10月20日の夢(2つの短夢)

 田舎の小さな小学校にぼくは通っている。担任の女の先生はどうやら癌らしい。生徒たちが校舎に手作りの通路を造った。ジャングルジムのような階段をみんなするすると猿のように昇ったり降りたりしている。
 路上でデモ隊と機動隊の衝突の模様が再現されている。警察車両が沢山、路上を津波に押し流されるようにしてやってくる。車両だけでなく、ガードレールもばらばらになって、いっしょに流れてくる。

カテゴリー: | 10月20日の夢(2つの短夢) はコメントを受け付けていません

10月19日の夢(新社屋)

 会社が新社屋に引っ越した。海の中に半島のように張り出した場所にある二階建ての建物で、元は大きな和風レストランだったらしい。どの部屋も畳敷きだが、その上にカーペットを敷いてみると、床が大きく波打っているのが見える。だが、窓からは海と東京タワーが見えて、素晴らしいロケーションだ。
 荷物が少ないので、あっという間に引っ越しも済んでしまった。とっくに別の場所に引っ越したはずだった元グループ企業のE社も、同じ建物の壁の向こうにいるらしいし、二階には元親会社も入ったようだ。
 その二階に上がってみると、下からぼく宛の荷物が届いたとの声がする。下へ降りようとして、女子社員たちが沸かしたばかりのコーヒーの鍋の中に足を突っ込む。この鍋の底からそのまま下へ降りられる気がしたのだ。しかし、女子社員たちがそんなことは無理だと言うので、足を抜き、隣の階段を使って、階下へ降りる。せっかく沸かしたばかりのコーヒーを汚して、悪かったなあと思う。
 今日は仕事もないし、早く帰りたい。と思っているうちに翌日になった。今日も会社で蒲団に入ったまま、本ばかり読んでいる。

カテゴリー: | 10月19日の夢(新社屋) はコメントを受け付けていません

10月18日の夢(タバコ男)

 行きつけのレストランに皆で入っていく。全員知った仲間たちだ。レストランはテーブルが各五卓ぐらいが左右二列に並び、それぞれのテーブルの両側にある椅子は、病院の待合室にあるような長いソファーだ。ぼくはいつも左の列の入り口から二番目のテーブルを定席にしているのだが、今日はタバコをすぱすぱ吸って、もうもうと煙を上げている男が「ぼくはここへ座る」と言って、陣取ってしまった。しかたなく、ぼくはタバコ男から遠そうで、しかも既に席が埋まっていない、右の列の一番出入り口に近いテーブルに向かう。そこはウェイターがテーブルを片づけている最中だったが、ぼくは「そこ空いています?」と聞いて、手にしていたくしゃくしゃの布ナプキンをテーブルに置き、自分の席を確保した。ぼくの前任編集長だったK女史が急いで窓を開けて換気している。みんなあのタバコ男が大嫌いなのだ。

カテゴリー: | 10月18日の夢(タバコ男) はコメントを受け付けていません

10月16日の夢(死ぬのなんて怖くない!)

 部屋の真ん中に、病院をかたどった生クリームのケーキが置いてある。そのケーキに画面がズームアップすると、そこは病院の中の広間。その真ん中にも病院をかたどったケーキが置いてあり、それを囲み、患者たちが「死ぬのなんて怖くない!」と歌い踊っている。
 ジェリー藤尾(かつてのロカビリー歌手)が黄色い軍服を着て現れる。「こんなの着ているってことが問題だけど」と苦笑しながら・・・。そして、仲間たちとこの雨の中、このホテルを出て、どこへ行くべきか議論している。「ここからどこかへ行って、最後はこのホテルへまた戻るべきだ」と主張する者がいる。ある女性は「本当は海を渡って、故郷へ帰りたいけどね」と自嘲気味に語る。外はすっかり洪水になっている。ジェリーは車の運転をする男性に「岬もみんな水没しているのに、運転して行けるのか」と尋ねる。運転手は「行ける」と答える。
 夜道を歩いている。戦後のような真っ暗な夜道。そこで、一人の男がマイクを持って、光の中で歌っている。振り返って見ると、それは美輪明宏だ。彼は「こんばんは! 光(ひかり)明宏です。光、光・・」とコマーシャルソングのようなものを歌っている。新興宗教の宣伝らしい。

カテゴリー: | 10月16日の夢(死ぬのなんて怖くない!) はコメントを受け付けていません

10月14日の夢(鳥と家と総入れ歯)

 昔懐かしい物干し場のような場所に、どこからか鳥たちが沢山集まってきて、すごくうるさい。極彩色ではないものの、色とりどりの鳥たちの中には親子らしいものもいて、きょとんとしたかわいい目をしている。みんなぼくに何かを口々に訴えているようだが、それが何なのか分からないうちに、彼らは左の方へ飛び去ってしまった。
 ぼくの家の右側の土地がすごいスピードで移動しており、家は動かないのに、右側が全く違う景色になってしまった。一方、動かない左側は水路になっている。
 ぼくは総入れ歯になっていて、その入れ歯を息子に貸し出していたらしい。それを改めて装着しようとするが、半透明な紙が入れ歯の上にかぶせてあり、そこには食べ物の滓などが汚水と共にたまっていて、とても不潔な感じだ。ばりばりと紙を引き剥がすが、とてもこんなもの装着する気になれない。どこかに新しい紙はあるのだろうか?

カテゴリー: | 2件のコメント

10月12日の夢(強制終了)

 パソコンの画面をちょっと変えてみた。終了しようとすると、「終了の」アイコンの周りに小さな楕円形の図形がごちゃごちゃと集まってきたため、アイコンにカーソル(ポインター)を合わせようとしても、それらに邪魔されて終了することができない。しかたなく、強制終了をしたとたん、オフィスの壁にかかっていた二枚の絵のパネルが合体して、一枚のつまらない絵のパネルになってしまった。同僚にそうした事情を説明し、絵を指さして「取り外しますか?」と聞くが、同僚は「いや、そのままでいい」と言う。

カテゴリー: | 10月12日の夢(強制終了) はコメントを受け付けていません

10月10日の夢(枕を真っ二つ)

医者へ行き、診察室のベッドの上で、振り返るように体をねじった体勢で、自分の使っている白い枕を真ん中からノコギリで真っ二つに切り裂く。裂け目からちょっとだけ中身がはみだす。ベッドには玩具のようにミニチュアサイズの枕も沢山散らばっている。ぼくはそれらを拾い集め、「これは要らないね」と医者(あるいは看護婦)に言って、持ち帰る。

カテゴリー: | 10月10日の夢(枕を真っ二つ) はコメントを受け付けていません

10月9日の夢(小野十三郎さん)

詩人の小野十三郎さん(故人)がバルコニーで講演をしている。だが、遠慮っぽいのか、かなり奥の方でしゃべっている。と、奥の窓から、二人の男がバルコニーに出てきた。そして、バルコニーの左前方に出てくると、小野さんを無視して、傍若無人に二人で記念撮影を始める。その頃には、小野さんもようやくバルコニーの前面に出てきたが、今度はその小野さんの顔の下に、自分の顔をくっつけて、バルコニーの下にいる公式カメラマンに自分と小野さんとのツーショットを撮ってもらおうとする。あまりの無礼さに、ぼくは心の中で「ぶっ殺してやる! あいつを抹殺せよ!」と叫ぶ。

カテゴリー: | 10月9日の夢(小野十三郎さん) はコメントを受け付けていません

10月8日の夢(拳銃とのこぎり楽器)

 何かのお店の中に入ると、中に乗用車が一台いて、車内で拳銃を持った男どうしが険悪な表情でにらみあっている。先に入っていった妻がちょうど車のそばにさしかかったとき、その車が後方に急発進してバックする。危うく難を逃れた妻は、店内の事務室に通じるドアを咄嗟に開けて、中に飛び込む。中には女主人らしい女性がいて、急に飛び込んできた妻に驚くが、「あら、逃げるのね」と言って、妻を中に入れてくれる。一方、店内にはどこからか、手に手に拳銃を構えた男達が多数現れ、車の男を追いつめる。男は急いで車を捨てて、店外に逃げ出す。大勢の野次馬が店の周りを囲んで、「つかまった?」と興味津々だ。
 駅のホームで電車を待っている。発車まであと三分だ。すると、若い男性のミュージシャンが「三分間あるのなら、弾いてみる?」と言って、ホームにのこぎり楽器を取りだして、ひょおうひょおう・・・と弾き出す。鋸の上に分銅のような金属の塊を置き、それをあちこちに移動させて調律する。そして、弾き出したのは「宇宙戦艦ヤマト」のテーマソングだ。ぼくは後ろにいる妻に、「もっと前に出て、見たら?」と言おうと振り返るが、妻は興味津々で、既にぼくより前の方で見物していた。

カテゴリー: | 10月8日の夢(拳銃とのこぎり楽器) はコメントを受け付けていません

10月7日の夢(トイレ夢2つ)

 イランに滞在している。ぼくのいる部屋の両側に、近代的なトイレが二つ、左右対称についている。右の方のトイレの入り口のドアには、男物のコートが吊してある。入ってはいけないという印だろう。覗いてみると、大の字になって床に男が寝ている。手前に小さな男の子がいて、床に立ち小便している。そして男は「貸し切り中だから駄目だ」と言う。反対側のトイレも全く同じ状況。床がおしっこだらけの、こんなところに入らなくてはいけないのか。でも、必要に迫られたらしかたないな、と思う。
 新築マンションのトイレに入る。便器の前は開放された出窓で、その向こうの屋外に真っ青な水をたたえた半球状の石の貯水槽がある。これは飲料水らしい。だが、おしっこをすると、それはその飲料水の中に飛び込んでしまう。これはまずい。便器の中にちゃんとするようにする。すると、便器の中にしたおしっこは、貯水槽から流れ出た水と合流して下水へ流れ込んでいく。これでいいのだ。しかし、飲料水におしっこをしてしまったのは、まずかったなと思う。

カテゴリー: | 10月7日の夢(トイレ夢2つ) はコメントを受け付けていません