8月5日の夢(ケーキのセルフサービス)

 ケーキをセルフサービスで食べられるお店に入る。お腹が減っているので、早くトレーにケーキを取りたいが、そのトレーがどこにあるのか、分からない。探し回ったあげく、ほかの客のものよりかなり小ぶりの皿を見つける。急いで、欲しかった2種類のケーキのところへ行くと、あんなに山盛りされていたのに、どちらも1個も残っていない。とてもがっかりする。でも、とにかく手当たり次第に、目についたケーキを皿に盛りつける。みんな大きなケーキで皿からはみだすほどのでかさだ。それを早く食べたいと思うが、そばに一人のおばさんがいて、邪魔だ。思わず、「ばばあ、どけ!」と大声で怒鳴りつける。

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8月4日の夢(横浜へ走る)

 会社をぼくはしばらく休んでいて、久しぶりに出社した。女性詩人のH、男性詩人のTと共に、横浜へ出かけようとしていると、携帯が鳴った。出ると、最近知り合ったフィリッピーナの女性だ。用もないのに長話になる。この女性はきっと良からぬ商売をしていて、あわよくばぼくを誘おうとしているのだろうと思う。「じゃあね」と言って、話を終えるが、「切」のボタンを押し忘れていると、まだ相手も切っておらず、また話が続いてしまう。どうも、できれば切りたくないと思っているらしい。試しに、また「じゃあね」と言ってから、切らずにおくと、彼女はやっぱり自分からは切ろうとしない。
 そんなことをしているうちに、横浜に早く出かけないと遅刻してしまうことに気づく。一足先にTに出かけさせる。ぼくは出かけることを上司に報告しようと、自分のオフィスに行く。オフィスは学校の教室になっていて、担任である数学の教師が授業の真っ最中だ。ぼくは前方窓際の行動予定表のところに行き、自分の行き先を書き込む。担任が「どこへ行くのか」と尋ねるので、「横浜へ」と答える。また「何があるのか」と言うので、「数学の催しがあって」と答えるが、担任が数学の専門家なので、これでは嘘がばれるなと思う。慌てて「数学的なものとピアノとのコラボレーションの催しがあるのですよ」とテキトーに言い直す。「そうか。それなら、行かなければしょうがないな」と納得してくれた。
 あと30分しかない。さあ、急ごう。Hがぼくの前を走っていく。Tの姿は全く見えない。
 いつのまにか、ぼくは子ども時代の名古屋の実家付近を走っている。道路の右側に沿って、細長く畑ができていて、そこに最近何かの種をまいたばかりらしい。子どもたちが盛んに畑仕事をしている。この上を走って、種をほじくり出してしまってはまずいな、と不安になる。ふと見ると、すぐ前を長ネギの束を持った女性が走っていく。あれはHだろうか。ぼくは女性の顔がみんな同じに見えてしまうたちなので、本当にHかどうか自信がない。勇気を出して話しかけてみると、やはりHだった。「Tは?」と尋ねると、「あの人はいつも速いのよ」と答える。それにしても、ここはぼくの自宅の近くだから、こんなところを二人で走っているところを家族に見つかってはまずい。そのことをHに注意しようと思うが、言い出せずにいるうち、突然世界が変わった。ぼくはいきなり全く見たこともない場所に放り出されていて、面食らう。見回してみても、Hも見失ってしまった。ぼくはひとりぼっちで、西も東も分からない。

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8月3日の夢(うどんの自販機)

 浜松に出張した。バスに乗っていると、目の前でスキー客の若いカップルの乗った車が、空中に跳ね上がった。そのまま空中を飛行し、旋回して降りてくる。ぼくは車が地上に激突するのではないかと、ぞっとするが、車は無事に地面に着地する。さぞかし乗っていたカップルは怖かったと思うのに、二人は平気な顔をして車から降りてきた。ぼくは他の人たちとどこかへ行こうとしていたが、歩みをとめてみんなに「戻って、二人の話を聞こう」と言う。
 結局、浜松での仕事はキャンセルになり、新幹線で帰途につく。新幹線が町田の駅に着くと、女性詩人のIはここで乗り換えて、山梨に帰ると言う。ぼくもこのまま家に直帰したいが、まだ午後1時だ。会社に帰らなくてはいけないと思う。Iもそのまま東京まで行くことになるが、新幹線がなかなか発車しないのを見て、お腹が減っていたらしく、ホームに飛び降り、うどんの自動販売機に突進する。ボタンを押すと、どんぶりに入ったうどんが出てきた。それを持って発車ベルの鳴り出した列車に駆け込もうとするが、うどん屋ののれんが外れて、彼女の邪魔をする。必死に振り払うが、また邪魔をする。それでも、ようやくのれんを振りほどいて、無事、うどんを持って列車に戻ることができた。その間、ぼくは渾身の力で、閉まろうとするドアを押しとどめていた。

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8月2日の夢(バス停)

 駅前のバス停のベンチに遊覧バスに乗ろうと、家族連れが座っている。両親のほか子どもが何人もいる大家族だ。そこへ中年のおばさんがやってきて、「あたしは経験者だからね」と言い、座っていないで、ちゃんとバス停の前に立って並ぶように、アドバイスする。家族連れは一度はおばさんの言うことを聞き、立ってバス停の前に並ぶが、また間を詰めただけで、ベンチに座ってしまう。
 ちょっと変わった形の遊覧バスがやってきた。家族は当然バスがドアを開けてくれるものと思い込んで、悠然と座っている。しかし、ほかの車が間に入ってしまったため、少し離れたところに停車したバスの運転手は、誰も立たないのを見て、乗る意志がないと判断し、そのまま発車してしまう。慌てて家族連れは走ってバスの後を追いかけ、後部の窓を叩いてわめき立てる。運転手はようやく気づいて、「なんだ、乗るのか」という態度で、ドアを開ける。経験者のおばさんの意見をちゃんと聞けばよかったのだ。

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8月1日の夢(少年愛と火山)

 ぼくは取材の仕事で、頭を丸刈りにした男の子に会っている。戦後によくいた男子小学生のような感じだが、年齢はよく分からない。尋ねても、けっして答えようとしないのだ。子どもだと思うが、もしかしたら既に青年に近い年齢なのかもしれない。というのは、彼は同性愛者なので、そのために少年ふうの格好をしているのかもしれないからだ。彼を見ているうちに、ぼくも同性愛の相手として、彼に欲望を感じ始めた。ぼくは彼をものかげに連れ込む。
 次の朝、彼の家の玄関から、その兄弟たちが大勢出てきて、一列に並ぶ。ぼくと少年もものかげから出てきて、彼らに加わる。ぼくはこれで帰るので、お別れの挨拶のためだ。ぼくがここまで乗ってきた車を指さして、兄弟達は「S社(ぼくの勤めている会社)さんから、さわらんようにと言われたから」と、方言まじりで言う。
 そのとたん、道路の向こうから激しい爆発音がして、たくさんの小さな噴火口が地面にでき、噴煙を吹き上げながら、まっすぐぼくらの方に噴火が迫って来る。一瞬逃げようかと思うが、まだ少し距離があるので、踏みとどまって眺める。すると、噴火は途中で止まり、これ以上こちらに新しい火口ができる様子はない。火口の周りにもぞもぞ動くものが見える。どうやら鹿の群だ。火山は鹿たちといっしょに向こうへ戻っていく。
 雨が降ってきた。そこへ宮崎県のお国自慢のプラカードを掲げながら、宮崎のPRソングを賑やかに歌いつつ、大人と子どもの群れがやってきた。ここまではぼくの見ていた映画で、これは映画のラストシーンなのだ。
 スクリーンの前のステージにマイクを持った一人の青年が立ち、「さあ、これからぼくの話を聞いてください」と、会場の子どもたちに話しかける。ぼくはもう出かけなければならないが、お腹がぺこぺこだ。大好きなうどんと卵焼きを食べ始めるが、もっと食べたいのに鍋が見当たらない。かたわらでうどんをつるつると啜っている妻に「鍋はどこ?」と声をかける。妻はうどんを啜りながら、あちこち見回すが、鍋は見当たらず、ぼくに「もっと早く聞いてくれればよかったのに」と文句を言う。

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7月31日の夢(枕と共に渋谷をさまよう)

 渋谷の街をさまよって、おいしいコーヒーを飲める喫茶店かレストランを探している。確か、このビルにいい店があったと思い、開きにくい黒いドアを無理に押し開けて中に入ると、内部は工事中だ。以前は白かったドアがそういえば黒くなっていたのは、閉館されていたためなのかと気づく。それにしても、ビルの床は工事に携わる人夫たちの吐いた唾でいっぱいで、あまりにも汚い。
 外へ出て、大学街の方に行ってみる。すると、奥の校舎は解体工事中だ。この街ではもうおいしいコーヒーは飲めないのだなと思う。ふと気づくと、ぼくは手に紙コップを持っていて、中にはインスタントコーヒーが入っている。あきらめて、それを飲みながら駅の方に戻る。電車に乗って、原宿まで行けば、おいしいコーヒーが飲めるかもしれない。
 ホームに出ようとしたのか、ぼくはエレベーターに乗り込んだ。家族連れがいっしょに乗り込んできて、男の子が突然、投げ縄でぼくの体をぐるぐる巻きにしてしまった。父親が子どもに「やめなさい」と窘め、ぼくも子どもを「やめろ!」と怒鳴りつける。
 そんなことをしている間、エレベーターは止まったままで、全然動こうとしない。エレベーターの奥には、枕を持ったやせた青年がいたが、彼が不審に思ったらしく、前に出てきて、操作盤を眺める。すると、誰もボタンを押していなかったのだと分かる。彼が階数ボタンを押すと、ドアが閉まって、エレベーターは動き出した。
 ぼくは彼から枕を受け取って、二階で降りた。そこは二階のはずなのに、地平線まで緑の草木がおいしげって、とても素晴らしい場所だ。空中公園なのだろうか。枕をくれた青年と目が合い、思わずにっこりとぼくらは目礼を交わす。そして、枕をどこに捨てようかと悩みながら、公園の中をさまよい歩く。

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二日分の夢(郵便局・旅館・大使館)

また、夢のアップを溜め込んでしまっていました。
(7月25日の夢)
 タクシーを郵便局に乗り付け、運転手に「運転手さん、待ってて」と言って、降りる。と、そこにいた中年の女性がちょっとためらった後、そのタクシーに図々しく乗り込んでしまった。ぼくは自分の荷物をタクシーのトランクに載せたままなので、用が済むまで運転手に待っていてもらわないと困るのだが。
 とにかく郵便局の中に入る。カウンターがあり、左と右に窓口担当者が座っている。なぜか左側の窓口だけ列ができていて、女性客が担当者に盛んに何かを依頼している。一方、右側の中年の男のいる窓口には誰も客がおらず、男は手持ちぶさたな様子だ。ぼくはなぜか左右の二人の担当者を無視して、二人の間から奥に向けて「すみません」「お願いします」と声をかける。遠くで「はい」という女性の声がするが、なかなか出てきてくれない。ぼくはタクシーのトランクの中にある荷物をどうしても、その声の女性に受け付けてもらいたいのだ。
 旅館にカメラマンらと三人で泊まっている。朝、起きて、朝食に行こうとして二人とはぐれてしまう。幸い、一人で朝食にはありつけたものの、旅館中一階も二階もあらゆる部屋を探したのに、はぐれた二人を見つけ出すことができない。
 外へ出ようとすると、ちょうど宅配便がぼく宛に届いた。別のカメラマンからの仕上がりのCDだ。ぼく宛の手紙も付けられている。もしかして、今回の仕事をしたのはこのカメラマンで、ぼくがはぐれたと思っているカメラマンたちは最初から存在しなかったのではないかという気になる。
(7月28日の夢)
 義弟がカンボジア大使館に就職したという。それで彼を頼って、カンボジアの殿下と、ぼくの義兄の対談をしてもらうことにし、夜、夕食も食べないまま、その大使館に出かける。
 大使館には二間続きの待合室があって、ぼくのようなジャーナリストや地元の陳情者たちが大勢、殿下と面会できるのを待っている。しかし、いつまで待っても義兄が現れない。携帯で電話してみようと思うが、最近買い替えた携帯は使い方がわからず、「通話履歴」を表示させることができない。最初からそういう機能は付いていないのかもしれないと思う。もしかしたら義兄から知らないうちに電話連絡があったかもしれないのに、これではそれを確かめることさえできない。
 やむなく義弟を探して、大使館の執務室の中に入ってみる。しかし、館員たちは全員食事中で、義弟の姿も見えない。第一、義弟とはもう何年も会っていないから、顔さえよく覚えていないのだ。
 もう一時間半も待ったのだから、このまま帰ろうかと思ったとき、隣の部屋に立って、ぼくを見て笑っている男がいる。髪をポマードのようなもので、ぴったりと撫でつけ、面やつれしてカンボジア人と見違えるようだが、きっと義弟だろう。彼は「××です」と自分の名前を名乗る。やっぱりそうだった。ぼくは彼に「もう義兄は来ないかもしれないね」と言う。彼はにこにこしながら、「あっ、そう?」と言う。

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7月21日の夢(狂犬病)

(福岡のホテルで昨日見た夢です)
 日本で狂犬病が猛威をふるいだした。ある日、放送で突然、「今あなたの家にいない犬はもう帰ってこないかもしれません。海外へ行っている人も帰ってこないかもしれません」とアナウンスされたのだ。しかも、状況は日増しに悪化の一途をたどっていく。犬好きの姉妹のような女性二人と、ぼくは飼い犬を大きな保健施設へ連れて行く。ここで検査を受けるのだ。犬はそこへ着くまでの間に、何度もマーキングする。ぼくと犬が検査を受けている間、二人は離れたところにいる。施設の係員が、ぼくの提出した検査試料の、検査の終わったものを返してよこした。ぼくは大声で二人に「終わったぞ」と呼び掛ける。

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7月18日の夢(団体旅行)

 詩人の団体旅行で列車に乗っている。まだ降りる駅は先だと思っていたのに、ふと見ると、皆降り始めているではないか。ぼくは周囲に散らばった大きな荷物や上着、切符などを慌ててかき集め、両手にぶらさげてようやく降りることができた。
 改札口の前に1両の貨車が停車していて、右半分を通せんぼしている。左半分はあいているのだから、通れるはずなのだが、そこは通ってはいけない規則らしく、皆おとなしく貨車が動くのを待っている。
 やっと貨車が動いたので、改札を出る。その先の待合室はお店になっている。長老詩人のM氏が一つのテーブルにつき、「並んでいるテーブルを占領しておいたよ」と言う。ぼくは「じゃあ、ぼくも隣に」と彼と同じテーブルにつこうとするが、思い直して隣のテーブルにつく。

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7月17日の夢(詩人がいっぱい)

 国文学者で詩人のF氏の家へ、O、N両夫妻と共に、妻と遊びに行く。F氏宅の和室には大きな黒板があり、左右の半分は緑で、半分は青色に塗られている。どうやら、ここで塾も開いているらしい。みんなとの会話の中で、高見順賞が資金がなくなって終わってしまい、賞の名前だけをどこかのアマチュアが買い取ったという噂を聞く。ちょっと外に出て、妻とぼくが部屋に入っていくと、みんなは食事をしている。ぼくと妻だけ、食べ物がない。もう11時だ。早く家に帰りたい。
 F氏宅を誰かの車に同乗させてもらって、出る。運転手は途中、大きな杉の木のある神社のような場所に車を乗り付け、真っ暗な闇の中の神社を覗き込む。すると、そこは神社ではなく、中南米現代詩の翻訳で知られるF氏の自宅であることが分かる。

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