10月24日の夢(ウエブで講演)

 「UFOと宇宙人は実在するか」というテーマで講演を始める。しかし、暗い部屋にはぼくの座る椅子とテーブルがあるだけで、聴衆はいない。これはウエブ講演だからだ。
 ぼくは「これはインターネットのツイキャスを使った講演なので、ここには誰もいないけれど、本当は皆が聴いてくれているんだね」と話し出す。「ぼくはUFOを見たことがあります。だからといってその実在を信じているわけではないんですよ。あれは小学五年生の時でした。自宅の庭の上をジュラルミンのように銀色に輝くドラム缶のような形のUFOがゆっくり回転しながら、低空で飛行していったんです。でも、あんなに大きく見えたUFOを隣にいた母親にいくら指差しても、母親には全く見えなかったんです……」。するといつの間にかぼくの足元に女性の老詩人が二人いて、うるさくぼくに質問してくる。話の腰を折られたぼくはたまりかねて、「ちょっとぼくの話を聴いて!」と彼らを叱りつける。

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10月22日の夢(マラソン大会)

 ぼくの通っている大学で共産党主催のマラソン大会がある。ぼくも出場するので、その説明会に出席した。四角い木のテーブルが並べられ、その周囲にぼくたちは着席している。説明を懸命にノートにメモしていて、ふと顔を上げると、みんなには二枚ずつ配られているゼッケンがぼくの前にはない。テーブルの向かい側に座っている詩人のT氏が「これは貰っていい?」と言って、さっさと目の前のゼッケンを取り、立ち去った。ぼくは写真係なので、カメラを抱えて走らなければならないらしい。係の男性がぼくにそのカメラを渡して操作方法を説明してくれる。なんと重たい二眼レフカメラだ。こんなものを持ってマラソンを走るのか?!

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10月18日の夢(北海道で野外演劇)

 仲間と北海道へ行き、野外の牧場のような場所で集団演劇をする。敵と味方に分かれ、撃ち合ったりする派手な演劇である。演じている中にはアフリカ系アメリカ人など外国人も混じっている。日本語でぼくはいろいろ指示を出すが、はたして彼らに通じているのかどうか疑問だ。
 演劇が終わり、今度はそれをテーマにシンポジウムのような催しをする。討論はぼくの思い描いた通り、うまく進行したが、時間を大幅に超過してしまった。後の便の飛行機で来た第二陣のメンバーが到着し、場所を変えて第二部に移ることになる。しかし、東京へ帰る予定の飛行機の時間を考えると、もう時間は一時間程度しか残っていない。これでは第二部の人たちから責任を追及されるのではないかと不安だ。

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10月17日の夢(代替わりした医院)

 今日は青山の眼科クリニックに行く日だ。女友達がついてきてくれる。途中、雨が降ってきたが、ぼくは傘がない。女友達の折り畳み傘をぼくがひろげ、相合傘にしてクリニックに着いた。
 受付の中年女性はなじみの気さくなおばさんだ。「いつもお仕事に行かれるの、ここから見ていますよ」と言われる。振り返ると、街全体が大きなビルで、しかも壁が透明だ。右下にぼくらの出て来た会社が見えることに驚く。
 待合室に入る。いつのまにか院長が息子に代替わりしていて、内部はすっかりリニューアルされている。左手にはお茶の飲めるドラッグストアがあり、女子高生たちが賑やかにおしゃべりに夢中。右手奥の以前リハビリの器械の並んでいた場所はゲーム機がいっぱいで、沢山の少年たちに占領されている。
 診察室に入る。驚いたことに椅子がなく、真ん中に背の高い四角いテーブルがあるだけ。若い医師とぼくはテーブルをはさみ、立って向かい合う。その上に診察する器械があって、それにぼくは腕を通し、スイッチを押す。器械は長い時間動いていて、その間医師は奥へ引っ込んでしまう。器械が止まったので、ぼくは思わずスイッチを切る。すると、医師と若いアシスタントの男は「スイッチを切ったので、せっかくのデータが消えてしまいました。困りましたね。これじゃ診察できない」と言う。ぼくは慌てて「家では血圧は120ぐらいでしたよ」と言うが、取り合ってもらえない。
 それなら中野の女医さんのところに行った方がいいと思う。しかし、中野への道は工事中で、レールのように細い道を延々と歩いていかなければならない。夜であたりは暗く、雨が降って足元はドロドロで滑りやすい。ぼくはあきらめて引き返すしかない。

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10月14日の夢(鞄を失くす)

 銀座にあるクライアントの事務所に行く。ぼくは海外出張から帰ったばかりで、なんだかぼーっとしている。ふと自分の服装を見直すと、ズボンの間から下のシャツが見えている。慌てて居住まいを正す。
 クライアントが新製品を出すので、同業他社とも分担して大がかりなキャンペーンを組むことになったという。その関係資料をぼくは巨大なバッグに詰め込んで会社に持ち帰ることになる。スーツをハンガーにかけたまま持ち運ぶケースみたいに大きなバッグだ。
 会社に戻ってみると、社内は足の踏み場もないほどに取っ散らかっている。上司に報告し、自席に戻るが、忙しくてバッグの整理をする暇がない。どこにバッグを置いたのか、見えないのが気にかかるが、忙しさに取りまぎれてしまう。
 だが、さすがにだんだん不安になり、社内を一階から二階までくまなく捜索する。バッグは見つからない。同僚に尋ねると「一色さんは社に戻ってきたとき、鞄なんか持ってなかったですよ」と言う。そこへキャンペーンの打ち合わせに他社のスタッフが現れる。さあ、ぼくはあの資料をどこへ失くしてしまったのか?! パニックになる。

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10月13日の夢(運転手の正体)

 海外出張を終えて、会社に戻るためタクシーに乗る。運転手は初老に近い、中年の男性だ。長い出張だったので、会社の様子も随分変わった。広大なオフィスはすり鉢状で同心円状にデスクが囲んでいる。オフィスの中心はすり鉢の遥か底の方。ぼくは一番外側の円、つまり一番高い場所にある。そのデスクは三人分がつながっていて、左は男性社員、右は新入社員の女性。ぼくは二人にはさまれた真ん中だ。
 早速、その席に荷物を置き、ランチボックスを開けて食べようとしたところで、それをひっくり返してしまう。慌ててそれを捨てようと階下に降りる。きょろきょろと探し回るが、どうしてもゴミ捨て場が見つからない。鞄の中には出張で撮影したばかりのピアニストの写真がいっぱいある。早く整理したいし、記事も書きたいのに。
 ふと階下の部屋を覗くと、一人の男性が寝ている。さっきのタクシーの運転手だ。実はこの会社のエライ人だったらしい。そういえばタクシーの運賃が未払いになっていた。慌てて支払おうとすると、彼の息子らしい青年が出てきて、にこにこしながらぼくからお札を受け取る。

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10月11日の夢(所沢への道)

 路線バスに乗っている。比較的空いていて、ぼく以外には中年のサラリーマンふうの男性が一人、ほかには若い女性グループが数人で、彼らはおしゃべりに余念がない。中年男性の運転手はマイクで「所沢への道は分かりにくいので、お気をつけください」と車内放送している。
 途中でふと気づくと、荷物を座席に置いたまま、男性の乗客の姿がない。どうやらそれに気づいたのはぼく一人だけらしい。
 終点に着いた。運転席の横の出口から降りようとすると、運転手がぼくを振り向いて「さっきはああ言いましたが、所沢への道は本当は簡単なんですよ」と告げる。
 そこから改札口までの間には広い待合室がいくつも並んでいる。女性客たちは最初の部屋に入り、またもやおしゃべりに夢中だ。ぼくは男性客の失踪について誰かに訴えたいと思うが、その相手が見当たらないまま、ついに最後の待合室まで来てしまった。

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10月6日の夢(独身寮)

 昨夜からぼくは独身寮に住むことになった。トイレに行きたくて目が覚める。廊下には既にきらきらとした朝日が射しこんでいる。部屋は四方の壁一面が書物で埋まっていて、何もかもが希望にあふれて輝いている。
 廊下をトイレに向かいながら腕時計を見ると、もうすぐ起床時間だ。このまま起きてしまおう。部屋に戻ろうとすると、各室のドアが開き、男女の寮生が入り口に立っている。見るとどの部屋も内部は書物でいっぱいで、ぼくの部屋とそっくりだ。うっかり手前の女性の寮生の部屋に入りそうになり、驚いて女性が一歩身を退く。
 自室に戻って着替えを始める。ぼくの部屋は廊下との間にも天井まで届く本棚があり、ここで着替えても外から見えることがないので、便利だなと思う。

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10月5日の夢(詩人パーティー)

 詩人たちのパーティー会場に出かける。レストランの入り口に透明プラスティックケースに入った料理の詰め合わせが山のように積まれている。中身は魚、肉、野菜……すべてが上等で、とてもおいしそうだ。入り口に縁台のようなものがあり、そこに知人の女性詩人がいるので、ぼくも隣に座る。楽しそうに話し込むうち、彼女の体がだんだんぼくに傾き、しなだれかかってくるが、心地よいのでそのままにしている。
 左手奥にあるパーティー会場に入る。ぼくに割り当てられたテーブルは三人席で、左と右に既に亡くなった長老詩人が座っていて、互いに口角泡を飛ばす勢いで話している。二人の間が空席になっていて、そこがぼくの席だ。あまり有り難くないが、ともかく席につく。そこではっと気がつく。入り口で貰った御馳走を忘れてきた。
 慌てて入り口に引き返すが、もうそれは誰かに持ち去られてしまったあとだ。それでも必死で料理をかき集め、席に戻ると、もうパーティーは終わりだという。
 テーブルの反対側にはポエトリー・スラム系の女性詩人たちがいて、「別の会で、会費がとても高いので、てっきり食事つきだと思ったのに、なんにも出なかったわ」とか「誰かが出演の順番を自分勝手に変更してしまったのよ」などという下世話な話を大声でしていて、なんだかいやな感じだ。

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10月3日の夢(粉かけ芋虫)

 合評会に行こうとして、乗換駅の新宿にいる。メンバーのAさんとTさんも一緒だ。Tさんは荷物を沢山持っており、それを整理するためスーツケースを床に下ろす。すると見知らぬ若い男が近づいてきて、「スーツケースを沢山お持ちですね。一つ貸してください」と一個持ち去ろうとする。慌てて男を追い払い、荷物を見張ることにする。
 その間にAさんは一匹の芋虫をつかまえ、その胴体に黄な粉のような粉をまぶす。床にあいた浅い円形の穴に虫を放すと、虫は逃れようとして穴の中を暴れまわる。暴れながら虫はどんどん大きくなり、やがて粉まみれのドブネズミのようになった。そして穴の縁を乗り越えて、外に逃げ出してしまう。
 三人は時計を見て、合評会の開催まであと15分もないことに気づく。急いで荷物を持つと、地下道を左に折れて乗り換えホームに向かう。

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