6月11日の夢(自分が二人)

 夜中にトイレに行こうとする。我が家なのだが、沢山の人が部屋の中で眠っているようだ。祖母や知らない男性など、沢山の人がトイレに起きてきていて、なかなか入ることができない。真夜中のトイレは幽霊が出そうで怖いので、誰かといっしょに入りたいと思うが、みんなさっさとすませて寝てしまった。しかたがないので一人で入ろうとする。トイレの前には沢山のスリッパが乱雑に置かれている。わらじから現代的なスリッパまでさまざまなものがあるが、なぜか全部片一方ずつ不揃いなものばかり。しかたなく片足にわらじ、片足に現代のスリッパをつっかけてトイレに入る。中はぼくが幼年時代を過ごした名古屋の実家のトイレだった。便器の前に立つと、自分の着ている長い寝巻がじゃまになる。おまけにぼくの体は左右に二体あって、複雑に腕がからみあっているため、うまく用をたすことができない。
 会社にいて、夕方からのプレゼンに行こうとしている。自分の作ったラフのコピーをしようと一階に降りるが、他の同僚がコピー機を使っていて、あきらめる。待つ間にラフの上に自分で作って置いておいた握りずしを全部自分で食べてしまった。しまった。コピーしてから食べるべきだったと思うが、もう遅い。

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6月6日の夢(タクシーで揮毫)

 大きなイベントで司会をすることになり、タクシーで会場に向かう。こういうときは祝いに運転手にご祝儀をはずむべきだ。まず記念として半紙に揮毫をする。この代金が1万3千円。そのほか、あれが8千円、これがいくら・・・と大変な出費になる。そういえば財布にはそんなにお金が入っていない。一番お金のかかる揮毫はやめるべきだろうか。第一、記念に運転手に渡すものなのだから、運転手の方が払うべきで、ぼくが払うのは筋違いではないか。
 そんなことを思っているうちに、ぼくは畳の部屋にいて、半紙に揮毫を終わったところだ。字の下手なぼくとしては、日付や会場や自分の名前もまあまあ書けていて、ほっとする。ところが、いつのまについたのだろう。半紙の上には何かの液体が飛び散った跡が点々と黄色いしみとなって残っている。やっぱり書きなおすべきだろうか。

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6月3日の夢(展覧会と映画館)

 明日は秋田へ出張するので、朝早く起きなければならない。それなのに親子で出品する展覧会の準備ができていない。父と母が11時近くなって制作を始めたので、ぼくも慌てて踏み台に上がって、高い棚の上のものをおろしたりして、材料を集め始める。家の中には古い人形やらガラクタなどが山のようにあり、箱庭風のオブジェを作るには材料に事欠かないのだ。12時頃、父はもうできたと言うが、ぼくの制作は夜中の3時を過ぎても終わらない。これでは寝ている暇がないので、制作を中止して眠った。
 翌朝起きて、階段を下りる。地下へ降りる長い階段は、降りても降りてもまだ深い。ぼくの横を女性が歩いて降りていくが、ぼくは足が立たず、這って降りなければならない。
 ようやく映画館に着いた。なんとか間に合ったようだ。マニアックな映画館らしく、喫茶店のようなつくりだ。もともとは喫茶店だったのを改造したのかもしれない。一番手前の席が空いていたので、そこに座るが、そこからは覗きこまないとスクリーンが見えない。奥にも空席があるようなので、中に入る。しかし、通路が狭く、椅子を乗り越える必要があるので、とても難儀をする。ちょうど一列すっかり空席があり、その一番通路側に座る。だが、こんなに通路が通りにくいのでは、途中でトイレに行くのも大変だろう。腕時計を見ると、まだ3分近くあるので、急いでトイレに行くことにする。ところがトイレの通路は既に用を足した人とこれから足す人とでごった返し、すれ違うのも容易ではない。これではやっぱり開園に間に合わないかもしれない。

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5月27日の夢(トイレ)

 我が家のトイレに入ろうとする。そういえば、我が家には男子中学生たちが合宿中だった。トイレは彼らで満員である。うっかり開けてしまったドアの下にスリッパがはさまり、閉まらなくなった。用を足して中から出てきた生徒に「ごめんね」と謝る。「ぼくは奥の個室の方でするよ」と他の生徒に言って、個室のドアを開ける。
 そのとたん、我が家のトイレは体育館くらいの広さになった。あちこちの床に便器が点在しており、中学生たちがてんでに用を足している。だが、ぼくの用を足そうとした便器はセメントで埋めて、しっかりと固められてしまっていて、ぼくだけが用を足せないのだった。

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5月27日の夢(ズボン)

 街を歩いていて、いつのまにか自分がズボンをはいていないことに気づく。恥ずかしいから、古着屋でズボンを買おうかと思うが、裸というわけでもないから、そのまま歩き続ける。原宿の駅前で学生時代の友人のHに会う。彼もずいぶん年取ったものだと感心する。別れ際、ぼくは彼に「実はズボンをはいていないんだ」とレインコートの前をちょっとだけ開けてみせるが、いつのまにかまたいつもの白いズボンをはいていた。
 もう会社は退職したのだが、会社に行って個室で原稿を書いている。その個室は壁の中に塗り込められたようにしてあるので、社員でさえ個室の存在に気づかないかもしれない。仕事を終わり、ドアを開けようとするが、ドアの調子が悪く、うまく開かない。もし開かなければ、誰もこの部屋の存在に気づかず、ぼくは閉じ込められてしまうかもしれない。ようやく引き戸をこじあけて、オフィスの中に出る。もう夜なので、誰もいないのかと一瞬思ったが、一番後ろのデスクで一人の女性社員が残業をしていた。彼女はぼくに目をやるが、たいして驚いたようではない。

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5月24日の夢(熊男)

 食べ歩きツアーのバスに乗り込む。ほとんどがおじさん、おばさんばかりだ。
 たとえばある場所では、禅寺の僧侶たちがそばをふるまってくれる。一人ずつ小皿を芝生のようなものの上に置いて待っていると、かたわらで何種類ものソバの苗を僧侶たちが育て、それを棒のようなもので押して丸めてソバにして、ぼくらの皿の上にソバが自動的に乗る仕組みだ。芝生のように見えたのは実は薬味で、それもいっしょに皿に乗ってくるのだ。
 最後はバスから降りて、電車に乗った。電車が地上から地下のトンネルに入るところで急停車した。ぼくの後ろにいたおばさんが押されて「いててー」と悲鳴を上げる。窓から前方を見ていると、熊の毛皮を着て、熊の仮面をつけた男がトンネルの中から出てきて、係の男たちにつかまえられるところだった。男たちは熊男を棒でさんざんにぶちのめす。どうやら最近、そういう熊退治のゲームがはやっているらしい。ぼくには熊男が哀れに思える。なんだか羊男を連想させる。殴られる熊男をかたわらに電車は動き出した。なんと、仮面をとった男は貧相な老人ではないか。乗客たちは「かわいそうに。本当にいたそうですよ」と同情する。

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5月22日の夢(眼医者)

 会社のデスクに向かっているが、実際はもうぼくには仕事がない。そういえば目がなんだか変だ。眼医者に出掛けることにする。男性の眼科医は「今日はもうここは終わりだから、昼ごろこの地図の場所を訪ねなさい」と言って、地図を渡してくれた。ここ以外にもう一つ彼が所属する本来の医院があったのだ。そのことを急に思い出し、とにかくそこへ行こうと思う。
 いったん会社に戻り、離席表に「中野」と書く。しかし、それは黒板である。そこに黒のマジックで書いたから、全く読めない。どうせもうこの会社にはおさらばなのだから、それでいいことにする。上司の目を盗んで部屋を出ることに成功。廊下で女子社員に「一色さん、かっこいいよ。また、うちの服着てくださいね」と声をかけられる。そういえばぼくは自社ブランドのモノクロのファッショナブルな服を身につけている。だが、お腹のあたりで重ね着がはみだしていたのに気づき、慌てて身だしなみを整える。
 だが、会社の玄関でさっき脱いだ自分の靴がいくら探しても見つからない。ぼくの会社は玄関に靴屋も開店しているから、ぼくのはいている他社の靴は捨てられてしまったのかもしれない。
 しかたなく雨の街を一人だけはだしで歩いていく。中野に行くためには新宿駅にまず行くのだ。だが、JRの新宿駅だったか、メトロの新宿駅だったか思い出せない。いつのまにか知らない地下道を歩いている。おまけにさっきの地図も忘れてきた。会社を出るのに手間取ったから、もう4時だ。眼医者はとっくに閉まっているかもしれないと思う。

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5月20日の夢(テレビ)

 ホテルでテレビを見ている。床に置かれた薄型テレビである。見たいミュージカル映画がこれから始まるところだ。しかし、音が小さく、よく聞こえない。気がつくと、部屋の中にはもう一人男性客がいる。彼は「いいですか」と言ってテレビにさわり、おかげで音はちゃんと聞こえるようになったが、別のつまらない番組に切り替えてしまった。がっかりだなあ。

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5月19日の夢(地獄)

 おんぼろのホテルに泊まっている。ぼろいホテルなので、ベッドさえないらしく、ぼくはミノムシのように寝袋にくるまって眠っている。ふと目覚めると、ぼくは眠ったまま寝袋の中で放尿していた。これはホテルの備品だから、見つかったらまずいことになる。そう思ったぼくは不安にかられて、部屋の外に出る。
 しかし、どうしようもないので、部屋に戻ることにする。確かぼくのいたのは1階の部屋だったと思うが、そこには別の客がいる。二階にも行ってみるが、やはり別の客の部屋になっている。もしかして地下だったかと思い、階段を下りると、そこは地獄のような場所だった。いや、本当に地獄なのかもしれない。針の山や血の池のような景色の向こうから、何か怖いものが襲ってきそうで、ぼくは慌てて一階に逃げ帰る。
 一階の客室は確かにぼくの部屋だったと思うのだが、寝袋は跡形もなく、真中に大きなテーブルが置かれて、三つの椅子が並んでいる。左右の椅子に見知らぬ中年のサラリーマンが座り、新聞を読んでいる。やはり、ぼくがいたのはこの部屋だったはずだ。あの寝袋をこの男たちが片付けたのだったら、かっこわるいなと思いつつ、空いている真中の椅子に座る。
 と、しばらくして、右側の男が「そろそろ行こうか」と左側の男に声をかけ、二人は部屋を出ていく。やはり二人は仲間だったのだ。そこへ突然割り込んだぼくはどんなふうに見えただろうかと、一瞬うろたえる。しかし、彼らが出て行ったのだから、ここはぼくの部屋に戻ったのだと思うが、それもまた早とちりだった。入口から既に次の客が入ってきて、「ここは私たちの部屋ですが」と、ぼくに言う。
 

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5月18日の夢(再開発)

 電車に乗っている。窓の外を見ていた頭のはげた男性が、「ぼくはここの産院で生まれたんです」と指をさす。しかし、そこには産院は見当たらず、地平線まで見渡す限り新しい建物群が工事中である。「再開発中だね」「遊園地になるのだろうか」などと、乗客たちは話し合う。

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