は夏の定番だったのを知らないらしい。大きめの角氷を近所の氷屋から買ってきて、かち割って麦茶に入れたりかき氷をつくったりした、だろ?と説いたもののいまどき近所にあるはずもなくネットで捜したらあるにはあった。が、いつどうやって届くかもわからない。

コンビニにあるかもと気づいたのは次の日だった。さすがに角氷はなかったがかち割り状の氷をパックにしたのがあたりまえのように積まれていた。だいじなビールやらお酒やら焼酎やらやっと冷やせた。なんとかなるもので"かちわり生活"もわるくないなあと思った今年の夏だ。やっと蝉も鳴きはじめた。家人は泣いている。

投稿者 oqx1 : 06:53 | コメント (0)

2010年01月18日

(つづき)ダンダン、と

数寄屋橋のビルの地下街に「支那麺 はしご」という店があって、看板どおりならと気になったがメインは坦坦麺と知り、ずっとパスしていた。
辛いのがダメ、というよりそりゃラーメンじゃないんじゃまいかと。(いまでも必ずしもそう思っている)

店は最近、地下街からほど近い地上へ引っ越していた。一昨日、買い物がてらその新しい店をたまたま目にして知ったってわけ。支那の文字がやけに新鮮に見え、あらためて店頭のメニューを確かめると、どうやら辛くないのもあるらしいぞ。

それじゃあと意を決し中に入り、辛くない(坦坦ではない)のを注文。


このお店では坦坦(担担)麺をダンダンメンと読む(呼ぶ)。"はしご"に掛けてるのだろう。

これがただただ美味かった。パーコー(排骨)入りでちょっとケレン味があるものの基本は古典派といっていい、久々にa"〜うれしい支那そばだった。

となると、ナルト?はなかった、がもしかスルト、ダンダンはどーなると、ダダンとダンと、気になるのだった。

投稿者 oqx1 : 01:28 | コメント (2)

2010年01月17日

ラーメンとつけめん

この頃「つけめん」が若い人に人気らしい。というので
最近開店した近所の今風つけめん屋に挑戦してみた。けど、ぜんぜんダメでした。
麺が太すぎる。具が多いし、つゆは凝ってるように見える。が
支那そばの原点を忘れちゃ〜いませんかって?

ラーメンは細く、縮れ、コシがあり、ツユはほどよくあっさりして、やや鶏ガラか煮干し汁と鰹ブシの隠し味がきいた醤油味でなければならない、というのがわが東海道遠州のローカルスタンダードであり家訓だった。「かにや」という店に当時の名残りがあります。機会があったら寄ってみてね。

ところが子どもの頃は親が商売で忙しく、もっぱら店屋もの一辺倒なので、家に届くまでいつも数十分かかる。とうぜん麺がのびちゃって家訓は空腹に負けるしかありませんでした。それでも、だからかもしれません、美味かったなあ。

東銀座にこれに近いラーメンをだす「萬福(万福←マンチガイでした ^^;)」という店がある。
東京ラーメンと謳っているがこれがかつて全国津々浦々のスタンダードだったんじゃないかなあ。と思ったりするけど、まだまだこの古典派あちこちにあるかもしれない。

と、いまも機会があれば探索を続けているが、月島、深川近辺ではとんとみつからない。どんなもんじゃと町が開き直っている。
ところが、今日、銀座に出て新発見、というか再発見。ちょっと異色だけどスピリッツが近いラーメンに出会った。しばらくやみつきになりそう。

つづく やら


星笛館さんに先を越されちゃいましたが「食べログ」はじめました。
「ハヤシ」なら井の頭五郎ってはじめて知った。けっこう「ハヤシ」には自信あったんだけど、出直しだ。

投稿者 oqx1 : 05:56 | コメント (0)