3月26日の夢(ホールで釣り)

 通りかかったコンクリート造りの立派なホールの舞台で二人の女性が釣竿を振っている。一人はベテランらしく、竿を振るごとに高級魚がかかり、高い値段でその魚が売れていく。もう一人の少女は新人らしい。パソコン画面に個人カードを掲げて頑張っている。
 またそこを通りかかると、新人少女はまだその場所にいた。だが、パソコン画面に個人カードはない。ちゃんと頑張っているのだろうか。心配になる。

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3月24日の夢(電車事故)

 ぼくは電車会社の社員で、研修会に出席している。参加者がどんどん詰めかけ、ぼくは長円形の会議テーブルからはじきだされんばかりだ。
 支店に所属する電車が事故を起こしたという知らせが入り、ぼくは救援に駆けつける。負傷した社員たちが床に寝かされている。外のレールの上には一両編成の電車が前部の壊れたまま放置されている。ぼくは支店の書類を無事なものと、破損してしまったものにより分けて、積み上げる。通りかかった男性が壊れた支店を眺めて、「これは風で壊れたのですか」と尋ねる。ぼくは「違います。事故に遭ったんです。電車はそこにいます」と指さす。社長がやってきて、黙って一枚の手書きの紙を置く。それは事故のおわびに、社員に一か月分のボーナスを支給するという計算書だ。それを見ているうち、ぼくの目から涙があふれ、ぼくは激しく嗚咽する。

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3月22日の夢(休暇明け)

 休暇明けに出社すると、ぼくの席がオフィスの奥の方に変わっていた。オフィスと外の間は全面が透明ガラスで、緑の木々や青い海が美しい。窓の上には横にワイドな大スクリーンがあり、そこに映像が映る。始まってすぐ映像は途切れてしまう。どうしたのだろうと思うが、ぼくの前にいる人たちの頭が邪魔になって、ぼくに画面が見えないだけだった。窓の外の青空をジェット機の編隊が飛んでいく。だが、それは明らかにCG映像だ。どれが現実で、何が映像なのか、よく分からない。
 もう夜の8時だ。そろそろ帰ろうとするが、出口に行くには皆の書類や荷物を跨いでいかなくてはならない。あっという間に10時ごろになってしまう。階段を下りながら、席に上着やコートを置いてきてしまったことに気づく。慌てて戻り、コートを着るが、慌てていて裏返しに着てしまう。そういえば鞄も忘れていた。その中には先ほどN氏が「どうもすみません。忘れていて」と、何かの代金としてくれた札束が入っている。しかし、それはドル紙幣なので、このままでは使えない。
 会社から出たところには、大きなゲレンデがあり、どんどん人々がスキーで滑り降りてくる。もちろん東京にゲレンデがあるはずはなく、これはCGによる偽現実だ。向こうから女性詩人のKさんが歩いてくる。挨拶をするが、彼女は気づかずに通り過ぎてしまう。駅に着くと、ちょうど小田急線直通の電車が着いたところだ。京王線で帰るつもりだったが、小田急線で帰った方が便利だろうか、と考える。

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3月17日の夢(社員食堂)

 大企業を取材で訪問する。従業員ではないから社員食堂は利用できないと思うが、テーブル越しにいろんな食材が並んでいるのが見える。社員たちが列をつくり、殺到しているので、思わずつばを飲み込む。
 お昼休みが終わる頃、そろそろ社員食堂も空いてきた。思い切ってぼくは中に入る。テーブルの上には残り物が数皿あるだけだ。ぼくはその一皿を手に取り、一口食べる。そして飲み物を取りに行って戻ってみると、もうウェイターがその皿を下げてしまっていた。もう一皿も食材は残っていない。
 大きなビルに会社が移転した。地下に購買部がある。階段を無理な体勢で降りる。そのフロアの一番外側の吹き曝しに近い場所に、カメラの機材を収めたロッカーがある。記者章のピンクのバッジもあるので、それを襟元に留める。だが、肝心のカメラが見つからない。

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3月16日の夢(クリニック)

 かかりつけのクリニックに行く。いつのまにか院長の名前が変わっている。受付の部屋は和室で、畳の上に座っているのは、マスクで顔をおおっているものの、以前ぼくの勤めていた会社の社長U氏ではないか。ぼくはU氏に診察券を渡し、「Uさんですよね。どうしてこんなところにいるのですか?」と尋ねる。「いやあ、みんなからクビにされちゃいましてね」と彼は苦笑する。
 待合室を見回すと、たくさんの患者が待っている。医師が変わったというのに繁盛しているらしい。「今度の医者はよくないんですよね」という陰口が聞こえるが、ぼくには良い医者のような気がする。
 新しい社屋ができた。二階に木枠で囲われたベランダがあり、その外に物干し場がある。洗濯物を取り込むには、相当身を乗り出さなくてはならない。危険だが、ぼくは男としてやるべきだと思う。会社の建物から出て、外から眺めてみると、中から見たほど危険ではなさそうに見える。

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3月13日の夢(土饅頭ホテル)

 列車に女友達と乗っている。列車の窓は大型スクリーンで、そこには風景ではなく映画が上映されている。二本目の映画は時々早送りされる。三本目の映画は戦争映画だった。「この後、どうなるんだっけ?」と、ぼくは女友達に尋ねる。「敵軍は負けて、最後は戦車隊の解散式になるのよ」と彼女は答える。
 ぼくらは駅で降りて、その映画の中に入っていく。丘一面に階段状の土饅頭ともトーチカとも見えるものが同心円状に並んでいる。「ぼくたちは今夜どこに泊まるんだっけ?」と、女友達に尋ねる。「ここよ」と女友達は土饅頭を指さす。すると、丘の麓に座り込んでいた男性たちが一斉に立ち上がり、ぼくらの後に従う。女友達は確信を持った足どりで、ぼくらをホテルのフロントに導いていく。

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3月8日の夢(阿部巌宅訪問)

 詩人の故阿部巌さんの家を久しぶりに訪ねた。通されたのは庭に面した大きなガラス窓のあるダイニングルーム。庭は周囲の地面より十センチほど盛り土がしてあり、よく手入れされた花壇になっている。庭の向こうは人通りの多い緑の街区で、神宮外苑あたりのようだ。
 迎えてくれたのは若々しい美人の奥様。彼女と話していると、にこにこして元気な阿部さんが出てきて、ぼくに挨拶する。ひょっとして阿部さんはもう亡くなっていたのではと思っていた。体型はスリムでとても若々しい阿部さんを見て、ぼくはほっとする。お茶をいただきながら談笑するが、ぼくは話題が続かず、会話は途切れがちだ。せっかくお会いできたのに、これではいけないと焦る。そこへぼくの携帯に電話がかかってきた。話の腰を折りたくないので、一度目は無視する。だが二度目の電話に思わず出てしまう。男性の声で、いきなり名乗りもせずに「あの件ですが、これこれに決まりました」と一方的に話して切ろうとするので、慌てて「もしもしあなたは誰で、これは何の話ですか」と尋ねると、相手は旧知のK・S氏で、タレントの取材の日程の話だと分かる。だがその間に阿部夫人はさっさと食卓を片付け、「私はこれから仕事なので」と言って、席を立つ。ぼくはもうここから立ち去らねばならないことが悲しくてたまらない。
 タレントの取材は白と黒のインテリアの洒落た喫茶店で行うことになった。入り口のテーブルにぼくは席をとる。この日は朝から夕方まで次々と取材の予定が入っている。ウェイターのチーフはМ印刷のK氏だ。彼は予約票の束をめくり、「今日は一日ここで取材ですね」と確認し、奥へ行って、後輩のウェイターに細々と指示を出す。戻ってきた彼に「カメラはストロボを使わなければ、店内でも大丈夫ですか? ダメならそこの外廊下で撮影しますが」と、ぼくは確認する。彼は無言だが、やはり外廊下で撮影した方がいいだろう。
 突然、右奥のテレビの前にいた小学校低学年の少女が長い悲鳴を上げる。「いやだー! はさまれちゃう!」と助けを求めている。見ると、テレビの中から新幹線が少女めがけて疾走してくる。ぼくは急いで駆けつけ、彼女を間一髪で救い出す。

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3月6日の夢(ベッド型トイレ)

 ぼくは秘密任務を帯びて、見知らぬ土地へチームで派遣されている。まずトイレに入る。部屋の中には歯科の診療台のような形の大きなベッドが二つ並んでいる。飛行機のファーストクラスの椅子のようなベッドというべきかもしれない。足元の毛布の上に、前にトイレを使った人の尿が溜まっていて、とても汚い。それに触れないように用を足そうとして、このベッド式便器には孔がないことを発見する。これでは用を足しても、ベッドが汚れるだけではないか。
 用を足すのを中止してベッドから降り、出ていこうとするが、バッグが見当たらない。隣のベッド式便器に寝ていた男が「この部屋に泊まるなら、ちゃんと確認すべきだったのに」と、ぼくにお説教をする。余計なお世話だ。バッグはベッドと壁との間から見つかった。
 駅で集合という指令がかかっているが、おなかが減った。駅の中に小さな屋台のような飲食店が並んでいて、中年の婦人が店番をしている。お客は頭のはげかかった初老の男。ぼくも何かを注文しようとするが、紙コップに入って陳列されているのは味噌汁だ。これではおなかの足しにならない。あきらめて外に出ようとして、婦人のわきにあるガラス戸を開けてくれるように頼む。だが、そのドアからは出られず、傍らにある別のドアから、ぼくは外に出た。
 すると、そこは濡れた大粒の砂利が広がる荒れ地で、あちこちに大小の岩塊が転がっている。とても美しい風景だ。観光地であるらしく、年配の観光客たちが三々五々散策している。どうやら駅とは反対側に出てしまったらしい。チームのみんなとはすっかりはぐれてしまった。

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3月5日の夢(スプーンがない)

 ぼくは大企業の社員だ。朝、出社すると、社員全員が社員食堂のようなところで、無料で好きなコーヒーを選んで飲むことができる。入り口のテーブルにたくさんの種類のコーヒーが置かれているが、粉で選ばなくてはならず、ぼくはその選択に自信がない。だが、コーヒーの上に生クリームがふわりと乗ったウィンナーコーヒーだけは、カップに入ったものが二つ用意されている。ぼくの前にいた男性社員がその一つを選んだので、ぼくも真似をして最後のウィンナーコーヒーを手にとる。傍らに砂糖やクリーム、スプーンなどを置いたコーナーがある。誰かが「スプーンがないね」と言う。本当だ。いくら探しても、スプーンはなく、耳かきのように小さなスプーンばかりだ。あきらめて、その一つを選び、食堂の奥に進む。食堂は一番奥がカギの手に曲がっていて、そこだけ入り口から見えないスペースになっている。ぼくはその一番奥のテーブルにウィンナーコーヒーのカップを置き、立ったままで飲む。みんな執務時間に入ったのに、こんなふうにのんびりとコーヒーを飲んでいてよいのだろうか。
 会社から外に出て、ふと自分のいでたちを顧みる。ぼく以外はみんなスーツとネクタイ姿なのに、ぼくは上着こそスーツを着ているが、下は細身のブルージーンズだ。こんな格好でよいのだろうかと戸惑う。

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3月3日の夢(マンション内のスーパー)

 夜遅く自分のマンションに帰ってきた。薄青い照明の中、若い女性がエレベーターに乗っていくのが見える。エレベーターホールで見ていると、階数表示の明かりが十三階で止まった。最上階の住人なのだなと思う。
 自分もマンションに入ろうとして、薄闇の中、入り口のベンチにホームレスらしい老女が一人腰かけているのに気づき、ドキッとする。よく見ると、ガラス張りのマンションのあちこちにそうした老人の姿が見える。そうした人たちのいない入り口からマンションに入る。
 すると、そこはスーパーマーケットになっている。自分のマンションにそんな店があるとは、今まで気づかなかった。老支配人が「買い物が終わったら、すぐに商品を持って、表に出てください」と呼び掛けている。もう夜の九時頃だろうか。きっと閉店時間なのだろう。ぼくも店内でいくつかの商品を購入する。

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