7月8日の夢(エッチな寄宿舎)

 野球部の寄宿舎で先輩といっしょに寝ている。先輩の一人部屋のはずなのに、なぜかツインのベッドが窓際に並んでいる。先輩はオウムの林死刑囚だ。彼がすやすやと寝息を立てている隣で、ぼくは自分の性欲を持て余している。隣の先輩が気づいて目を覚まさないかと心配だ。すると、いきなり窓から手が伸びてきて、ぼくのペニスを握った。驚いて飛び起きると、窓の外の塀に別の先輩が仁王立ちして、窓越しにぼくにいたずらをしているのだ。ぼくは室内を見回し、長い棒を見つけると、それを窓から突き出し、先輩の体を突く。不意をつかれた先輩は両手を振り回してバランスをとろうとするが、塀から落下した。かたわらで女の人の悲鳴が聞こえる。
 ぼくは何食わぬ顔をして、その部屋から出る。壁の上部の吊り棚に誰かが大工仕事をして、いろいろな飾りを取り付けたらしい。歩くのに邪魔になる。それを見ていた母が「そんなの取り外していいわよ」と言ってくれるので、ぼくは腹立ちまぎれに皆ぶち壊す。外へ出るのに最低限必要な軽い服装を身に着け、建物の外に出ようとする。建物の屋上に灰皿がある。カメラマンの忘れ物らしい。「それを返してくる」という女性をエレベーターで二階に降ろし、ぼくはそのまま一階に降りる。エレベーターの窓から名状し難い恐ろしいものが見えてきた。

カテゴリー: | 7月8日の夢(エッチな寄宿舎) はコメントを受け付けていません

7月6日の夢(輸送機でヒッチハイク)

 沖縄に米軍基地を見学に行く。車がビュンビュン疾走する道路に、詩人のS氏が立っている。「ここから路線バスは出ていますか」と尋ねると、「出ていないよ」というそっけない答えだ。しかたなく、ちょうど通りかかった巨大な米軍輸送機にヒッチハイクで乗せてもらうことにする。
 輸送機の貨物室は快適だが、前方に小さな横長の窓が一つあるだけだ。米軍機は何かを見つけたらしく、それを追撃するため、どすんと段差を降りて、海の中に入っていく。だが、ぼくは米軍輸送機の強固さを信じているので、他人事のようにその様子を眺めている。

カテゴリー: | 7月6日の夢(輸送機でヒッチハイク) はコメントを受け付けていません

7月5日の夢(病院デート)

 今日は女友達とのデートの日だ。しかし、彼女は表参道のキディランド前でタクシーを止め、ぼくを職場に送り出す。朝から代休をとるつもりだったのに、ちょっとがっかりだ。午前中はデスクでせっせと働き、頃合いを見てぼくは行先表示板に外出と書き込み、デートの場所へと向かう。
 出かけた先は北欧のような土地に立つ建物で、病院のような雰囲気だ。フローリングした床の真ん中に小さなテントが張ってある。ぼくらはこのテントでデートするのだ。ぼくは気づかれないよう、カメラマンを名乗り、取材しているふりをして、建物の中を偵察する。
 いったん外に出て、また室内に戻ると、光景は一変していた。フロアには男たちが足の踏み場もないほどたむろしていて、恋人のテントも見当たらない。焦るが、彼女は苦労していろいろなものを持ち込み、夕方にはようやく元のようなテントを張り直すことができた。でももう六時だ。すぐに帰らなくてはならない時間になってしまった。

カテゴリー: | 7月5日の夢(病院デート) はコメントを受け付けていません

7月3日の夢(映画館と食堂付き列車)

 ぼくは列車に乗っている。列車の中には映画館があり、観客席の真ん中のテーブルには鍋がいくつか湯気をたてている。そこから好きな料理を選んで食べながら、映画を観るのだ。初老の男が卵料理を皿に盛り、その皿を女友達の前に置く。ぼくは彼が自分の席に持っていく前に、たまたまそこに皿を置いたのだと思い、彼女に「それを食べてはダメだよ」と注意する。だが、男は単に女友達への好意でそれを置いてくれただけらしい。
 列車の右側は映画のスクリーンだが、左側は外の見える窓である。ぼくは隣に座った女性客と協力して、窓を開ける。映画と料理のおかげで、駅に着く頃には列車中の乗客が友達になっている。

カテゴリー: | 7月3日の夢(映画館と食堂付き列車) はコメントを受け付けていません

6月30日の夢(二枚の上着)

 残業をしていて、うっかり手をすべらせ、バスタブに上着を突っ込んで、びしょびしょにしてしまった。もう一枚上着を持っているが、そちらはチョークの粉だらけだ。びしょぴしょと粉粉の二枚の上着を家に持って帰るのには、どうすればいいだろう? どちらか一枚を着て、一枚を手に持って帰るのか? それとも二枚とも着て帰るべきだろうか?

カテゴリー: | 6月30日の夢(二枚の上着) はコメントを受け付けていません

6月29日の夢(K氏の助監督時代)

 詩人のK氏が助監督をしていた時代を女優が回想している。ふつうの助監督は撮影がうまくいかないと怒りまくるが、K氏はそうしないという。黙って、ただ自分の体を丸めた台本でバンバン叩くだけなのだという。だけど、それで彼の機嫌が悪いことが分かる。だから、もう怒る必要もないのだそうだ。

カテゴリー: | 6月29日の夢(K氏の助監督時代) はコメントを受け付けていません

6月28日の夢(バリに土地を買う)

 東京を離れ、バリ島のような南の島で暮らすことにした。現地の不動産屋で契約が成立し、今日はその成約式だ。青空のもと緑の木陰の広場に人々が集まっている。二階の事務所からデスクや椅子が運び出され、野原に立派な式場ができた。司会者が右端のデスクからマイクで「ここが中心ですから、皆さんこちらに注目して」と挨拶する。そのときちょうど老所長が左端のデスクに遅れて座ったので、みんながどっと笑う。島の人々は本当にぼくがこの土地を借りるのかと尋ねる。ぼくは力強く頷く。式典の最初は地元の気象台員の天気予報だ。男がとぼけた調子で「今日は部屋の中を〇〇という鳥が飛ぶでしょう」と予言する。広場の周囲は緑に苔むした古代の遺跡だ。昔はここは動物園だったという。でも動物園を再建するのは無理らしい。

カテゴリー: | 6月28日の夢(バリに土地を買う) はコメントを受け付けていません

6月26日の夢(運動会でスピーチ)

 今日は運動会だ。運動会はサーカス小屋ぐらいの大きさの木造体育館が会場だ。満員の参加者たちを前に、ぼくは壇上でスピーチをする。そして、壇を降りると、なぜか会場はがらがらになっている。だが、ぼくは得意の絶頂という感じで、一番奥のテーブルの席に座って、リラックスする。この席は一番エライ人たちが座る場所のようだが、ほかには誰もいない。トップが座る真ん中の席さえ空けておけば大丈夫だろう。もう一つ手前のテーブルには副理事長らがやってきて座った。
 運動会が終わり、皆列車で帰ることになる。どの列車も天井や壁がなく、折れた柱がにょきにょき突き立っているだけの車両に、鈴なりになって乗り込む。今にもみんな零れ落ちそうだ。強制収容所への移送列車みたいだなと思う。
 新宿へ着いた。ホームの壁に開いたドアから入るように言われる。ドアが閉まると、その部屋はごとごとと動き出した。これはきっと、今噂になっている「乗り込んだ場所とは全く別の場所に客を降ろして驚かせるエレベーター」だろうと気づく。ぼくがそう言うと、周りの人たちは「なんだ、よく知っていたね」と驚く。

カテゴリー: | 6月26日の夢(運動会でスピーチ) はコメントを受け付けていません

6月24日の夢(バスに乗り遅れる)

 愛知県の半田に出張することになった。同行する同僚は父の顔をしている。父はJRの切符を二枚買ってくれた。東京駅のホームに出てから思い出した。半田にはJRの駅はない。名鉄しか停まらない。ぼくがそう言うと、父はホームにある臨時の券売所で、名鉄の切符に買い直してくれる。駅員は面倒くさがって、クリップに留めた領収書のように大きな切符を二枚、よこしてきた。また、ぼくは考える。ここは東京駅だ。ここから名鉄で半田まで行けるのだろうか? 行けるとして、はたして今日中に着くことができるのだろうか?
 結局、ぼくはツアーのバスに乗って海辺のさびれた街に着いた。道の駅のレストランで食券を買おうとするが、ぼくの前に三人の男子高校生が横入りした。そのせいだろうか。食券売り場はぼくの前でカーテンで窓口を閉ざしてしまった。
 しかたなく道の駅の反対側に行く。食料品売り場で食べ物をいくつか選び、女子店員にレジを打ってもらう。千円以下で買えた。バス乗り場は荒れ果てた砂丘のほとりにある。ポケットの時刻表を見ると、ぼくが乗ってきたツアーバスは一時間も前に東京への帰路についたところだった。ぼろぼろのバス停にあり、浮浪者のような男がベンチに座っている。もしかしたら東京に戻る路線バスがあるのだろうか。期待して時刻表を探すが、バス停にはそんなものも見当たらないのだった。

カテゴリー: | 6月24日の夢(バスに乗り遅れる) はコメントを受け付けていません

6月19日の夢(馬蹄形テレコ)

 今日は夕方四時から取材がある。忙しく仕事に追われているうちに、もう四時までは一時間を切った。慌ててテレコを借りに行く。いつもテレコが何台も置いてあるデスクの引き出しを探すが見当たらない。女性社員が「こっちです」と教えてくれる。別の引き出しを開けると、最新式のテレコがあった。黒くて大きな馬蹄形をしている。しかし、持ってみると、意外に軽い。早速使ってみようと思う。

カテゴリー: | 6月19日の夢(馬蹄形テレコ) はコメントを受け付けていません