8月22日の夢(社長が追ってくる)

 夜の会社で尿意が我慢できず、人がいないのを幸い、二階へ上がる階段でズボンを下げ、歩きながら放尿し始める。すると、一階で人の気配がし、階段を上がってくる様子だ。振り返ると社長である。慌てて途中でズボンを上げ、二階のオフィスに急いで入る。そこには何人かの男性社員がいた。社長も入ってきて、みんなで親し気に談笑する。社長は白っぽいスーツを着て、スリムな体型で三十代か四十代。かっこいい。なぜかぼくだけ蒲団に足を突っ込んで寝たままである。
 そこを出て一階の廊下に降りる。ぼくのズボンは案の定、大きな染みができている。何人かの女性社員が残業しているのが見えたので、窓からボール紙を一枚彼女たちに手渡してから退社する。

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8月19日の夢(複数のぼくと単数のぼく)

 眠っていると妻が「○○起きて!」と呼ぶ。「でも今起きると、あなたは沢山のあなたとして起きるし、雨に濡れてしまうわ」と言う。ぼくの頭の中に畑に一列に並んで雨に濡れているスイカのような、たくさんのぼくの頭部のイメージが浮かぶ。「いやだ。ぼくはひとりで起きたい!」とぼくは叫ぶ。すると妻は「それではもっとひどい雨に打たれて、死んでしまうわよ」と言う。

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8月18日の夢(金八先生)

 自宅で出勤の準備をしながら、今日はH氏賞の打ち合わせの日だなと思う。だが電車に乗ってから、賞の規定などを書いた小冊子を家から持ってくるのを忘れたことに気づく。会社に着いてから探すが、会社はしばらく前に小さなオフィスに引っ越したばかりで、収納場所がなく、その小冊子の見本は捨てられたらしく、書類棚をすべて探しても見つからない。その入稿データはデザイナーのSくんのパソコンに保存されているのではないかと思いつくが、彼の姿も見当たらない。かわりに亡くなったはずのコピーライター、Aくんが席についているのを見かける。
 考えてみると、スポンサーの会社の広報部との打ち合わせは何時にどこで行われるのかも分からない。広報部に電話をかけてみようかと思う。いや、そんな事前の打ち合わせなどこれまでやったことがなかった。ただ、当日選考会場に行けばすむことだったと思い出し、ちょっとほっとする。
 気がゆるんで、教室(オフィスがいつのまにか学校の教室になっている)の入り口に寝転んでいると、がらっと扉を開けると、金八先生が満面の笑顔で廊下に立っている。そしてその顔のまま、ぼくの寝ている顔をまたいで、教室の中に入ってきた。
(註)これは夢です。現実のH氏賞は現在もH氏(平澤貞二郎氏)とご遺族の資金提供による基金を通じて運営されており、スポンサー企業はありません。

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8月10日の夢(きしめんのようなコード)

 会社で仕事をしている。ぼくの書いたコピーに対して、上司(なぜか有名詩人の方々)たちから沢山の直しが入り、作業がうまく進まない。席に戻ると、隣の女性社員が(Iさんの直しは進んだ?)と訊いてくるが「いや全然」と答える。それよりぼくはコピーに書き込んだ街並みの描写に会社の傍の街並みをそのまま使ったのがよくないような気がする。そのあたりの街並みはあまり美しいとはいえない、いかがわしいものだからだ。ぼくは窓から街並みをじっと見る。だが、ぼくが見る範囲では街並みはとてもきれいだ。風景がいかがわしく変化するのは、もっと何丁も先なのだった。これなら書き直すまでもないなと思う。別の男性の同僚が「そういえば〇〇さんのパソコンの出力が12年間も止まったままだったことがあったね」と言う。当の〇〇さんも「そうそう」と言うので、ぼくはそんなことがあったのかとびっくりする。そして自分のパソコンから出ているきしめんうどんのような白いコードをぶつりと指でちぎる。

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8月9日の夢(戦場からの脱出)

 仲間たちと戦場にいる。第二次世界大戦中のアメリカ兵のようなアーミー・スーツにヘルメット。敵の包囲から脱出するため、トンネルか洞窟のような場所に皆で行く。トンネルの両側にはたくさんの敵軍兵士がいる。ぼくらは彼らに紛れて入り口付近に腰を下ろす。仲間の女性兵士が敵に悟られるのではないかと心配するが、互いに敵兵士と何気ない会話を交わしてうまく切り抜ける。
 脱出して列車に乗っている。列車は明石大橋の上を右手に向かって進行する。窓からは海面が大きく渦を巻いているのが見える。渦潮は映画のコマ落としのようにすごいスピードで回転している。

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8月8日の夢(詩で未来を変える )

 これからの人生を変えていくプログラムを提供してくれる場所に夫婦二人で行く。クリニックのようでもあり、占い所や祈祷場のようでもあるが、こぎれいな白を基調とした部屋で、奥には窓がある。いろいろなプログラムがあり、妻は「詩で未来を書き換える」プログラムに取り組んでいる。手前に透明ガラスの壁があり、そこにみみずの列のようにも見える詩が赤い字で横書きに書かれているのを、自分の思い通りに書き換えていくのだ。背後からそれをぼくが見ていると、妻が「あなたもやる?」と振り向いて尋ねてくる。「いや、ぼくはいいよ」と遠慮するが、妻は目に見えて爽快な気分になっていくようだ。

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7月31日の夢(オカルト教団のパーティー)

 オカルト教団のパーティーの取材に行く。コンクリート造りのちょっとした会議室のような場所。教室形式に椅子が並べられ、イベントが進行するのを少し外れた場所から見守る。当然昼食が出ると思っていたのに、午前中に会議だけで解散してしまった。慌てて外に出て、メンバーを追いかけようとするが、皆早々に道路の向こうに姿を消していく。
 編集部に戻る。小荷物を発送しなくてはならない。ごてごてと紙を貼ってなんとか箱の形にできた。後はガムテープを貼り付けて、切手を貼るだけだ。それらを隣のビルの系列会社のオフィスに借りに行くが、中には誰もおらず、いつもの場所にそれらが見当たらない。しかたがないので編集部に戻る。
 同僚たちがぼくの髪の毛の茶髪を指摘して笑う。「ああ、これか……」。ウールのセーターを切って、鬘のようにしてかぶっていたのだ。「教団のイベントに出るには、こういう茶髪にしなくてはいけないんだ。苦労して変装したんだよ」と、ぼくは皆に言う。

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7月30日の夢(ジャングルジムから飛び降りる少年たち)

 ジャングルジムに小学生低学年くらいの少年たち数百人が鈴なりになっている。彼らの足元には碁盤の目のようにも見える四角い箱が数百個置かれている。少年たちは一斉に地面に飛び降りる。ほぼ全員がそれぞれの箱に気を付けの姿勢をして着地するが、一人の少年だけが失敗して水平に寝そべってしまった。それを見ているぼくもこれから、ジャングルジムから飛び降りなくてはならないらしい。

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7月29日の夢(黒いもの)

 家のトイレに入る。小さな物置ほどの広さがある。だが、部屋中にさまざまな物がいっぱいに置かれて、とてもトイレとは思えない。中でもインパクトのあるのは一足の黒い長靴だ。それでも便器ににじり寄って、僅かな隙間に放尿すればいいなと、気を取り直す。
 トイレを出て、「ここには黒いものがあるから安心だよね」と妻と語り合う。

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7月24日の夢(夢を貰う)

 ぼくと妻は広くて素敵だが、家具も何もない洋館の一室にいる。暮らし方を変えたいので、夢をくれる人から新しい夢をもらいたいと思う。部屋の左側には女優かタレントのような女性がいて、しきりに仕草でぼくらを誘う。けれど、ぼくと妻は彼女に背を向けて、部屋の右側に顔を向ける。そこには三人の男性がいて、見るたびに白い服を着ているようにも、茶色のスーツを着ているようにも見える。ぼくと妻は三人の夢を息を吸い込むようにして貰う。それはとても素晴らしい夢だった。

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