9月20日の夢(封筒の中身)

 会社で仕事していると、印刷所の女性が大きな封筒を届けてくれた。封筒には「スケジュール表」と書いてあるが、開けてみると中に入っていたのは、数枚のビルの中の見取り図面だった。「こんなものが出てきたけど、スケジュール表じゃないね」と近くの席の社員たちに見せようと思うが、年取った社員も若い社員も皆忙しそうだったので、封筒を棚の上に置き、自分も仕事に集中する。。

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9月18日の夢(生きている死者)

 ぼくは大宇宙を一周して地球へ戻ってきたところだ。ぼくは旅の途中で既に死んでしまったが、意識も肉体も保ったまま、地面に立っている。ぼくの方に沢山の飛行機の編隊が、そして列車の群が、それぞれ横一列に並んで進んでくる。手前では狭い川をはさんで両側に二列の縦隊をつくって人々が並んでいる。ぼくはその右岸の人々の足元の岸辺に寝転がっている。しかし、ぼくは死んでいるため見えないのか、誰もぼくに注意を払わない。葬式か結婚式かわからないが、何かの儀式に参列するために二列の人々が着飾って前進していく。ぼくは左の列の最後尾につく。その列のニ・三人前に肩を出したドレスを着た妻がいて、周りの人たちと談笑しているが、やはりぼくには気づかないままだ。

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9月17日の夢(途中下車)

 会社からバスで帰宅する途中、乗り換えるために下車をする。そこは都会の真ん中なのに、緑豊かな小高い丘の上で、庭園のように美しい。背後の山並みには墨絵のような雲もかかっている。庭園の奥に古風な和風建築の建物がある。何かの商店らしく、前庭に並んでいる商品が積み上げられているので、その一つを手に取って、玄関の横開きのドアを開ける。しかし中は奥の座敷までがらんとして、人の気配がない。庭園にいた人たちに尋ねると、「もう主人が店を閉めることにしたのだ」と言う。

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9月14日の夢(巨大なスマホ)

 妻と夜の買い物に出かけた。衣料品を売る店に入ろうとすると、ちょうど9時の閉店時間になったところで、消灯した瞬間だったが、ぼくらの顔を見て店員はまた明かりを点けてくれた。店内にはほかにも黒っぽい服装を着た女性の買い物客が何人もいる。離れて見て回るうち、いつのまにか妻とはぐれてしまった。待っていればいずれここに戻ってくるだろうと思うが、お店も閉まりそうなので、スマホを取り出して電話をしようとする。スマホは大型のiPadよりもっと大きく、しかも三層になっていて分厚い。手で持っているだけで大変である。電話をするには待ち受け画面を消さなくてはいけないと思うが、どうやってもうまくいかない。それを見て、ナマズ髭を生やした男がへらへらしながら「もっといいやつに替えてあげましょうか」と言ってくる。

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家を借りる

 一軒の家を誰が借りるかで、三つのグループの競合になった。一つはぼくたち夫婦。二つ目は二体の石仏。三つめは外国人らしい男女の若いカップル。ぼくたち夫婦が借りることになったが、住むにはこの家を直さなければならないので、ほかの二つのグループに知恵を借りに行く。石仏の答えは「何もしない方がいい」というものだった。カップルのアドバイスは忘れてしまった。

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9月6日の夢(消えた床屋)

 いつもの床屋に行くと、店が改装されており、店内の右半分がタオルなどを売るショップになっている。しかも「今日は親方がいないので、床屋はできません」と追い返されてしまった。
 別の日に出直すと、店はすっかり解体され、地面には店舗の残骸が散らばっている。更地になった敷地の奥に三角形に土地が区切られ、大きな看板が立っている。新しい商業ビルの広告である。しかし何度看板を見直しても、地図が描かれておらず、そのビルがどこにあるのか、はたして床屋がそのビルにあるのかさえ分からない。これからぼくはどこで頭をカットすればよいのかと途方に暮れる。

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9月4日の夢(お姉さんの缶詰)

 妻が「お姉さんの缶詰」を20個注文した。玄関にそれを配達しに来た中年の男は「こんなもの役に立たないよ」と言うが、家の奥にいる妻は自信満々だ。ぼくが持ってみると、缶詰はずっしりと重い。

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9月3日の夢(虎に襲われる)

 氷河の流れ下る斜面を上空から俯瞰している。「こうした氷河には鰐が棲んでいて、空腹時には人を襲う」というナレーションが聞こえる。ちょうど氷河の上方から一匹の鰐が降りてきて、人々が下方へ逃げ惑う様子が見える。
 いつのまにか鰐は一匹の虎に変わっていて、ぼくに向かって疾走してくる。小型で犬のように見えるが、それは虎である。ぼくは小屋の引き戸を閉めて、屋内に逃れようとする。間一髪ぼくは虎の鼻先で戸を閉めるが、戸の右下には四角い猫の通り道用の穴があいていて、そこから難なく虎は内部に入ってくる。絶体絶命と思ったところで、目が覚める。

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8月31日の夢(110番)

 家の庭に粗暴な中年男が侵入してきて、ぼくに「五万円を借りろ」と強要する。家には現実のぼくの家族とは関係ない見知らぬ家族たちがいるが、男を見てもみんなのんびりしている。ぼく一人だけが激怒して、携帯で110番する。しかし受話口から聞こえてくるのは、見知らぬ女性たちが座談会をしている音声だ。番号を間違えたと思い、もう一度110番を慎重に押すと、今度は警察につながった。だが既に男は立ち去っており、家族たちはあいかわらずのんびりしている。ぼくだけが激高して「110番してるんだけど、どうする?」「また男が帰ってくるんじゃないの?」と叫ぶが、誰も相手にしてくれない。

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8月27日の夢(イベントの後)

 詩のイベントが終わり、会場を出たところの舗道に体育座りをしている。そこへ人気詩人のW氏がやってきて、立ち話になる。「Wさんはフィールドワークをして、それを言葉にしていくから一篇の詩を書き上げるまでに、すごく時間をかけるんですよね」と、ぼくは言う。そこへM氏も参加するが、少し話をしただけで、立ち去ってしまう。W氏もいったん駅に向かって歩き出すが、ぼくが後を追いかけたので、駅前でもう一度腰を下ろして談笑する。そこへカップルらしい男女の詩人たちがやってきたので、W氏は二人にぼくを引き合わせて立ち去ろうとする。だが二人はぼくの見ず知らずの詩人である。慌てて「この方達はどなたですか」と尋ねると、一人は平仮名のペンネームだということだが、ぼくの知らない名前である。しばらく彼らと座って話すが、いつのまにか彼らは道路わきの川の水面から突き出した二つの岩の上に移り、そこで談笑を始める。川は深くて流れも速く白波が立っている。道路から二人に声が届かないわけでもないが、わざわざ彼らの会話に参加する必要もないだろう。みんな立ち去ってしまった。寂しさを感じるが、そのまま立ち上がって駅に向かう。
 会社のある原宿駅で電車を降りる。竹下口はイベントがあるようで混雑しているので、神宮口の改札に向かう。駅舎は木造で、さびれた改札口には制服を着た二人の初老の駅員が、切符に鋏を入れようと立っている。ぼくは定期券を持っているが、それは遠く青森県の駅を経由するもので、恐ろしく高額のものだ。ぼくはおそるおそる駅員に「この切符でいいのでしょうか」と定期券を差し出す。駅員は「ああ、これは……」と言って、ぼくを親切に路線図の下に案内する。「これは経由地の駅の名前が本当は間違っていて、直さねばあかんのですよ。そうすると、もっと安くなるはずなんですわ」と、ぼくに言う。

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